ガーミン製品には「日本正規品」と「並行輸入品」があります。
例えばAmazonなどの通販サイトで・・
ガーミンのナビ専用機、サイクルコンピューター、スマートウォッチなどを検索すると、
「日本正規品」と書いてある製品と、「並行輸入品」と書いてある製品とがあると思います。
そして・・どちらを選ぶのか?というのはかなり、重要な選択になります。
どちらを選ぶかで、かかるお金とか、使いやすさとか、いろいろな面がすごく変わってくるからですね。
なのでこの記事では、ガーミン製品の日本正規品と並行輸入品はどう違うの?
それぞれのメリット・デメリットは?買うならどっち?
そんなところを解説していきます。
目次
並行輸入品のデメリットは「日本語に対応できない」こと
まず・・
「並行輸入品のデメリット」
ここを解説していきます。
並行輸入品はその名の通り、「並行輸入」されたものです。
つまりはアメリカとかヨーロッパとか、そっちで売っているものを、
他のいろいろな物といっしょに輸入してきているわけですね。
なので物品としては、アメリカやヨーロッパで売られているものが、そのまま手に入ることになります。
そして並行輸入品の、いちばんの特徴は・・
日本語に一切、対応していない
ということです。
ガーミン製品が日本で売られる場合は、日本語に対応させるために、ソフトウェアからカスタマイズされます。
それがされていないわけですので・・日本語の文字を表示するとか、そのへんからまったく出来なくなるわけですね。
これが、どんなデメリットを生むか?
まず「地点」や「ルート」といったものを、日本語で登録できなくなります。
例えば「糸島一周サイクリング」みたいなコース名を登録しても、文字化けしてまともに表示できませんので、
「Itoshima Around Cycling」みたいなコース名にするしか無いわけですね。
また「地図」の上に表示する文字も、日本語に対応できません。
なので例えば、よく売られている「日本語の国土地理院地図」みたいなものをインストールしても、
文字部分は文字化けしてしまいますし・・
ガーミンデバイスは周囲の駅などの「地点」を検索できますが、
そういった地点も日本語名の場合は、すべて文字化けして表示されてしまいます。
もちろん設定画面もすべて英語ですし、エラーの通知文章なども英語ででてきます。
並行輸入品を改造して、日本語表示できるようにする方法も、有るにはあるのですが・・
かなり難しいですし、機種のアップデートなどで無効化されることも多いですので、
私としては微妙な方法だな・・と思いました。
というふうに、並行輸入品を買った場合は、
すべてのデータを、英語で閲覧・入力するしか無い
というのが、最大のデメリットになります。
しかしここは、もう開き直って「英語だけを使う」ようにすれば、解決します。
ガーミンデバイスを使うなら、走ったコースに名前をつけたりは何度もするはずですが、
そのときに毎回、英語だけで登録するようにしたりとか・・
もしくは例えば、マップをインストールする場合なんかも、
上の記事に詳しく書いていますが、「オープンストリートマップ」といったところからデータを入れるようにすれば、
英語文字だけが使われた日本地図が、無料で手に入ります。
私自身、並行輸入品・英語版のガーミンデバイスばかり使っていますが・・
最初から割り切って英語だけで使うようにして、特に問題になるところもなく、快適に使えています。
並行輸入品のメリットは「安い」こと
英語しか使えない・・というのはもちろん、デメリットです。
日本語が使えるのなら、使えるに越したことはありませんよね。
では・・そのデメリットを押してでも使いたくなる、「並行輸入品のメリット」はいったい何?
安い
これに尽きます。
製品によって違ってきますので、一概に比べるのは難しいですが・・
並行輸入品は日本正規品の「半額」くらいで買えることが多いですね。
日本正規品が10万円のデバイスのところ、5万円で買えるわけですので・・わりと、圧倒的な差だと思います。
並行輸入品も日本正規品も「日本語に対応するか?しないか?」以外は、基本的には変わりありません。
なので日本語対応のところだけは割り切ってしまって、価格的なメリットを取る!
と、たとえば私自身はそういう選択をしています。
「日本正規品」を買うほうがいいのは、こんな人!
それでは・・「日本正規品」を買っておくほうがいいのは、どんなタイプの人なんでしょうか?
一番はもちろん「日本語対応がほしい」場合ですね。
日本語で地点が表示される地図、日本語による地点検索・・
もちろんかなりのメリットですし、ここが外せない!という場合は日本正規品を買うしか無いはずですので・・
もうひとつは日本正規の保証が欲しい、という場合です。
保証の内容とかは、購入するショップなどによって変わってきますので、ここで一概には言いにくいですが・・
たとえば日本正規代理店による、破損時の修理・・といったサービスは、
海外版の並行輸入品ですと、受けられないはずです。
もちろん並行輸入品でも、海外ガーミン本社による保証はつきますし(英語でのやりとり・海外への輸送などが必要になるでしょうが)、
Amazonなど通販サイトからの保証もうまく利用したり・・で、何とかなるところではあります。
とはいえ・・いろいろな条件を比べてみて、日本正規販売店・代理店の保証が欲しい!
そういう場合は、日本正規品を買うことになると思います。
今回はガーミンデバイスの「並行輸入品」と「日本正規品」は、どっちがいい?といったテーマでお話ししてみました。