1日かけて、旅先の観光地を回ったけど、見たい場所の半分しか回れなかった。。
そんな経験はありませんか?
私は昔から、一人旅が好きなのですが・・
もっといろいろ回りたいのに、時間が足りない!
と経験をすることがけっこう、ありました。
旅先までは、電車や飛行機で早く到着できるとしても・・
通常、旅先での移動手段は「足」がメインになります。
足でふつうに歩くと、当然ながら、時速4kmくらいでしか移動できません。
なので回りたい場所がたくさんあったり、それぞれの距離が離れていたりする場合・・
なかなか回りきれないものですね。
現地でタクシーや電車を使おうにも・・
タクシーは高いですし、どこででも拾えるわけではありません。
ましてや電車は、見たい場所をつなぐように走っているわけではありませんので、なかなか使いにくいです。
私はこんな感じで、せっかく休暇を利用して旅に出たのに、回りたかった場所を回りきれなかったという経験が多く・・
なにか良い解決策はないものか?とよく考えていました。
そして・・・
最終的には「折りたたみ自転車の現地持ち込み」が、すべてを解決してくれました。
目次
折りたたみ自転車こそが、最強の観光地散策ツールだと思う理由
高性能な折りたたみ自転車は、
一人での「旅」や「旅行」と、これでもか!ってくらいにベストマッチします。
折りたたみ自転車は、徒歩や電車といった他の交通手段と比べても、
ロードバイクなど他の自転車と比べても、「特殊」な交通手段です。
そして折りたたみ自転車特有の、いろいろなメリットがあるわけですが・・・
このメリットたちが、「ひとりでの旅や旅行」にバッチリ、合うんですね。
折りたたみ自転車の旅におけるメリットを挙げてみると、
②:「スピード」も意外と速い
③:自由に動ける
④:スポットの間の「道」も楽しめる
という感じです。
以下、くわしく解説してみます。
①:「輪行能力」が、最強
自転車以外の交通手段・・つまり「クルマ」や「バイク」は、
遠く離れた旅先に持ち込むのは、難しいです。
これらを旅先に持ち込むためには、自分で運転して旅先まで行く・・つまり「自走」しか、ありませんよね。
なのでたとえば「東京から大阪」みたいに、遠く離れたところまで旅で行きたいのなら、
何時間も、自分自身で運転し、たどり着くしか無いです。。。
しかしこれが自転車だと、自転車ならではのスキル「輪行」が使えます。
いちおう解説をしますと、輪行とは自転車を折りたたんだり分解したりして、
電車とか、飛行機とか、船とかタクシーとかの他の交通機関に載せて、運ぶことですね。
これをうまく使うと、基本的に無料で、
しかも自分で運転する・・とかせずに、さくっと旅先に「足」を持ち込むことができるのです。
そして折りたたみ自転車だと、この「輪行」まわりの能力が、最強です。
最強というのは、ロードバイクとかクロスバイクとかの、
「他の自転車」に比べて・・ですね。
たとえばロードバイクだと、ホイールを外して、変速機を処理して・・といった、
「輪行作業」に、長いと数十分かかります。
対して折りたたみ自転車だと、
袋詰めとか入れた全行程でも、一分以内とかで終わることが多いです。
そして折りたたみ自転車は、ロードバイクよりはるかに小さくもなりますので、
「輪行」におけるストレスが、ロードバイクなどよりはるかに、少ないのです。
・・・と、折りたたみ自転車は、その最強の輪行能力によって、
一人旅をおもいっきり、快適にしてくれます。
②:「スピード」も意外と速い
折りたたみ自転車は、スピードも意外と、速いです。
走る道にもよるのですが、しっかりした折りたたみ自転車だと、
軽めにこいでも時速20km、少し強めにこげば時速25kmくらいは出てくれます。
時速4kmの徒歩とは、次元が違う速さですね。
このくらい速ければ・・・たとえば、徒歩だと何十分もかかって、しかも疲れてしまうような道も・・
たったの数分とか、10分とかでびゅーんと、ラクに移動できてしまったりします。
たとえば駅から駅まで・・とかは、徒歩だとかなりがんばって歩くことになると思いますが、
折りたたみ自転車があれば、ひとっ飛び!です。
これはもう、経験していただければ一発だと思うのですが・・・
その快適さは、歴然・圧倒的です。
③:自由に動ける
折りたたみ自転車は、どこから出発しどこへ行くのも、自由です。
現地で、電車やバスでの移動をメインにするなら、
駅とか、時刻表とか、乗り換えとか・・そういったものに、ガチガチに縛られてしまいます。
特に、初めての旅先だったりすると・・
路線がよく分からなかったりとか、地名がわからなくて乗り換えミスった・・!とか、
いろいろと、ストレスになるところが多いです。
しかし「自転車」であれば、当然ではありますが・・
路線とかいったものに縛られることは、ありません。
行きたい場所から行きたい場所まで、気の向くまま、自由に走り回ることができます。
なので例えば、この観光地とこの観光地を、この順番で回ろう!
