スマートウォッチは、自転車との相性がとても良いです。
ロードバイクなどの自転車で、知らない道を走るとき・・
「スマートフォン」や「ナビ専用デバイス」を自転車のハンドルに装着して、ナビをしてもらう人は多いと思います。
私もそのように、スマートフォンをハンドルに装着してナビをしていたのですが・・・
あるときランニングのログなどをとるために「ガーミンウォッチ」を購入してみました。
そしてある日思い立ち、自転車で100km程度を走るとき、そのウォッチでナビをさせてみたところ・・
意外にも「腕時計タイプのほうが、スマートフォンより便利なんじゃないか?」と思うほどに使いやすかったです。
なので以後、自転車でのナビはほぼすべてガーミンウォッチでするようになりました。
この記事を書いている時点で、ナビに使える代表的なウォッチは、こういったものですね。
ガーミンウォッチって・・
自転車ナビとして、どうすごいの?
具体的なナビの方法は?
どの機種を選べばいい?
この記事ではそんなところを、実際に使ってきた経験もベースにしながら、解説していきます。
目次
ガーミンウォッチは自転車ナビとして、ここが優秀!
ガーミン社は、モバイルGPSの世界では一、二を争うほどの有名企業です。
なので自転車の趣味とする方でも、ガーミン製品を持たれている方は多いと思います。
そして「ガーミンウォッチ」は、そのガーミンが発売するスマートウォッチで・・
登山・ランニング・自転車などなど、さまざまなアクティビティにおいて、
走行ルートのログをしてくれたり、迷わないようにナビしてくれたり・・といった機能に特化したウォッチです。
スマートウォッチといえば、いちばん有名なのはアップルウォッチだと思います。
そして例えば、そのアップルウォッチと比べてみたとしても・・
ガーミンウォッチは特に「自転車でナビをする」場合に、数々のアドバンテージを持っています。
① 「バッテリー持ち」が、すごく良い
ガーミンウォッチの、他のスマートウォッチと比べたメリット・・
いちばん大きいと思うのは、バッテリーの持ちがとても良いことです。
同じようにナビをさせる場合で、例えばアップルウォッチを比べてみると・・
バッテリーの減りかたは体感で「1/3以下」だと思いました。
15時間とか、20時間とか、そのくらいのあいだナビを続けられる感じです。
(仕様でも、そのくらいのバッテリー持続時間のようです)
ロードバイクで走っていて、ナビがバッテリー切れを起こす・・というのはもちろん、すごく困ることです。
なのでその重要な「バッテリー持ち」が良いのは、圧倒的なアドバンテージになりうるのです。
なぜガーミンウォッチは、そんなにもバッテリー持ちがいいのか?
「反射型液晶」を採用しているから
という、大きな理由があります。
液晶というのは普通は、自分自身で発光するものです。
しかし反射型液晶は自分からは発光せず、太陽や蛍光灯などの「反射光」だけで光るタイプの液晶です。
ガーミンウォッチに限らず、ガーミン製品は多くがこのタイプの液晶なのですが・・
ふつうの液晶と比べ、自分からは光を出さないので、とても少ないバッテリー消費で表示が可能なのです。
スマートフォンなどでいちばんバッテリーを食うのが「液晶を光らせる」機能ですので・・
これが無いなら、バッテリー持ちが劇的に良くなるのは、それはそうですよね。
ガーミンウォッチ以外だと例えば、Amazonの「Kindle」といったデバイスが、この反射型液晶を使っていることがあります。
そういったデバイスの場合、たとえば同サイズのiPadなどと比べてバッテリー持ちは良いはずです。
では、反射型液晶の「デメリット」は?
