今日はいい天気!せっかくだし、ロードバイクで走るか!
意気揚々と出かけ、サイクリングロードを爽快に飛ばしていたけど・・
ん?なんか、走り心地が悪い。。ぶよぶよする。。
・・タイヤの空気入れ、忘れてた!!
こんなことにならないためにも、自転車の「定期的な空気入れ」は必要です。
そしてどのくらいに1回、空気入れしておくほうがいいの?
という「頻度」は、特に大事なところです。
空気が抜けているのに気づいたら入れる!走る前に入れる!
もちろんそういったやり方でも、大丈夫ではあるのですが・・
決まった頻度で定期的に入れていれば、「入れ忘れ」が起きにくくなるというメリットがあります。
しかし、一定の頻度で入れよう!と決めたとして・・
その頻度って、どのくらいが一番なの?
ここはもちろん決めておきたい、大事なところです。
私自身、自転車の空気入れを忘れることが多かったので・・
「決まった頻度の繰り返しタスク」にしてスマホに登録したところ、入れ忘れはほとんど起きなくなりました。
そして、どのくらいの頻度でいこうかな?というのをその時けっこう考えました。
なのでこの記事では、ロードバイクやクロスバイクといった自転車の空気入れは、どのくらいの頻度がいい?
ここを解説していきます。
目次
空気圧が「上限から下限に落ちるまで」
最適な空気入れの頻度は、人によって違います。
なのでどういった「考え方」で、頻度を決めればいいの?
まずはここを解説してみます。
空気入れの頻度は、空気圧が「上限から下限に落ちるまで」の期間!
こう考えて、大きな間違いは無いと思います。
まず「上限」というのは、あなたが「ここまでは入れてもいいな」と思う空気圧の上限のことです。
タイヤの空気は入れすぎると、タイヤが硬くなりすぎて乗り心地が悪くなったり・・
もしくはグリップ力が下がって、雨の日に滑りやすくなったりします。
そしてタイヤには「推奨空気圧上限」といった数値もありますが・・
それとは別に「これ以上空気を入れたらダメだな」と思う空気圧が、おそらく誰にでもあるはずです。
これが、ここで言う「上限」です。
たとえば私自身の場合は「7気圧」以上に上がってしまうと、乗り心地が悪くなると感じるのでここが上限です。
対して「下限」は、あなたが「ここまで下がったらやばいな」と思う空気圧の下限のことですね。
空気圧は低すぎても、乗り心地がぷよぷよになって快適じゃなくなりますし・・
「走行抵抗」も増えてしまって、スーッと進んでくれなくなります。
そして下限のほうも「これ以上空気圧が下がったらダメ」という基準を、誰でも持っているはずです。
たとえば私自身の場合は「5気圧」を切ると、走行抵抗が増えてしまって微妙だなぁと感じてしまいます。
という感じで、あなたなりの「上限」と「下限」を決めてしまったら・・
今度は上限から下限に落ちるまでの期間を測定します。
測定方法は簡単で、まず上限まで空気を入れて・・
そして数日おきに空気圧を測り、下限まで抜けてしまうまでの期間を測るだけです。
私の場合の「7気圧から5気圧まで」だと、だいたい2週間くらいかかりました。
そして、計測した「落ちるまでの期間」がそのまま、空気入れ頻度となります。
上限まで空気を入れて、下限まで下がったら上限まで空気を入れ直して、下限まで下がったら入れ直して、下限まで下がったら・・
と、これを「頻度」を1サイクルとしてずっと繰り返していく形ですね。
この方法を使えば、常に自分の許容範囲内の空気圧で自転車に乗ることができます。
高すぎてカンカンのタイヤにも、低すぎてプヨプヨのタイヤにも、悩まされることは無いわけですね。
さらに空気入れの頻度も必要最低限となりますので、ラクです。
期間の計測だけ、ちょっとした手間が必要ですが・・
ここも1回だけ測ってしまえば、それで終わりです。
そして期間はタイヤの種類などによって違ってきますので、ちゃんと実測したほうがいいと思います。
という感じで、自転車の空気入れ頻度は「上限から下限に落ちるまで」!
これがいちばんスマートに管理できる考え方なのでは、と思いました。
「乗るたびにチェック」もアリ
空気入れに、一定の決まった頻度を作ってしまってもいいのですが・・
自転車に「乗るたび」というのも、アリな頻度です。
毎回自転車に乗る前に、適度な空気を入れるということですね。
このやり方の特徴は、
- メリット:毎回必ず、最適な空気圧で乗れる
- デメリット:乗る頻度が高いと、空気入れが大変になる
こんな感じになってきます。
なので乗るたび入れるのは、乗る頻度が高くない場合に有効と言えるでしょう。
たまにしか乗らないのなら、乗るたびに入れても手間は小さいですし・・
乗るたびに入れるのなら、空気を入れずに長期間放置してしまっても問題ありません。
逆にたとえば毎日乗るなら、毎日空気を入れることになり大変です。
なのでその場合は、上で解説した「上限から下限に落ちるまで」など使って・・
何らかの方法で、決まった空気入れ頻度を設定するのがおすすめです。
もしくは日常では、決まった頻度で定期的に入れておいて・・
ロングライドのような特別な時だけ、乗る前に入れる!