とか、完全に自由に、計画してしまうことができますし・・・
走る中で、ふと、良さそうなスポットを見つけた!
その場合はふらっと立ち寄って、道草を食う・・とかも、自由です。
これもやっぱり、経験していただくのがいちばんだとは思いますが・・
ものすごく、快適なものなのです。
そして逆に、大きな距離をいっきに移動したいときは、かんたんに輪行できます。
さっと駅に持ち込んで、電車を使ってしまえばOKです。
上にも書いたとおり、折りたたみ自転車は最強の輪行能力を持ちますので・・
輪行することになったとしても、基本的にスムーズに動くことができます。
④:スポットの間の「道」も楽しめる
折りたたみ自転車を使うと、観光スポットだけではなく・・
スポット間の「道」までも、観光地として楽しむことができます。
クルマや電車を使うと、走っている最中は、観光を楽しむことはあまりできないですが・・
自転車ですと、自分の足でゆっくり走れますし、歩道で立ち止まるのも簡単です。
なので速く移動するのではなく「観光をじっくり楽しむ」という目的とは、ベストマッチするのです。
特に、たとえば「安曇野」のような自然たっぷりの観光地だと・・
公園とかお寺とかの観光スポットだけではなく、「道」そのものも見所たっぷりです。
道から見える、雄大な山のたたずまいとか・・むしろそっちのほうが感動する、なんてこともありましたね。
なのでクルマを使えば、さくっと回れるくらいの距離だけど・・
「道」を楽しむためにあえて、折りたたみ自転車を使う!
というのが「観光をせいいっぱい楽しむ」というのが目的だと、ベスト!となる場合もあります。
・・・と、折りたたみ自転車を取り入れた旅は、メリットだらけでした。
もし、旅をすることが多く、1日でできるだけたくさんの観光地を回りたい!と思われる場合は、
導入されてみてはいかがでしょうか。
どの折りたたみ自転車が、旅に向いているのか?
