子ども用に、24インチの自転車を買おうかなと思うけど・・
身長的に、乗れるかどうか心配。
・・24インチに乗れる身長って、どのくらい?
24インチは一般的な自転車と比べると、ちょっと小さいホイールです。
なのでちょっと低めの身長でも、普通に乗れることが多く・・
なので子ども用自転車に、よく採用されます。
そして24インチの自転車を買おうかな?と検討すると・・
- 自分の子どもは、24インチの自転車に乗れる?
- 今後成長すると、24インチの自転車には乗れなくなる?
- 24インチの小さいホイールに、デメリットはある?
こういったところが気になるのではと思います。
なのでこの記事では、24インチの自転車は身長何センチから乗れる?
ここを軸に情報をまとめていこうと思います。
目次
24インチに乗れる身長は?
24インチの自転車に乗れる身長は?
ここを確実に知るためには・・
24インチの自転車を販売している各メーカーの公式情報を見るのが一番です。
なので以下、代表的な各社の公式情報をまとめて・・
それらを束ねて「24インチの自転車に乗れる身長は、これくらい!」を抽出してみます。
ブリジストン
ブリジストンの24インチ自転車たちの適正身長は、以上のような感じでした。
上から順に、適正身長を並べてみると・・
- 129 - 145cm
- 122 - 145cm
- 125 - 145cm
こうなっています。
これらをまとめて、ざっくりと言うなら・・
ブリジストンの24インチ自転車の適正身長は「125cmから145cm」くらい!
こう言って、大きな間違いは無いでしょう。
ルイガノ
ルイガノの適正身長は、こんな感じで・・
ほとんどの自転車が「130cmから145cm」となっていました。
ロードバイク系とかでも、わりと似たような感じです。
サイクルベースあさひ
サイクルベースあさひの適正身長は上のように、「130cm以上」や「135cm以上」みたいなざっくりしたものでした。
全体的に見ると、「130cm以上」のほうが主流で・・
「135cm以上」は、大人・子ども兼用の色が強い自転車に多いようでした。
まとめ
ここまでに挙げた、企業が実際に出している公式情報をベースにすると・・
24インチの自転車に乗れる身長は、だいたい「125cmから145cm」くらい!
こう言って、大きな間違いは無いと言えるでしょう。
しかしながら、会社や車体によって違ってくるところでもあり・・
欲しい会社・車種が決まっているなら、それをピンポイントで調べるほうがいいです。
もし決まっているならぜひ、ご自身でも検索して調べてみてください。
24インチに最適な年齢は?
24インチの自転車に乗れる身長は、そんな感じなのですが・・
じゃあ、乗るのに最適な「年齢」は何歳から何歳まで?
ここも知っておきたい、大事な視点となるでしょう。
今の年齢で、24インチを買っていいか?の判断の分かれ目になるからですね。
そしてまず、子どもの「年齢ごとの身長」の表を出してみると・・
「令和元年度 学校保健統計」より引用
こんな感じになっています。
この記事で仮定した、24インチに最適な身長を「125cmから145cmまで」とするなら・・
それに当てはまる年齢はだいたい「8歳から11歳まで」となってきます。
あくまで平均的な身長を軸にするなら、そのあたりが24インチに最適な年齢!ということになりますね。
見方を変えると最適な身長となる期間は3年くらい、とも言えるでしょう。
なので例えば現在お子さんが8歳で、平均程度の身長であるなら・・
今のうちに24インチの自転車を買い、3年間使い倒させる!
そして11歳になったら、次は27インチの自転車を買い与える・・みたいな戦略が立ってきます。
もしくは子どもは、年々すくすくと成長するものですので・・
現在は7歳でちょっと身長が足りないけど、1年もすればおそらくそのぶんは伸びるだろう!
なのでもう今のうちに、24インチを買ってしまっておこう!
そういった考え方もアリとなってきます。
ちなみに24インチよりも大きい「27インチ」の自転車に乗れる身長については、
上の記事で解説したのですが・・
27インチの場合、乗れる身長はだいたい「150cmから」となっています。
27インチは大人用自転車のサイズですので、150cm以降はずっと27インチということですね。
なので、あくまで平均身長だけを軸に考えると、
- 8歳未満は、20インチ以下の小さな子ども用自転車に乗せる
- 8-11歳は、24インチに乗せる
- 11歳以上になったら、27インチに乗せる
こんな感じの考え方が、いちばん自然になってくるでしょう。
大人になると乗れなくなるのか?