光が無い場所では見えないことですね。
例えばスマートフォンは真っ暗闇でも見えますが、ガーミンウォッチは真っ暗だとまったく、見えません。
しかしガーミンウォッチを使うシチュエーションは、そのほとんどが「屋外」です。
なので太陽がしっかり照っている間なら、もちろんバッチリ、くっきり見えますし・・
曇りなどでも意外と光の量は多いですので、問題なく見ることはできます。
そして真っ暗闇でもバックライトをつけることはできますので、ある程度バッテリー持ちが悪くはなるものの、ちゃんと見ることはできます。
なのでここは、さほどの問題にはならないです。
反射型液晶の他のデメリットとしては、「リフレッシュレートが低い」「表示が鮮やかではない」といったものがあります。
リフレッシュレートは「1秒間に何回、画面を切り替えられるか」で、
これが高いほど、たとえば動画やゲームがぬるぬる動くようになります。
現代の液晶だとたいてい「60」Hzか、それ以上ですね。
しかし反射型液晶の場合、機種にもよるのですが1秒間に10回以下とか、その程度のリフレッシュレートしか無いです。
そして反射型液晶は、画像や動画などの鮮やかな表示が難しいです。
現代のスマホは、写真などを鮮やかに、美しく表示してくれるものですが、
反射型液晶ではそこは、圧倒的に劣ります。
どうしてものっぺりした、きれいな発色ではない表示になってしまうんですね。
しかし・・「リフレッシュレート」「表示の鮮やかさ」はともに、ナビ用途だと必要ないはずです。
地図なんて、1秒に数回リフレッシュされれば十分ですし・・
表示が「美しい」必要なんて、もちろんまったく無いです。
と、反射型液晶にもいくつかのデメリットがあるわけですが・・
そのデメリットは、さほどの問題にはならないです。
だからこそガーミン社は、反射型液晶を採用しているわけですね。
というわけで・・「反射型液晶を使っているので、バッテリー持ちが良い!」
というのが、自転車ナビにおけるガーミンウォッチの、圧倒的なメリットになってきます。
② いちいち、取り外さなくていい
例えば、ちょっと自転車を降りてコンビニに・・
もしくは、風情のある神社があったので、自転車を停めて観光に・・
そんなとき、自転車からいちいち取り外さなくていい!
というのも、スマートウォッチの強みです。
ここはガーミンウォッチというよりは、スマートウォッチ全般の強みですね。
ナビ用デバイスは高価ですので、自転車から離れるときは基本的に、取り外すと思います。
何万円もする機器がちょっと目を離したスキに、無くなっていた・・
自分は考えるだけでもちょっと、ぞっとします。笑
しかし「常に身につけている」ウォッチデバイスなら、もちろんこの心配はほとんど無いです。
自転車の近くにいなくても当然、ずっと手首にありますので、常にちゃんと管理できます。
あっ、取り外すの忘れた!!・・とかが起きないのも、精神的にラクですね。
③ 「自転車以外」でも使える
自転車に乗っているとき「以外」でも、便利さを発揮してくれる・・というのも、メリットです。
たとえば「ランニング」に出れば、高性能なランニングウォッチとして、
ペースや走った距離を正確に測り、記録してくれますし・・
もちろんスイミング、登山、スキーなどなど、ガーミンデバイスはさまざまな活動に対応していますので、
そういった運動を管理することも、普通にできます。
歩数計とか、活動量計とか、睡眠の質チェッカーとかにもなりますし・・
電話やメールの着信を知らせてくれたり、コンビニで支払いに使えたり(ここはできない機種も多いですが)・・とかの、日常系の機能も充実しています。
自転車から降りたあとの、徒歩での観光地めぐり・・といった状況でも、
自転車に乗っているときと変わらずナビができる!というのも、強みですね。
もちろん自転車を使わない、徒歩メインの旅でもナビに活躍してくれます。
手首でちらちらと進む方向を確認できるのは、
たとえばスマホをかざしながら進む「歩きスマホ」でのナビと比べて、圧倒的に快適で、安全です。
・・と、「ウォッチ」スタイルのデバイスだと、自転車に装着するタイプの専用品と比べて、
自転車の上以外でも、いつでもどこでも助けてくれる・・というのが、かなり優秀だと思います。
・・と、ガーミンウォッチにはガーミンウォッチならではの、いろいろなメリットがあります。
ガーミンウォッチの「デメリット」はここ!
