ABUSのU字ロックが、欲しいけど・・
ABUSのU字ロックって、どのくらい頑丈なの?
いわゆる「地球ロック」ができるくらいの、長さはある?
種類がいろいろあるけど、おすすめの選択肢はどれ・・?
ABUSは自転車鍵の世界では、トップクラスの定番メーカーです。
そしてABUSのU字ロックを買おうかな?と思ったとき・・
本当に買う?どれを買う?などを判断するための情報は、必要になると思います。
なのでこの記事では、ABUSの鍵って実際どんなもの?
どれを選べば、買って後悔しないの?
といったところを解説していきます。
目次
ABUSのU字ロックは、これがおすすめ
ABUSのU字ロックには、いろいろな種類があります。
そして頑丈なモデルほど重い、というのが基本的な特徴です。
しっかり頑丈に作ろうとしたら、重くなる・・
というのはU字ロックに限らず、あらゆる鍵でそうなるものです。
なのでABUSのU字ロックを選ぶときは、自分はどのくらいの頑丈さを求めるのか?
どのくらいの重さになってしまうと、無理!となってしまうのか?
そういったことを考えながら、重さと頑丈さのバランスがとれた製品を選ぶのがおすすめです。
頑丈さ特化モデル
「ABUS Granit X-Plus 540」は、ABUSの中でいちばん頑丈なU字ロックです。
ABUS製品の頑丈さは、ABUS内では「セキュリティスコア」という点数で評価されます。
点数が高くなるほど頑丈で、最大が15点なのですが・・
Granit X-Plus 540は、このスコアは15点満点です。
そしてABUS製品の頑丈さは、自転車鍵の世界でトップクラスです。
さらに「U字ロック」という形状自体が、自転車の鍵タイプの中ではいちばん頑丈です。
なのでABUS Granit X-Plus 540は、自転車鍵全体の中で、トップクラスに頑丈だと思われます。
下のほうで詳しく書きますが・・それでも「あらゆる工具を防げる」というわけではありません。
電動のとてつもなく強力な工具を使われた場合は、この鍵であっても壊される可能性はあります。
しかし「あらゆる工具を防ぐ無敵の鍵」は自転車鍵の中にはそもそも存在しないので、ここは割り切るしかないと思います。
さらにABUS Granit X-Plus 540には「230mm」の長さがあります。
230mmというのは、U字ロックの中では相当に長いほうで・・
これだけの長さがあれば、自転車を何かに繋いでロックすることにおいて、困ることはあまり無いでしょう。
しかし、優れた頑丈さ・長さの代償として、この鍵はなかなかに重いです。
実に1.5kgもの重さがあるわけですね。
1.5kgといえば、1,500ミリリットルのペットボトルと同じくらいの重さで・・
これを常に持ち運ぶ、というのはなかなかの負担だと思います。
とはいえ、この鍵は自転車に装着できる「ワンタッチマウント」がセットになっていますので・・
自転車に装着して運べば、負担は大きく減らせるはずです。
むしろ、そうやって運用するのが前提になってくるでしょう。
と、ある程度の重さを覚悟してでも、防御力を最優先したい!
その場合はこのABUS Granit X-Plus 540は、良い選択になるのではと思います。
小型軽量モデル
ABUS Granit X-Plus 540は、さすがにちょっと重すぎる!
もうちょっと軽くて、扱いやすいU字ロックは無いの?
と、もしかしたら思われるかもしれません。
その場合は、
これら「GRANIT PLUS 640」「ウルトラミニ 410SH」といった、バランス型タイプの鍵が選択肢になってきます。
挙げたふたつの鍵は、それぞれセキュリティレベル「12」と「8」であり、「Granit X-Plus 540」よりは低いです。
なので防御力においては、ある程度落ちてしまうと思われます。
そして挙げたふたつの鍵は、それぞれ全長が「150mm」となっています。
なのでさまざまな構造物にロックするときの使い勝手は、大幅に落ちてしまうでしょう。
しかしそのかわり「軽さ」において、これらの鍵は優れます。
挙げた鍵の重さは、それぞれ「700g台」と「800g」で・・
上で挙げた「Granit X-Plus 540」の、実に半分程度ですね。
このくらい軽ければ、バックパックなどにぽんと入れておいても、そこまでの負担にはならないでしょう。
「値段の安さ」もメリットになってきます。
実際にAmazonリンクから、値段を見ていただけば・・
ABUSの鍵の値段が種類によって、だいぶ変わってくるのが確認できるでしょう。
と、ABUSの鍵はどれにしよう?と迷う場合・・
これら「小型軽量タイプ」のほうも、選択肢になってきます。
ABUSのU字ロックの頑丈さは、このくらい
ABUSのU字ロックの「頑丈さ」って、実際どのくらいあるの?
