ロードバイクの鍵はこれが最強！

ワイヤーロック、チェーンロック、U字ロック、多関節ロック、南京錠、リング錠・・

 

ロードバイクの鍵には、いろいろな種類がありますが・・

いったい、どの鍵が最強なの？

というのは気になるところです。

 

もちろん「何をもって最強とするか？」の視点は、いろいろあります。

ざっと挙げてみても、頑丈さ・長さ・軽さ・使い勝手の良さなど、さまざまなパラメーターがあるからです。

なので一概にこれが最強！とまでは言えないものですが・・

 

私自身はこれまでにワイヤーロック・U字ロック・多関節ロックなどなど、いろいろな種類の鍵を使い比べてきました。

なのでこの記事では、ロードバイクといった自転車の鍵は、どれが最強なの？

ここをいろいろな視点から考察していきます。

「頑丈さ」で最強は、U字ロック

まず、U字ロックから考えてみます。

そして早速、結論を言ってしまいますが・・

「防御力」で最強は、U字ロックです。

 

もちろん、値段などによる影響はあります。

とはいえ、それぞれの種類の中で「最高レベルに頑丈な鍵」を格付けしていった場合・・

いちばん頑丈なのはU字ロックだ！と、言えるでしょう。

 

例えば・・

例えば代表的なU字ロックに、この「クリプトナイト エボリューション ミニ 7」があります。

 

私自身、現在はこの鍵をずっと愛用しているのですが・・

この鍵は「ボルトクリッパー」という巨大な工具でも破壊できないことがわかっています。

 

ボルトクリッパーは自転車盗難に使われる工具としては、最強クラスのもので・・

例えばワイヤーロックなんかはこれを使われると簡単に、さくっといかれてしまいます。

 

しかし「クリプトナイト エボリューション ミニ 7」レベルの頑丈なU字ロックなら・・

大型ボルトクリッパーを、マッチョな成人男性が全力で使ったとしても、破壊はできないようです。

そしてこのレベルの防御力は、他のタイプの鍵ではなかなか実現できていないです。

 

そしてU字ロックにはさらなる、頑丈さに特化したものもあります。

詳しくは、上の記事で紹介しているのですが・・

定番の「クリプトナイト エボリューション ミニ 7」よりさらに重く、そのかわりさらに頑丈な製品もあったりします。

 

なのでとにかく「防御力を重視したい！」「愛車をなんとしても守りたい！」のであれば・・

U字ロック一択になってくるでしょう。

 

逆にU字ロックの「デメリット」としては・・

あたりが挙げられます。

まあ、このあたりは頑丈さとのトレードオフですね・・

 

しかし私自身が実際に使ってきた限りだと、致命的。。と言えるほどのデメリットではないのでは、と思います。

「重さ」と「かさばること」は、例えば自転車のフレームに装着でもしてしまえば、なんとでもなるレベルですし・・

 

短いのは確かですが、たとえば上で紹介した「エボリューション ミニ7」ですと・・

地球ロックができなくなってしまうほどの短さではないです。

私自身、このエボミニ7でいろいろな場所に問題なく地球ロックできて、その防御力の恩恵を受けています。

 

と、いくつかのデメリットがありはするのですが・・

「頑丈さ」から最強の鍵を探していくなら、U字ロックが第一候補になるでしょう。

 

高性能なU字ロックの定番メーカーは「クリプトナイト」「ABUS」の2社で・・

選択肢や性能などの詳しい情報を、上の記事たちで解説しています。

「バランス」で最強は、ブレードロック

「ブレードロック」は、何枚もの頑丈な金属板を組み合わせた鍵です。

そして頑丈さ・長さ・軽さといった要素の「バランス」なら、ブレードロックが最強だと思います。

 

ブレードロックで一番ポピュラーなのは「ABUS」というメーカーで・・

上の記事で、具体的な製品を含め紹介しています。

 

