ブロンプトンのメンテナンスって、どのくらい大変?
何をすればいいの?
工具はなにが必要で、お金はどのくらいかかる?
・・というのは、ブロンプトンを買ってみようかな?
もしくは、ブロンプトンに慣れてきたので、本格的に整備できるようになりたい!
などという場合、気になるところだと思います。
まず結論として・・ブロンプトンのメンテナンスはすこし、特殊です。
ふつうのロードバイクとかとまったく同じ!というわけにはいかず・・
ブロンプトンならではの必要アイテムとか、注意点とかがそれなりにあります。
私自身はブロンプトンをもう8年は使っていて、
メンテナンスももう何度もやっています。
なのでこの記事では、ブロンプトンのメンテナンスって実際、どんな感じ?
そんなところを解説していきます。
目次
どのあたりが「特殊」なの?
まず、ブロンプトンのメンテナンスには・・
「空気入れ」「チェーンの注油」「ブレーキシューの交換」
このあたりは、普通に必要です。
とはいえこのへんは、ロードバイクでもママチャリでも必要で、
べつにブロンプトンだからといって、免除されるわけもないところですね。
まあ、詳しく解説するまでもないと思います。
なので「ブロンプトン特有」のメンテナンス事情を説明していくと・・
- 「消耗品」が、ちょっと特殊
- 対応する「工具」が必要
- 「錆対策」が必要
と、いったところになると思います。
以下、ひとつずつ解説していきます。
「消耗品」は、なにが必要?
自転車のメンテナンスでは「消耗品」が必要になります。
チェーンオイルとか、すり減ってしまったタイヤとか、劣化したチューブとか・・
そのあたりはもちろん、消耗品ですね。
そしてブロンプトンだと例えば、「ホイールサイズ」が特殊ですので・・
「タイヤ・チューブ」はどれを選べばいいのか?がわからない!
と、なりやすいです。
なのでここは以下、それぞれ解説記事を用意しましたので、そちらをご覧ください。
タイヤ・チューブはどれを選べばいいか?どれがおすすめの良品なのか?
は、上の記事を読んでいただければわかると思います。
それ以外でも、ブロンプトンを使っていると・・
「ブロンプトンならではの特殊な消耗品」
を、調達する必要がでてくると思います。
ブロンプトンでは例えば、折りたたみ関節を固定する「ヒンジクランプ」なんかは、
たとえば2年に1回・・とかで、定期的に交換したいところです。
強い負荷がかかるところですし、破損がいきなり事故につながるようなところですので・・
もしくは「泥除け」はポリカーボネートという、プラスチックの一種でできていますので・・
ぶつかって割れてしまったり・・というのはもちろん、あり得ます。
そんな場合はもちろんそれぞれ、新しいものを調達すればいいわけですが・・
ブロンプトンの特殊な消耗品は、
Amazonなど一般的な通販サイトでは、取り扱いが無いので買えない
ことが、ほとんどなんですね。。
もちろん、ブロンプトン専門ショップとかだと買えると思いますが・・
ショップでアイテムを買うときはだいたい、そのショップに工賃を払って作業してもらうことになります。
なので「自分でメンテナンス」派にとっては、それも微妙だったりします。。
なので私自身の場合は、「CYCLETECH-IKD」という通販ショップで、
もう何度もブロンプトン用品を調達しています。
同サイトの「通信販売について」ページにあるように、いまどきメール注文で、代金は銀行振込、という形態ですが・・
同サイトのブロンプトン用品ページを見ていただければわかると思いますが、品揃えがかなり良く、
ブロンプトンに関わるたいていのアイテムは、ここで手に入ります。
さらに、オンラインで「リアフレームヒンジ交換作業」「2速から6速への換装作業」といったものを受け付けていて、
ブロンプトンにかかわる知識や技術も、かなり高いのではないか・・と個人的には思っています。
と、ブロンプトンにはブロンプトンならではの「特殊な消耗品」があります。
なのでメンテナンスを考えるときは、これらをどう調達するか?を、
ちゃんと考えておくほうがいいと思います。
「工具」は、なにが必要?