折りたたみ自転車が良い!と言われても、折りたたみ自転車にはいろいろな種類があります。
観光地散策ツールとして導入するなら、どの折りたたみ自転車が良いのでしょうか。
個人的なイチオシはずばり、「ブロンプトン」です。
私が使っている折りたたみ自転車でもあるのですが、
車輪のサイズが同じくらいの他の折りたたみ自転車と比べると、群を抜いて、小さくなってくれます。
「小さくなる」というのは、折りたたみ自転車にとってとても重要なメリットです。
ブロンプトンはどのくらい小さくなるのか?の具体的なところは、
上の記事で解説しています。
重さや走行性能の低さは、カスタマイズでなんとかできますが、折りたたんだときのサイズは、カスタマイズで変えることは基本的にできません。
そしてブロンプトンレベルに小さくなると、混みやすい日本の電車でも、さほど気を使わずにさくっと持ち込めます。
しかし、価格が執筆時点で20万円程度と、かなり高額になってしまうのがネックです。。
中古品であれば、ヤフオクで8-10万円程度で買えますので、もし整備スキルをお持ちであったり、整備してくれる自転車店を確保できるのであれば、狙い目かもしれません。
性能は良いものが欲しいけど、もうすこし安く買いたい!というのは、もっともな考えだと思います。
その場合は、「DAHON」というメーカーの折りたたみ自転車がおすすめです。
このメーカーも品質には定評があり、しかも執筆時点で5万円くらいから手に入れることができます。
DAHONの自転車については上の記事で、ブロンプトンと比較しつつ詳しく解説しています。
逆に1-2万円くらいの折りたたみ自転車は、観光地散策用としては、まったくおすすめできません。
一番のネックは重さです。20kgくらいあることが多いので、折りたたんだとしても持ち運ぶのはまず無理だからです。
また、折りたたみサイズも、あまり小さくなってくれないものばかりです。
重くて大きい自転車だと、取り回しが難しくなり、気軽には持ち運べなくなってしまいます。。
観光地散策用の折りたたみ自転車は、まず最初に「折りたたんだときの小ささ」、次に「軽さ」を優先して選ぶと、
快適に持ち運び快適に走り回れる、納得のいく一台を見つけられるのではないかと思います。
「折りたたみ自転車の選び方」については、
上の記事で、さらに詳しく解説しています。
スマートフォンを活用し、さらに効率よく観光地を回る
折りたたみ自転車を使うと、速く走り回ることはできるのですが、
観光地の場所を確認できる手段がないと、特に初めての観光地ですと、迷ってしまうと思います。
最近だと、ナビにスマートフォンを使われる方は多いと思いますが、
観光地で折りたたみ自転車を活用したいときは、ハンドルにスマートフォンを装着して、
それを見ながら回ることをおすすめします。
目的地を探す効率が、段違いに跳ね上がりますので。
しかしナビにスマートフォンを使うとしても、
次から次へと、たくさんの観光地を回るためには、スマートフォンの使い方に、ちょっとしたコツがあります。
私の使っている方法にはなりますが、以下、それをご紹介したいと思います。
なお、スマートフォンはiPhoneでもAndroidであっても、うまくいくと思います。
方法なのですが・・まず、候補となる観光スポットを、お好みのマップツールに片っ端から登録します。
引用:iPhone用アプリケーション「Galileo Map」
© OpenStreetMap contributors
マップツールは、Google MapやApple Mapでもいいですし、
Galileo Mapのようなオフラインマップを使ってもいいと思います。
上の画像は、私が鎌倉の観光スポットを巡ったときに、事前に観光スポットをマップ上に登録したものです。
あとは、スマートフォンを見ながら、
北から南へ、東から西へ、のように、近いスポットから順番に回っていくだけです。
シンプルな方法ではありますが、
目的地をひとつ登録してそこに向かい、終わったら次の目的地をひとつ登録してそこに向かい・・という方法と比べると、
最短距離でたくさんの目的地を回れるので、とても効率がいいです。
私は一人旅での観光をよくするのですが、
この方法を採用してから、旅先で、時間あたりで回れる観光スポットの数が飛躍的に増加しました。
このブログでは他にも、例えば・・
上の記事で「バッテリー消費を極限まで抑えて、スマホでナビするテクニック」を紹介しています。