メリットだけでは不公平なので・・「デメリット」も見ていきましょう。
① 画面が小さい
まず・・画面は比較的、小さいです。
自転車に固定する場合と、腕に固定する場合・・
どちらがデバイスを大きくしやすいか?と考えると、ある程度仕方がないかもしれませんね。
たとえばガーミンウォッチだと、Fenix 5Xという機種を例にあげると、画面サイズは1.2インチです。
対してハンドルバーに固定するデバイスは、Edge 830という機種を例にあげると、サイズは2.6インチです。
まあ、インチ数にして倍以上の、かなりの差ですよね。
もちろんここまでサイズが違うと、見やすさにかなりの差が生まれます。
固定するデバイスだと、街中の道全体を見ることができるけど、ウォッチだとごく一部しか表示できない・・
なんてことも、普通に起きるでしょう。
しかしガーミンウォッチの画面が小さくて、困ることがあるか?
と考えると個人的には、あまり無いと感じます。
そもそもウォッチでナビするときには、「ちゃんとルートに沿っているか?」くらいしか見ませんし・・
そのくらいならウォッチの画面サイズでも、問題なく見ることができます。
ルートを外れたら振動で知らせてくれる機能なんかも、あったりしますし。
あとはウォッチは「顔に近づける」ことができますので、これで小ささをカバーすることもできます。
顔からの距離が半分になるところまで近づければ、画面サイズは2倍になるわけですので・・
小さくて見にくいなと思ったら、さっと顔に近づければいいです。
(もちろん、危険がない状況に限ります)
どうしても大画面で、街全体を確認したい!
そういう場合は、スマホを取り出せばいいだけです。
もちろん立ち止まる必要がでてきますが・・
道をじっくり検討するときは、いずれにしろ立ち止まるものですので、これも問題ないですね。
・・と、ガーミンウォッチには「画面が小さい」というデメリットが確かに有るのですが、
実用上、さほど問題ない範囲かな・・と、個人的には思います。
② 「チラ見」しにくい
デバイスをチラチラっと見て、マップなどを確認する「チラ見」がしにくい・・も、デメリットのひとつです。
ハンドルバーに固定したデバイスなら、視線を落とせば一瞬で確認できます。
なのですが・・ウォッチは位置的に、チラッと視線を送るのがちょっと難しいです。
角度的にも、常に画面が自分のほうを向いてはいませんので、見にくかったりもしますね。
とはいえここは、工夫すればある程度、改善できます。
ウォッチを装着するときに最初から、見えやすい角度に調整しておけば、チラっと見やすくなりますし・・
腕のほうを目の前にもってくる・・という、ウォッチならではやり方も有効です。
総じて・・
ガーミンウォッチには「ウォッチ」ならではの、ある程度のデメリットはあるなぁ。
しかし工夫次第ではあまり、問題なくなるかな。
というのが、何度もガーミンウォッチを使ってみての、ここに関する個人的な感想です。
ガーミンウォッチでナビをする、具体的な方法
ガーミンウォッチで自転車ナビをする・・って、具体的にはどんな感じ?