24インチの適正身長は、145cmまで。
じゃあ・・24インチって、それ以上の身長になると乗れなくなるの?
ここも、もちろん気になってくる視点でしょう。
自転車を買い替えるペースは、人それぞれです。
なので子どもに買ってあげた、24インチ自転車を・・
大人になってからも、ずっと使うことはできるの?
長く使おうとする場合、ここが気になるのは自然なことです。
成長し、身長が十分に高くなると・・
24インチ自転車はちょっと小さすぎる、最適ではないサイズになってきます。
そしてそうなるともちろん、乗りにくい自転車になってしまいます。
しかし、そんな状況になっても・・
- サドルを上げる
- ハンドル交換
- クランク交換
こういったちょっとしたカスタムで、また自転車を乗りやすい状態に戻すことは可能だったりします。
特にサドルを上げるのは、もっとも簡単な解決法です。
身長が伸びると脚も伸び、サドル低すぎ!となるものですが・・
そのぶんサドルを上げることができれば、ここは解決します。
しかしサドルを上げるにも限界がある、という事情はあります。
サドルは、
この、サドルの幹となる「シートポスト」を伸ばすことで高さを上げられるのですが・・
シートポストの長さが限界を越えると、すっぽ抜けてしまうからですね。
そして子ども用自転車では、この限界は低めになっていることが多いです。
なのでサドルを最大まで上げても、サドル低すぎる!となってしまうのなら・・
その自転車に大人になっても乗るのは、なかなか難しいことになってしまいます。
とはいえ自転車も車種によっては、その後のことを考えてシートポストを長く作ってあったりします。
もしくは長いシートポストにパーツ交換すれば、さらに上げることもできます。
なのでそういった視点から、解決できることもありますね。
ハンドル交換やクランク交換も、大人に乗っても乗るための手段です。
24インチの子ども用自転車は普通、ハンドル低め・クランク短めに作ってあるものですので・・
大人になるとどうしても、そのあたりが窮屈になってしまうものです。
しかしそれぞれのパーツは、交換可能ですので・・
もっと高いハンドル・もっと長いクランクに交換すれば、より大きい体格となっても乗り続けることはできます。
このあたりはお金が掛かってしまうので、新車に乗り換えるほうが良くなってしまうかもしれませんが・・
世の中には24インチどころか、「14インチの大人用自転車」なんてものも普通にあります。
いわゆる小径車・ミニベロとか言われるカテゴリですね。
なのでホイールが小さいから、大人は乗れない!なんてことはありません。
しかし子ども用を謳う自転車はやはり、小さな体格に合わせて作ってありますので・・
大人になったら買い替えるのか?それともカスタムなどして限界まで乗り続けるのか?
ここは考え方・財布の中身などと相談し、おのおのが考えていくところになるでしょう。
24インチであることのデメリットは?
子どもの今の身長を考えると、24インチが最適!
だけど・・24インチならではのデメリットって、何かあるの?
ここも、気になるところになってくるでしょう。
自転車・・特にママチャリのホイールサイズは、一般的には「27インチ」です。
そして24インチは比較すると、だいぶホイールが小さくなるので・・
それによって何か、足を引っ張る要素がでてくるかな?・・というのは大事なポイントです。
そしてホイールが小さいことによるデメリットは、
上の記事で詳しく解説していますが・・
まとめると、
- 巡航性能が低い
- 安定性が低い
ホイールが小さいことによるデメリットは、上のふたつです。
ホイールというのは、巨大なフリスビーみたいな特性を持ちます。
なので一度回転させると、回転し続けますし・・
高速で回転させると、それ自体が車体を安定させる効果を生みます。
しかしこれらの効果はホイールサイズに比例する、という事情があります。
なので27インチホイールより小さい、24インチだと・・
それら効果はどうしても、弱めになってしまうのです。
しかしホイールは小さいほうが、加速やクイックな動きに優れるという視点もあります。
なので街乗りといった状況では、ホイールは小さめのほうが優秀なことも多く・・
このあたりも含めると、どっちが絶対良い!とは言えなくなってくるわけですね。
24インチは、子ども用として代表的な自転車サイズです。
そして身長がベストマッチするなら、最適な一台となり得ますので・・
もしこの記事を読んで納得したのであれば、検討してみる価値はあるのではと思います。
今回は24インチの自転車に乗れる身長をテーマにお話ししました。