よし、自転車をシングルスピードにしてみよう!!
そう思い立ったとき・・・
迷いやすいポイントは、ギア比だと思います。
シングルスピードは当然ですが、ギアがひとつしかありません。
なのでそのギア比を、どのくらいの重さにするのか?によって、
乗り味とか走りやすさとかが、まったく違ってくるのです。
現在、私自身もひとつシングルスピードの自転車を持っていて、
そのギア比をどうするか?はおおいに、悩んだものです。
なのでこの記事では、シングルスピードのギア比はどのくらいが最適?
そんな疑問に答えていきます。
目次
自分の「巡航」に、いちばん向いたギア比
まず、重視したほうがいいと思うのは、
「巡航」に向いたギア比にする、ということです。
巡航は、一定のスピードでずーっと、走り続ける状態のことですね。
そして自転車は「巡航」の時間が、いちばん長いと思います。
特にロードバイクとかだと、そうですよね。
なのでこの「巡航」がしやすいように合わせておけば、
自転車に乗っている大半の時間を、快適なギア比で走ることができます。
巡航しやすいギア比は、どのくらいか?というのはもちろん、個人差があると思います。
脚力とか、好みのケイデンスとか、いろいろな要素で変わってきますね。
自分の場合は、ロードバイクだと「50T - 17T」がいちばん巡航しやすいと感じました。
ここは、もし現在ギア有りのロードバイクをお持ちなら、ギア比をいろいろ変えながら探っていくのをおすすめしますし・・・
もしくはロードバイクでいう「アウターロー」くらいのギア比を軸にしながら、リアギアのサイズをすこしずつ交換し、
すこしずつ自分に合うギア比に近づけていく・・というのも、いいと思います。
「休むダンシング」に向いたギア比
シングルスピードのギア比を選ぶときには、もうひとつ、重要なポイントがあります。
「休むダンシング」がしやすいか?ということですね。
休むダンシングに関する詳しいことは、上の記事に書いたのですが・・・
休むダンシングとはつまり、ペダルを片側ずつ、体重だけでゆーっくり落としていくようなダンシングです。
この方法だと筋力をあまり使わず、体重だけで進めるので身体を「休める」ことができるわけです。
自転車が趣味の方なら、当然知っているようなことだったかもしれません・・
そしてシングルスピードでは、休むダンシングが必須です。
ギアつきの自転車なら、登りでギアが重くなったら当然、ギアを落とすわけですが・・・
シングルスピードではギアを落とせませんので、登りに入ったらペダルがものすごく重くなります。
だからといって筋力全開の、フルパワー・ダンシングなんて長くは持ちませんので、
結局シングルスピードで坂に入ると、休むダンシング一択になるわけですね。
そして休むダンシングに合わせる・・ということは、
坂でペダルに全体重を掛けたとき、ペダルがほどよい速度で落ちていくようなギア比にする、ということです。
あまりに重いギアだと、全体重を掛けたとしてもそもそも落ちていきませんし・・・
あまりに軽いギアだと、ペダルがくるくる回りすぎて、休むダンシングどころではなくなります。
もちろんこのあたりは坂のレベルとか、体重とかによって変わってきますので、
結局どのくらいのギア比がいいのか?は実際に走りながら、試行錯誤するしかないです。
とはいえ一例として挙げておくと、私の場合は、
上で書きました「50T - 17T」がいちばん良いと感じました。
このギア比だと巡航も、休むダンシングもしやすいので私にとってはベスト!・・と感じたものです。
今回はシングルスピードのギア比についてお話ししてみました。