ガーミンウォッチは、入れたルートデータを画面に表示することができます。
そのためナビとして使うときは、あらかじめルートデータをウォッチに入れておき、
それを表示して、それに沿って走る・・という方法がいちばん有効です。
ルートをインポートすると、上の画像のように、ルートが表示されます。
ルートの作り方や、作ったルートのインポート方法については、この記事の下のほうで詳しく解説しているのですが・・
ガーミンコネクトというガーミン純正サービスでできますし、作業としてもシンプルでそんなにごちゃごちゃはしないのでは・・と思います。
上のようにルートを表示した状態で、自分の位置も同時に表示できますので・・
あとはルートを見ながら外れないように、沿って走り続けるだけです。
実際には、しばらく走って、ウォッチを見て走るルートを確認して、走って、ウォッチを見て確認して・・という感じになります。
よほど入り組んだルートでもない限り、ときどきチラチラ見ていれば大丈夫、という感じですね。
ルートを外れてしまったら、振動で知らせる機能とかもあります。
画面がやや小さいので、周囲がどんな地形なのか?を把握する!とかには向きませんが・・
そういうときは立ち止まって、スマホで確認すればいいわけですね。
(ここは、そのほうが圧倒的に便利です)
また、それ以外のナビの方法として・・・
ルートではなく、目的とする「地点」を指定して、そこまでの距離と方角だけを示し続けてもらう、ということもできます。
地点データを送る方法についても、この記事の下のほうで解説していますが・・
スマホやパソコンから地点データを送ることもできますし、
地点の「座標(経度・緯度)」さえわかれば、ウォッチ側で手打ちで設定することもできます。
この方法で目的地を設定すれば、
あとは目的地に到着するまで、目的地までの「距離」と「方角」だけをシンプルに表示し続けてくれます。
こちらのモードは、
「ナビをしてほしいけど、いちいちルートを作成するまでもない」という場合にとても便利です。
・・と、ガーミンウォッチでナビをしてもらう方法には「ルート」タイプと「地点」タイプの2種類がありますが、
それぞれ、かなり使いやすいと思います。
ガーミンウォッチで走るための「ルートデータ」を作成する方法
ガーミンウォッチで、自転車ナビをするなら・・
まずは「ルートデータ」を作らないと、話が始まりません。
ルートを作れるサービスというのはたくさんあり、それぞれ一長一短なのですが・・
私としてはやはり、ガーミンのウォッチを使うのなら「ガーミンコネクト」を使うのが、
ルートデータの送ったり・・などの運用がしやすかったりで、良いと思います。
ガーミンコネクトでルート作成をする方法は、上の記事で詳しく解説しています。
ガーミンウォッチをスマートフォンと連携し、ルートや地点データを送る方法
ルートが完成したら、それをウォッチに送る必要があります。
そしてここは、
① ルート作成サービスの機能で送る
② 「GPX」データ形式でダウンロードし、それを送る
大きく分けて、この2通りの方法になると思います。
まず①、ルート作成サービスの「ガーミンコネクト」を使ってデータを送る方法については、
この記事で詳しく解説しています。
スマホさえあればいつでもどこでも、作ったルートをぽいっとウォッチに送れますので、かなり便利です。
もしくは②、「GPXデータ」形式にしてから送る方法は、
こちらの記事で解説しています。
「GPX」は汎用性が高いルートデータの形式で、この形式にしておけばガーミンデバイス以外でも、
たいていのナビ用デバイスに、そのまま使うことができます。
なのでこちらの方法も、状況によってはおすすめです。
・・といった方法を使えば、ルートをスムーズにウォッチに送れるのでは、と思います。
ガーミンウォッチに「地図」を入れる方法
ガーミンウォッチは一部の機種では、「地図」をインストールし表示することができます。
地図を表示できないタイプでも、ルートや目的地・現在地を表示して、見ながら進むことはできるのですが・・
やっぱり地図があると、自転車で進んでいくときの「わかりやすさ」がぜんぜん違います。
あ、ここから先に行くと川があるな・・とか、ここから道が複雑なエリアだ・・とかいった情報が、
ナビをしながらリアルタイムでわかるのは、かなり強力ですね。
ガーミンウォッチに地図を入れる方法には、いくつかあるのですが・・
具体的には、以下の記事で詳しく解説しました。
ガーミンウォッチは「物理ボタン式」なのも強い