ブレードロックの具体的な製品として、ポピュラーなものは・・

例えば、この「ABUS Bordo」シリーズといったものです。

私自身、これを使っているのですが・・

いろいろあるブレードロックの中でも、トップクラスに頑丈なものですね。

 

とはいえブレードロックは「頑丈さ」においては、U字ロックに一歩譲ります。

ブレードを組み合わせて「長さ」を出していますので、そのぶんだけ強度は下がるわけです。

 

とはいってもブレードロックは、U字ロックの「次」くらいの頑丈さはあります。

自転車鍵の世界で2番目、ということですね。

 

ブレードロックは一枚一枚がしっかりした、頑丈な金属プレートでできていますので・・

ワイヤーロックとかと比べるとそのぶん、切断はしづらいです。

 

そしてブレードロックはU字ロックと比べると、「長さ」にはかなりのアドバンテージがあります。

さらに「重さ」においても、そこまですごいレベルにはなりにくいです。

 

なので頑丈さ・長さ・軽さといった、バランスに優れた鍵が欲しい！

そんな場合はブレードロックが最強になってくると思います。

「長さ」で最強は、ワイヤーロック

ワイヤーロックは自転車界では、かなりポピュラーな鍵タイプです。

もしかしたら一番多く使われているタイプかもしれません。

そして「長さ」で最強なのは、ワイヤーロックになってきます。

 

ワイヤーロックは、U字ロックやブレードロックほどの強度はありません。

なので、どんな状況でも自転車を守りきりたい！みたいな「防御力最優先」の考え方には向かないのですが・・

 

しかしワイヤーは、鋼線を束ねて作る構造ですので「長さ」を出しやすいです。

例えば実際に、ワイヤーロックとブレードロックとで長さを比べていくと・・

実に「2倍」くらいの長さの差があるものです。

 

自転車の鍵が長いと、さまざまな構造物に余裕でロックできます。

複数のパーツのまとめてロックとかも、やりやすくなりますね。

なので「長さ」を求めて鍵を選ぶというのも、なかなか良い考えだと思います。

 

ワイヤーロックには1,000円くらいで買える、手で千切れるくらいの性能のものもあるのですが・・

例えば「ABUS」社のワイヤーロックは、十分に高い性能があると思います。

選択肢など、上の記事で解説しています。

「頑丈さと長さ」で最強はチェーンロック！けど・・

頑丈で、なおかつ長い鍵がほしい！

そんな場合の最強は、チェーンロックとなります。

 

チェーンロックは、そのまんま「鎖」状の金属でつくられた鍵です。

なので鋼線であみこまれたワイヤーロックより、ずっと頑丈ですし・・

ブレードロックやU字ロックよりも、ずっと長いです。

 

なので強度と利便性の両方が得られる、「長くて頑丈な鍵」が欲しい！

そんな場合はチェーンロックが最強になってきます。

 

しかしチェーンロックには、そのかわりのデメリットがあります。

「重い」ということです。

 

どのくらいの重さか？はいろいろな製品があり、一概には言えませんが・・

たとえば同じくらいの強度の「ブレードロック」と比べると、2倍くらいの重さになることが多いようです。

チェーンロックの長さは全体的に、ブレードロックの2倍くらいとなり・・

なのでシンプルに重さも2倍くらいになる、という感じですね。

 

なのでチェーンロックで最大レベルの頑丈さを出そうとすると、重さもえげつないことになってしまいます。

それこそ「3.0kg」とか「5.0kg」とかいった、自転車で運ぶのはちょっと難しくなるレベルですね。

「クリプトナイト」といった一部のメーカーが、そういった鍵を作っていたと思います。

 

とはいえ、重いというデメリットこそあるものの・・

「頑丈さと長さ」の両方において、最強の鍵が欲しい！

そんな場合はチェーンロックが一番の選択肢になるでしょう。

 

チェーンロックにもいろいろな製品がありますが、日本で手に入る高性能なものといえば・・

上の記事で解説する「ABUS」製が、いちばんの定番となると思います。

 

 

今回はロードバイクの鍵で最強はどれ？をテーマにお話ししてみました。