ロングライドは楽しいですけど、キツいです。
そしてそのキツさをかなり軽減してくれるのが、変速機です。
実際、20段、22段もの変速ができる最近の自転車は、かなりラクに走れます。
何度も何度も繰り返す発進とか、えんえん続く登りとか・・・
ロングライドで出会ういろいろな「負荷が高い」状況で、その負荷を最小にしてくれるからですね。
では・・「シングルスピード」でのロングライドって、どうでしょう?
ピストバイク系などの、シングルスピードの自転車しか持っていないとか、
もしくはあえて、変速機をつけないスタイルが好きとか・・・
そういった理由で、シングルスピードでのロングライドをやってみよう!としていたり・・
もしくは既に何度もやっている、という方も居ると思います。
私自身、シングルスピードの自転車を持っていて、それを使って何度もロングライドをしていますので・・
この記事では「シングルスピードでロングライド」って、どう?
といったテーマでお話ししていきます。
キツいときもある・・けど「なんとかなる」
シングルスピードは、キツいものです。
それはまあ、そうですよね。
ペダルがものすごく重くなってしまう、激坂とか、強い向かい風とか・・・
もしくは街中で、何度も繰り返す発進とかでもギアを落とせずに、
一種類のギアを使うわけですので。。
たとえばママチャリにも、シングルスピードはよくありますが・・・
ママチャリの場合はスピードを出す必要が無いですので、
「軽いギアひとつ」になっていることが多いです。
なので意外と、何度も発進を繰り返すような状況でも、大丈夫なんですね。
しかしピストバイクとか、シングルスピードのロードバイクとかだと、
ある程度スピードを出したいですので「重いギアひとつ」になっています。
ギアは重ければ重いほど、「脚の筋肉」に負担がくるものです。
そして山をひたすら登るような場面でも、ひたすら重いギアを踏むしか無いですので、
脚がパンパンになって動かなくなり、これがキツいのです。。
しかしそのキツさも、工夫次第である程度なんとかなるものだと思います。
例えば脚力をほとんど使わず、体重だけでペダルを回していく「休むダンシング」といったテクニックは、
自転車乗りのあいだではポピュラーだと思いますが・・・
これは重いギアの場合でも、脚の負担がかなり少なくなるテクニックですので、
これをうまいこと多用する・・とかですね。
実際、シングルスピードはこの「休むダンシング」が使えないと、
ある程度以上の坂を登るのは、ほとんど無理になってきます。
もしくは・・自転車には、軽いギアを効率よく回す「ハイケイデンス型」の乗り方と、
重めのギアをしっかり回していく「トルク型」の乗り方とがあるのですが・・
シングルスピードではもちろん、ギアを軽くして回転数を自由に上げる・・というのは無理ですので、
「トルク型」のほうを追求していくほうがいいと思います。
例えば「おじぎ乗り」といった乗り方は、ギアをむやみに落とさず、重いギアでも筋力に頼らず回していく方法を教えていて、
私も気に入って、よく勉強させてもらっています。
・・と、シングルスピードでのロングライド!というのは正直、キツイものではありますが・・
工夫次第でかなりのレベルで、何とかなるかな・・と実際、ロングライドを繰り返して思いました。
シングルスピードでロングライドに出ようかな?など考えている方の、なにかの参考になればと思います。