現代ではデバイスといえば、画面をタッチして操作する「タッチパネル式」が主流です。
言わずと知れた「iPhone」や「Android」は、言うまでもなくタッチパネル式ですし・・
「Apple Watch」といったスマートウォッチも、ことごとくがタッチパネル式です。
たとえば昔の携帯電話なんかは、ボタンをぽちぽちと押す「物理ボタン式」だったのですが・・
現代ではほんとうに、見る影もないほどに減りましたよね。
しかし・・これまでに自転車ナビ用として、いろいろなデバイスを使ってきたのですが・・・
ナビ用に限って言えば、「物理ボタン式」のほうが、実は、ずっと使いやすかったです。
物理ボタン式というのは、つまりは、昔の携帯電話のように、
ふつうのボタンをぽちぽち押すタイプ、ということですね。
そしてガーミンウォッチも、物理ボタン式です。
こんな感じで、本体に5つのボタンがついていて・・
これらをポチポチと押すことで、ナビのスタート・地点の指定・マップの表示や移動・・・といった機能を操作します。
液晶面はタッチパネルでは無く、タッチしても何も起きません。
この物理ボタン仕様、直感的な操作のしにくさなど、タッチパネルに劣る部分も多いのですが・・・
実は「ロードバイクでのツーリング」や「自転車旅」といった用途では、
タッチパネルよりずっと使いやすい、適したものなのです。
物理ボタン式はタッチパネル式に比べて・・
②:グローブをつけていても操作性が変わらない
③:手元を見ずに操作できる
という点が、決定的に優れています。
①:雨に強い
ひとつめに、物理ボタン式は、雨に強いです。
防水性が高いという意味ではなく、
雨に濡れたままでも、問題なく操作ができる、という意味です。
タッチパネル式のデバイスは、濡れていると、まともに操作できなくなります。
これについては、最近は防水スマートフォンも増えてきていますし、
水滴がついた状態のスマホを触ったことがある方なら、感覚的にわかるところだと思います。
水滴がつきまくったタッチパネルを指で操作しても、あらぬところをタップしたことになったり、
タップに反応しなかったり・・と、誤操作だらけになりますよね。
しかし、物理ボタン式だと、まったく問題ありません。
濡れていようが乾いていようが、たとえ泥でべちゃべちゃに汚れていようが、
カチ、カチと、確実に動作してくれます。
実際使って比べてみると、これはけっこう、ものすごいメリットです。
日本は雨が多く、やむを得ず雨の中を自転車で走ることは、けっこう多いと思うのですが・・・
タッチパネル式デバイスをナビに使っていると、雨の降る中に居るときは、ほとんど操作ができなくなってしまい、
場合によっては誤作動さえしかねません。
しかし物理ボタン式デバイスなら、雨の中でもまったく問題なく、
目的地を指定したり、マップの好きな場所を見たりできます。
自転車用に限らず、アウトドア系デバイスはこういう理由で、
あえて物理ボタンを採用している製品が、多かったりもします。
濡れようが汚れようが、確実に操作できる・・というのは、
普段の生活の中ではさほど重要でもないでしょうが・・
登山、山岳救助、ロングライド・・など過酷な状況では、すごく、重要なことなのです。
②:グローブをつけていても操作性が変わらない
ロードバイクなど自転車で、長距離を走ったりするのであれば、
グローブをつけることは多いと思います。
特に、真冬など寒い時期を、素手で乗り切れる方は少ないと思います。
たいてい、指先まで覆う、分厚いグローブを使うでしょう。
そして・・タッチパネル式デバイスは基本的に、
グローブをつけている最中は操作ができなくなってしまいます。
操作したいときは基本的に、毎回、グローブを外さざるを得ないですよね。。
最近は「スマートフォン対応グローブ」といったものもあり、
これの機能で、タッチパネルを操作できることもありますが・・・
自分もいくつか持っているのですが、
細かい操作などは難しく、かなり、使いにくいです。
ましてや、画面が小さくなりやすいナビ用デバイスですと、
さらに、ものすごく操作しにくいです。。
しかし、物理ボタン式であればグローブをしていても、ほぼ、関係ありません。
機種にもよりますが・・基本的に、素手のときとほぼ変わらない操作感で、
快適に操作することができます。
私は冷え性なので、寒い日はグローブが必須なのですが・・
グローブをつけた状態だと、物理ボタン式ウォッチのほうがはるかに快適なので、
ロングライド用ウォッチとしては、物理ボタン式だけを採用しています。
③:手元を見ずに操作できる
