自転車には、寿命があります。
そしてもちろんブロンプトンにも、寿命があります。
なのでもしブロンプトンを持っていたり、買おうかな?と検討していたりする場合、
ブロンプトンの寿命、一体どのくらいなの?
というのは、気になるところだと思います。
もちろんここは一概に、何年!と言えるところではないです。
乗る道とか、乗り方とか、使う環境とかによっていくらでも変わってくるからですね。
とはいえ「大体、このくらいだ」という目安も、じゅうぶん参考になると思います。
私自身はこの記事を書いている時点で、もう7年ほど、同じブロンプトンに乗っているので、
「ブロンプトンの寿命」について思ったことを書いてみます。
目次
7年乗った時点で、こんな感じになってます
まずは、実例です。
我が家にはせっかく、7年くらい乗り回したブロンプトンがあります。
外観としては、こんな感じですね。
なのでこのブロンプトンがいわゆる「寿命」と比べて、どんな感じになってるのか?
というところから、見ていきたいと思います。
まず結論としては、「全然問題ない」状態だと思います。
もちろん、フレームの割れとか破断とか、そういった致命的なイベントは起きていません。
そして、フレームがやたらとたわむようになった。。とか、剛性が減った。。みたいな、
体感上の「へたり」みたいなものも、ぜんぜん感じられないです。
買ったとき同様、ペダルを回すとしっかり、パワーをホイールに伝えてくれている感じがします。
フレームの表面については、まあ、輪行を繰り返したりと、それなりにハードな使い方をしていたので、
表面には無数のキズができてしまっていますが・・・
フレーム強度に関わるような、大きいへこみとか亀裂とかは、ひとつも無いと思いました。
あとはブロンプトンは鉄製ですので「錆」が気になるところですが・・・
私のブロンプトンは、錆対策をしっかりやっているからかもしれませんが、
フレーム表面・内部(見える範囲)ともに、少なくともフレーム寿命に関わるような、ひどい錆は無いように思いました。
とはいえいろいろな情報を見ていると、フレームのリア三角あたりが破断してしまい、中を見ると錆だらけだった・・という例もあるようですので、
もし錆対策をあまりしていない場合は、錆による寿命・・というのも、もしかしたら有るのかもしれません。
ちなみに、私のブロンプトンの乗り方としては、
日々の足に使うのはもちろん、旅先での観光とか、ある程度のロングライド・・とか、
まあ、それなりの頻度で乗っているほうだとは思います。
雨の中、ひと晩駐輪してしまったり・・なんていう、ラフな扱いもけっこうしています。
そういった条件でも、上記のような感じですので、
ブロンプトンの寿命としては・・・
錆対策さえしていれば、7年くらいならまあ、問題なく持つ
と、言えるのではないかと思います。
「クロモリ」なので、かなり持つだろう
「素材」の面からみても、ブロンプトンの寿命はかなり長いだろうな・・と思います。
まず大前提として、「自転車の寿命 = フレームの寿命」だと考えます。
パーツが壊れたとしても最悪、交換すればいいわけですが、
フレームが壊れてフレームを交換したとすれば、それはさすがに、別の自転車になった・・と考えていいはずですので。
そしてブロンプトンのフレームは、クロモリ・・つまりクロムモリブデン鋼という「鉄」でできています。
そして、アルミやカーボンといった他の素材に比べると、
一般的にクロモリは寿命が長いと言われています。
例えばアルミだと、5年も乗っていればヘタリを感じ、破断してしまうリスクも徐々に上がっていくものだと思います。
実際、「アルミ 破断」などで調べるとおそらく、クロモリよりはるかに多くの事例が出てくるはずです。
しかしクロモリは、「クロモリは一生モノ」と言われることも多く、
そのくらい頑丈で、寿命が長い・・というのが定説だと思います。
「クロモリフレームの寿命」について、上の記事に詳しく書いたのですが・・
クロモリは「重い」という、けっこう痛いデメリットがあるかわりに、
寿命とかいった面では、自転車素材の中でいちばん優秀なんだろう・・と、これまでいろいろ調べてみた限りだと、思いました。
なので、そういう「クロモリ」素材を使っているブロンプトンは、
アルミやカーボンの自転車と比べると、寿命はかなり長いのだろう
と、言えるのでは・・と思います。
「飽きによる寿命」も、ブロンプトンでは起きにくい
自転車の寿命の、意外な原因・・それは「飽き」です。
自転車が壊れてしまうまでには、何年もあるわけですが・・・
そういう「強度の寿命」がくる前に、その自転車に飽きてしまって、
新しい自転車に乗り換えてしまう・・というのは、よくあることだったりします。
例えばロードバイクだと数年もすれば、変速機とかホイールとかもどんどん進歩しますので、
今のままの自転車だと新型のパーツが組み込めない・・となって、新しい自転車に換えたくなる、といった場合も多いです。
しかし・・ブロンプトンは基本的に、モデルチェンジがありません。
組み込まれるパーツとかは、年度によってある程度変わるのですが・・・
基本的にフレームは、もう相当に長い間、同じデザインのものが使われているはずです。
なのでブロンプトンには、陳腐化することがないというポイントがあり、
これも、飽きによる寿命が起きにくく、ずっと使っていられる・・という理由になったりするのです。
・・と、ブロンプトンの寿命は一概に何年!と、言うことはさすがにできないのですが・・・
7年乗った私のブロンプトンも、まだまだ現役で使えそうだ・・というところからみても、
ブロンプトンの寿命はじゅうぶんに長い、とは言えるのではないかと思います。