スマホと自転車の相性は、なかなかに良いですので・・・
スマホの、ナビとしての使い方をいろいろ試行錯誤すると、
もっと快適に、縦横無尽に観光地を走り回ることができるように、なると思います。
実際に京都を一人旅すると、こんな感じだった
たとえば私は、京都からは遠い地域に住んでいるのですが・・
京都に折りたたみ自転車を持ち込んでの一人旅を、よくします。
京都までは、飛行機でも新幹線でも、折りたたみ自転車ならいとも簡単に輪行できます。
なのでたとえば京都駅に、さくっと乗りつけることができます。
京都エリアというと、こんな感じですね。
このエリアに映っている範囲の、北から南までで、だいたい15-20kmといったところですので・・
ブロンプトンなどの優れた折りたたみ自転車なら、さほど苦労なく走れてしまう距離になります。
そして、このくらいのエリアであれば・・
観光スポットを片っ端から自転車で回るという方法は、ものすごく快適です。
iPhone用アプリケーション「GuruMap」より引用
© OpenStreetMap contributors
例えば上のマップは、京都を一人旅したときに、実際に回った観光スポットたちなのですが・・
観光スポットというものは、こんな感じで「点在」していることが多いです。
なので電車やバスで回ろうにも、目的地まで通っていないことも多いですし・・
時刻表どおりに駅に行ったり、乗り換えを繰り返したり・・と、面倒なことも多いです。
レンタカーだと、今度は費用が高い、手続きが面倒、駐車場が無い・・という問題もでてきます。
そのためこういう点在したスポットを、片っ端から観光するときには・・
「折りたたみ自転車」が、ダントツで最強なのです。
スポットは、グーグルマップでお気に入り登録してもいいですし・・
たとえば「GuruMap」といったiPhone・Androidアプリを使っても作れます。
そして私が京都を旅したときは、
上の記事で解説したように「ガーミンウォッチ」をナビとして使うことで、快適に観光スポットたちを回ることができました。
画面の大きいスマートフォンも併用したので、かなり便利でしたね。
実際に、私が上のような方法を使って京都を一人旅したときには・・・
自転車で、嵯峨嵐山のほうに行ってトロッコを堪能したり・・・
そのまま大河内山荘でゆったりとした時間を過ごし、茶をシバいてみたり・・・
有名な「竹林」を、自転車を押しながらゆったりと通ってみたり・・・
夕刻には、清水寺のほうまで到着し、
風情のある街並みを楽しんだり・・・
そして夜は、夜の京都ならではの静けさと、雰囲気を堪能しながら、
自転車でホテルに帰る・・・
と、すべてを挙げたわけではないのですが・・
ここに書ききれないくらいの充実した京都ひとり旅を、たった1日で満喫することができました。
おそらく折りたたみ自転車を使わなければ、移動に時間がかかりすぎて・・
これほどいろいろな場所を巡って、満喫することはできなかったはずです。
実際私は、もともと一人旅が趣味ですが・・
歩き移動の遅さ・効率の悪さがいやになって、それで折りたたみ自転車を検討したものです。
結果、折りたたみ自転車は予想していた以上の使い勝手を見せてくれ・・
圧倒的に効率がいい、快適な一人旅を満喫できました。
折りたたみ自転車を導入すると、旅がものすごく快適になるかも!
折りたたみ自転車は、旅先で観光地を巡るときの、最強ツールになり得ます。
「小さくて」「軽い」折りたたみ自転車は、さらに最強です。
さらに、スマートフォンなどのナビをうまく活用すると、最短距離・最大効率で、目的地を回ることができるようになります。
仕事などで忙しく、なかなか休みが取れない場合・・
限られた休日で、できるだけがっつりと観光をしたい!
と、思われることでしょう。
そのような場合、折りたたみ自転車は理想の道具になるのではないか、と思います。
また効率だけではなく、自転車は、歩道さえあればいつでも立ち止まることができます。
なので、ふと立ち止まって景色を楽しんだり、写真を撮ったりすることができますし・・・
しかも観光スポットだけでなくその間の道も、旅の一部として楽しむことができるようになると思います。
旅先で、徒歩で歩き回るのに苦労したり、
複雑な電車の路線に悩まされたりしたことのある方は・・・
折りたたみ自転車を活用すると、より快適な観光を楽しめるかもしれません。