タッチパネル式デバイスは通常、「見ながら」しか操作できません。
画面に表示されたボタンなどを見て、そこに指を伸ばして、押す・・というプロセスが、どうしても必要です。
タッチパネルなんて、見なければたんなるツルツル面ですので、
それをノールックで操作する・・というのは、かなり難しいですよね。
しかし物理ボタン式の場合は、まったく見なくても、ある程度の操作ができてしまいます。
もちろん、慣れれば、にはなりますが・・・
たとえば、マップの表示にはこのボタンを1回押して、このボタンを2回押す・・
現在地の登録には、このボタンを何回押せばいい・・
みたいな感じで、必要な操作を覚えてしまえば、
デバイスをまったく見なくても、機能の呼び出しくらいなら普通にできてしまうのです。
これは完全に、指先の感覚だけで押すべき場所がわかる、
物理ボタン式ならではの強みですね。
マップの起動とか、近くのコンビニを探すとかするときに、
画面を見ずに、まわりを見渡しながらさくっと操作できる・・・
実際、ロードバイクでのライド中など、
アウトドアな状況の中で使っていただくと、わかると思いますが・・
これがなかなかに、便利なのです。
iPhoneなどのタッチパネル式も、「アクセシビリティ」などといった視覚障害者向け機能がありますので、
うまく使えば、見ずに操作も可能かもしれませんが・・
たとえ使えたとしても、やっぱり「使いやすさ」では、
物理ボタン式に遅れをとってしまうでしょう。
と、ふつうの生活の中では、タッチパネル式ウォッチでもまったく問題ないのですが・・・
自転車ナビだと雨に濡れたり、汚れたり、グローブを装備したりで活動することも多いです。
なので確実に操作でき、誤操作が起きにくい物理ボタンを採用している!
というのもガーミンウォッチの、強みのひとつです。
ナビに使うガーミンウォッチの、おすすめ機種はこれ!
ガーミンウォッチは種類がいろいろあって、一体どれを選べばいいんだ?となりがちです。
私自身、いま使っているウォッチを買う前には、かなりの情報収集が必要でした。
ガーミンウォッチのこの記事を書いている時点での、おすすめ機種を挙げてみると・・
これらのものが、地図機能もついていて、良いのではないかと思います。
ガーミンウォッチには、地図機能が無いものもけっこうありますので・・
たとえばガーミン日本公式サイトから、ちゃんと地図が入っているかどうか?を見ておく・・といったことは、とても重要です。
たとえば挙げました「Fenix 6X Sapphire Black」「Fenix 5S Plus」ですと、それぞれにおいて、
こんな感じで、地図がプリロードされていることが書いてあります。
(仕様は変わることもあり得ますので、ご自身でもご確認ください)
仕様一覧は「Fenix 6X Sapphire Black」ですと、こちらのページで・・
「Fenix 5S Plus」ですとこちらのページで確認することができます。
(それぞれ、ページの下のほうの「アウトドアレクリエーション機能」の項目に、該当部分があると思います)
ここで紹介しているのは「ガーミン フェニックス」シリーズで、ガーミンウォッチとしては定番なのですが・・
この記事を書いている時点では「6」シリーズが最新で、「5」シリーズがひとつ旧世代ですね。
そしてたとえば6シリーズですと「6」「6S」「6X」となって、
「6」がいちばんサイズが小さく、「6S」が中くらいで、「6X」がいちばん大きい・・みたいな感じです。
あとは、上で挙げたものはそれぞれ「日本正規品」になっていますが・・
もうひとつの選択肢として「並行輸入品の海外版」が買えることもあり、
こちらの場合は日本正規品と比べて「かなり安い」「日本語が読み込めない」「日本地図がプリロードされていない」といった特徴があります。
日本正規品と並行輸入品はどっちが良い?といったところは、
上の記事で解説していますが、このどちらを選ぶか?も考えどころですね。
サイズの違いだけでなく、型番によって地図機能の搭載・非搭載が分かれたりもしますので・・
繰り返しにはなりますがガーミン日本公式サイトといったものをじっくり見て、しっかり確認しておくことをおすすめします。
スマートウォッチ、特にガーミンウォッチは、
登山やランニングだけではなく自転車にも便利な、神デバイスです。
もし、自転車ナビとしてスマートフォンや専用デバイスを使っているけど、
大きすぎて邪魔・・振動で外れたりして面倒・・と思われる方は、
スマートウォッチ、特にガーミンウォッチを使うことを検討されてみてはいかがでしょうか。