メンテナンスにはもちろん、「工具」が必要です。
そしてブロンプトンのメンテナンスでは工具も、すこし特殊になる場合があります。
まず、各部を緩める・締める工具が必要です。
自転車のパーツはすこしずつ緩んでしまうので、定期的に締める「増し締め」に使いますし・・
分解してグリスアップしたり、パーツを新しいものに交換したりする場合は、
もちろんそれができる工具が必要になります。
普通に、六角レンチで締められる部分もありますので、
そのへんはロードバイクでも使うような、普通のレンチで良いのですが・・
ブロンプトンには「メガネレンチ」という、凸タイプのボルトを締める工具が必要になる・・
といったところが、違ってきますね。
(ちなみに、ロードバイクなどの普通のボルトが凹タイプです)
もしくは、現代では「ボトムブラケット」は、ロードバイクのほとんどで「ホローテックⅡ」というタイプなのですが・・
ブロンプトンでは「カードリッジ式」という、古いタイプのボトムブラケットが使われていたりします。
なのでそれに対応した工具も、必要になるわけですね。
そして、どんな工具が必要になるのか?については、
上の記事にまとめました。
読めば、ブロンプトンをメンテナンスしていくためには、どの工具が必要なのか?
が、全体的にわかると思います。
特に重要!と思った工具をいくつか、紹介しておくと・・
上の記事で紹介している「トルクレンチ」は、必須ですね。
自転車の整備では、ゆるめすぎ・締めすぎを防ぐため、
正しいトルクで締めるための「トルクレンチ」が有ったほうがいいのですが・・
ブロンプトンは特殊パーツがありますので、てきとうにトルクレンチを買ったのでは、
あれ?対応しない。。となってしまうのです。。
上のトルクレンチですと、私自身、もう何年もブロンプトン整備に使っているもので、
ビットの交換などにより、ブロンプトンの特殊な部分にもちゃんと対応しますので、おすすめです。
(上の記事の中で、詳しく解説してあります)
もしくは「メンテナンススタンド」として、
上のものはおすすめです。
自転車のメンテナンスは、自転車を高いところに固定できるスタンドがあると、圧倒的にやりやすくなります。
しかしブロンプトンは、一般的なロードバイクなどとは形が違うので、
ここも「適合しない」スタンドを選んでしまうと、使えない。。となります。
その点、上の記事で紹介したメンテナンススタンドなら、ブロンプトンにもちゃんと使えました。
(年式などにより変わってくるかもしれませんので、そのあたりはご自身でご確認ください)
と、ブロンプトンのメンテナンスにはちょっと特殊な「工具」が必要になります。
なので、それらをちゃんと入手しなければいけないんだ!というところを知っておくと、
迷うことは少なくなるのかな・・と思います。
「錆対策」が必須になる
ブロンプトンのメンテナンスでは、「錆対策」も必要になります。
クロモリ・・つまり鉄製の自転車だから、ですね。
ブロンプトンは錆に強い!と言っている情報もあったりしますが・・
実体験として、私がブロンプトンを買った直後、
特に何も処理していない状態で雨中ライドをしてしまったところ・・
メインパイプ内に錆が浮いてきてしまい、あわてて防錆処理を行った・・
ということがありました。
では、防錆って具体的に何をすればいいの?
ここは、具体的な方法やアイテムを、
上の記事で解説しています。
基本的には「防錆剤を吹いておく」が一番なのですが・・
スプレーの選定や、複雑なパイプ内部にどう行き渡らせるか?を含め、書いています。
「費用」は、どのくらいかかるの?
ブロンプトンのメンテナンスって、「費用」はどのくらいかかるの?
というのも、気になるところだと思います。
ブロンプトンは特殊なパーツが多いので、メンテナンスにかなりお金がかかる!といった情報もありますので・・
買ったあと、ちゃんと面倒をみていけるのか?というのは、
ブロンプトンを買おうかな?と考えている場合、気になるところだと思います。
そしてここの結論は、「特に問題ない」です。
詳しくは、
上の記事で、どういう部分にどのくらいお金がかかるの?など含め解説しています。
難しい部分には「公式マニュアル」が便利
ブロンプトンのメンテンナンスは、基本的なところだけだと、
そんなに、めちゃくちゃ難しいところは無いのですが・・
例えば「泥除けを外して、新しいものに交換」などといった、
ちょっと、複雑で難しい部分もあったりします。
そしてそのへんは「ブロンプトン特有」のところですので・・
一般的なロードバイクメンテナンスマニュアルとかを読んだとしても、載っていないわけですね。。
かといって、インターネットにある情報は断片的だったり、
本当にこれで合っているか?が不安なものが多かったり・・だと思います。
なので私としては、
上の記事で解説している、「英国サイトの公式マニュアル」を参照するのをおすすめします。
詳しくは、記事の中で書いていますが・・
ブロンプトンの整備について、図解もありでわかりやすく解説してありますし、
ブロンプトン特有のさまざまなパーツに対応していますので、かなり使いやすいです。
文章はすべて英語なので、ちょっと難しいかもなのですが・・
とりあえず図解部分だけでも見ておくと、いじろうとしているブロンプトンパーツへの理解が深まると思います。
この記事ではブロンプトンのメンテナンスについて、その方法などお話ししてみました。