そういう感じでいいとこ取りするのも、バランスが良くておすすめです。
私自身、主にそのやり方で空気圧管理をしています。
「ママチャリ」の空気入れ頻度は、こう考える!
と、「空気圧」をベースに空気入れ頻度を考えてみましたが・・
「ママチャリ」だと基本的に、空気圧の測定はできないものです。
なので空気圧を基準に頻度を決める方法は、ママチャリだと使えなかったりします。。
じゃあ、ママチャリの空気入れ頻度はどう考えればいいの?
十分に空気を入れてから、タイヤ「ダメな状態」になるまで
この期間を、頻度にしてしまうのが一番だと思います。
タイヤが「ダメな状態」になるってどういうこと?といったところは、
上の「ママチャリの空気圧」についての記事に、詳しく書いていますが・・
まとめると、
- 「乗るとタイヤが潰れる」空気圧
- 「乗り心地が悪くなる」空気圧
- 「パンクが多くなる」空気圧
このあたりがママチャリの、ダメな空気圧のサインですね。
なのでママチャリに快適に乗れるくらい、しっかりと空気を入れたら・・
日々の生活の中で、上の「ダメな状態」になるまでの期間をざっくりと測ります。
そして大体の期間が分かったら、それをそのまま「空気入れ頻度」としてしまえばOKです。
決めてしまうなら「2週間に1回」
頻度の考え方よりも、「具体的なおすすめの頻度」をひとつ挙げてもらいたい!
もしかしたら、そう思われるかもしれません。
その場合は私としては、空気入れの頻度は「2週間に1回」をおすすめします。
理由は、それが1-2気圧くらい空気圧が下がる期間だからです。
もちろん自転車による差はあるのでしょうが、私の所有する自転車ではだいたいそんな感じでした。
そして、タイヤを最適な空気圧にしていたとしても・・
空気圧は1-2気圧も減れば、デメリットがでてきます。
走行抵抗は大きくなり、乗り心地もやわらかく変わり・・
そして「リム打ちパンク」の可能性も、少しずつ上ってくるでしょう。
そして例えば「1週間に1回」という短さだと、さすがに多すぎて負担になるなぁと思いますし・・
逆にもっと長い「1ヶ月に1回」だと、空気は抜けきってしまうでしょう。
なので、空気入れのおすすめ頻度をひとつ上げるなら「2週間に1回」くらい!
というのが、早すぎず遅すぎずの、妥当なタイミングなのではと思いました。
空気があまりにも早く抜ける理由は?
空気が抜けるまでの期間を測ればいい!というのは分かったけど・・
なぜか、空気があまりにも早く抜ける!
このケースについても解説してみます。
例えば上限レベルまで空気を入れたあと、たった「1日」で下限レベルまで下がるとしたら、それは異常です。
そしてその場合は、空気入れ頻度は「1日ごと」ということになってしまいますが、さすがにそれは違います。笑
その場合は、何らかの理由で空気が抜けてしまっていますので・・
頻度の計測どうこう以前に、抜ける原因をつきとめて修理!が必要なのです。
じゃあ、自転車の空気が早く抜けていく原因は?
ここは、上の記事で詳しく解説しています。
可能性の高い原因をざっくりまとめると、
- スローパンクを起こしている
- バルブが破損している
- 前回のパンク修理のミス
こんな感じになってきます。
という感じで、空気があまりに早く抜けるなら、まずはそれ自体に対処するのが先決です。
空気が抜けたままで乗ると、どうなるの?
空気入れの「頻度」を守らずに、空気入れをサボってしまった。。
そして空気が抜けたままの状態で、走ってしまった。。
その場合はどうなるの?
空気が抜けたままの、空気圧がとても低い状態で走ってしまうと・・
ちょうどパンクしたまま走ってしまったのと、似たような感じになります。
じゃあ、パンクしたままの状態で走るとどうなるの?
ここは、上の記事で解説しています。
起こることを一文にまとめると、
「タイヤ」「チューブ」「ホイール」がまとめて壊れる
つまりタイヤ部分を構成するすべてが一気に壊れるという、わりと悲惨なことになってしまいます。。
自転車のタイヤは空気がしっかり入っていてはじめて、地面からの衝撃やダメージを吸収できますので・・
空気が十分に入っていないとまったく吸収できず、一気にダメージが来てしまうのです。。
ということにならないように、空気入れの頻度を決めたら・・
決めただけにならず、頻度を守って定期的に空気を入れることをおすすめします。
今回は自転車の空気入れ頻度についてお話ししてみました。