というところを、ここではもう少し深掘りしていきます。
頑丈なモデルのほうの「ABUS Granit X-Plus 540」で検討してみると・・
この鍵はあらゆる自転車鍵の中で、トップクラスの頑丈さがあります。
それって具体的には、どのくらい?
U字ロックを破壊しよう!としたときに使われる手段は、
上の記事で解説しているのですが・・
まず、自転車の盗難には「ペンチ」や「ワイヤーカッター」がよく使われます。
しかしそれらの工具では、ABUSの頑丈なU字ロックにはまったく歯が立たないと思われます。
キズを入れることさえ難しいでしょう。
じゃあ、もっと強力な工具は防げるの?
たとえば、さらに強力な工具に「ボルトクリッパー」があります。
こんな感じの、大型の枝切りバサミみたいな工具ですね。
ボルトクリッパーは本格的に自転車が盗難されるとき、よく使われてしまう工具です。
そして特に大型のものは、ほとんどの自転車鍵をざっくりカットできてしまいます。
そのくらい、超強力な工具ということですね。
しかしABUSの最強クラスのU字ロックなら、このボルトクリッパーをも、ほぼ完全に防ぎ切ると思われます。
ネット見ていれば「この鍵を使っていて、こんな工具で壊された」といった情報は山ほどあるわけですが・・
ABUSの最強U字ロックは、ボルトクリッパーを使ったとしてもなかなか破壊できないようですね。
なのでここまでの工具を使われても大丈夫!というのは、安心感につながるのではと思います。
しかし、どんな工具でも防げる!というわけではありません。
ボルトクリッパーよりもさらに強力な工具に「ディスクグラインダー」という電動工具があって・・
これを使われるとさすがに、ABUSの最強ロックであってもカットされてしまいます。
実際にABUSの最強シリーズのU字ロックを、ディスクグラインダーで破壊する動画が・・
以上のものになります。
動画の最後のほうで、カットされてしまっていますね。
しかしカットが完了するまでに「5分50秒」掛かった、と投稿者が言っています。
なのでディスクグラインダーを使ったとしても、そう簡単にさくっと壊せるわけではないようです。
そしてディスクグラインダーというのは、動画でわかるように火花と爆音を撒き散らします。
もちろん日本国内の往来でこんなものを使えば、即座に通報され警察が飛んでくるでしょう。
なので日本でディスクグラインダーを使って自転車を盗まれる!というのは、まず考えなくていいのでは・・と個人的には思います。
そしてディスクグラインダーを使ってさえ、ここまで苦労する!というのが・・
もっと弱い工具の「ボルトクリッパー」ではまず破壊できない、とするもうひとつの根拠になるのではと思います。
U字ロックの「長さ」は、どのくらいあればいい?
U字ロックの「長さ」は、どのくらいあれば大丈夫なの?
ここも気になるところかもしれません。
U字ロックは他のタイプの鍵と比べて、短いです。
なので例えばコンビニに行く時、備え付けのポールにちょっとロック、とかが出来ないのでは?
と思われるかもしれないです。
しかし使ってきた結論から言うと、ここは問題なかったです。
この記事で紹介したU字ロックたちのうち、短いものは「150mm」です。
そして旧型のものにはなりますが私自身も、この長さのABUSのU字ロックを使っていました。
そしてその時はコンビニのポールをはじめ、標識、柵といったたいていの構造物にロックできました。
まあ、ロックの幅ギリギリになってはしまうのですが・・笑
もちろん全ての自転車・全てのケースで問題なく使える!というわけではないです。
しかし私自身は「ブロンプトン」という、フレームがかなり太めの折りたたみ自転車を使っているので・・
これで施錠できたということは、たいていの自転車で問題なく構造物ロックができるのでは・・と感じます。
ちなみにこの記事で紹介したU字ロックには、「230mm」のものもあります。
そして230mmのものなら、ほとんどの状況で余裕の構造物ロックができるでしょう。
150mmでいけるわけですから、230mmでいけないはずがありませんよね。
まあもちろん、それでも「電柱」とかへのロックは無理で、それはワイヤーロックとかの領分になってきます。
という感じで、ABUSのU字ロックの長さは十分なのか?に対しては・・
一概には言えないものの、まあ大丈夫なのでは?
というのが、実際に使ってみての私の意見です。
この記事ではABUSのU字ロックをテーマにお話ししました。