ロングライドの王様は、ロードバイク!
というのが、一般的だと思います。
実際、ロングライドが一番ラクなのは、ロードバイクだと思います。
軽いし、走行抵抗が少ないし、姿勢をいろいろ変えられるので疲れにくいし・・・
でも・・「クロスバイク」でのロングライドも意外と、良いものです。
筆者は何度も、クロスバイクで100km以上を走ったことがありますが・・
あえてクロスバイクで長距離を走るのも、ぜんぜんアリだと思います。
なのでこの記事では実際、クロスバイクでロングライドって、どうなの?
といったところを解説していきます。
厳しいのは「ハンドル」、逆に言えばそのくらい
ロングライドといえばロードバイク!というのは、もはや定番の意見です。
そしてクロスバイクは、ロードバイクと比べるとロングライドには向かない。
・・というのが、もっぱらの意見でしょう。
では・・クロスバイクの具体的にどこが、ロングライドに向かないのでしょうか?
一番は「ハンドル」、ですね。
クロスバイクといえばまっすぐなハンドル、バーハンドルです。
ロードバイクのドロップハンドルとは、対照的ですね。
そしてこのバーハンドルは、街中などですばやく動くときには優秀なのですが・・・
ロングライドには向かないハンドルなのです。
バーハンドルだと手の向きが「横」になりますので、どうしても長時間ずっとそのままで居るには、無理な姿勢になります。
ふつうに歩いていると、こんな感じですが・・・
この手の向きは、ドロップハンドルを握るときの手の向きですよね。
バーハンドルを握るときの手の向きは、ここから90度回転したような形になりますので、
どうしても不自然になってしまうものです。。
何時間ものあいだ、自然ではない姿勢になっていると、
どうしても、肩こりが来たりとか、腕がしびれたりとかしやすいものです。
なので、長距離にはロードバイク!・・というのが、よく言われることになるんだと思います。
しかし・・ここは「バーエンドバー」があれば解決します。
バーエンドバーは、
こんな感じの、ハンドルの端っこにくっつけるバーなわけですが・・・
これを握っているあいだは、手を自然な「縦向き」にできます。
なのでクロスバイクでロングライドをしたいなら、このバーエンドバーをつけておけば、
体勢がキツくなってきたな・・と思ったらバーエンドバーを握れば、けっこう、回復できるものです。
これはバーエンドバーつきクロスバイクで、何度もロングライドをしてきた私自身の経験からも言えることです。
例えば、
こういった「バーエンドバーつきグリップ」といったものを装備していくほうが、
普通のシンプルなバーハンドルよりも、ロングライドにおいてはずっと有利だと思います。
バーエンドバーがあるぶん、握りの幅が狭くなるというデメリットはありますが・・・
通常、メリットのほうがずっと大きいですね。
そして・・「ハンドル以外」の部分は、ロードバイクと大して変わらないです。
現代では軽量なクロスバイクとか、タイヤが細くて走りやすいクロスバイクとかもたくさん出ていますし・・・
変速機などの「コンポーネント」に、ロードバイクとまったく同じものを使う機種も多いです。
ロードバイクこそ軽くて走りやすい!クロスバイクは重くて抵抗が大きい!というのは、過去の話になったな・・と思います。
なので、クロスバイクでロングライドをするなら・・
バーエンドバーをつけるとか、握り方を工夫するとかの「ハンドルがロングライドに向かない」対策さえちゃんとやれば、
ロードバイクともさほど変わらない、優れたロングライド能力が手に入る・・と思います。