ママチャリの空気圧はどのくらいがいい?kpaは使えない?

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ママチャリのタイヤ

ママチャリの空気圧は、どのくらいにすればいい?

 

自転車にとって、空気圧は超!大事です。

空気圧がゼロだともちろん、走ることはできませんし・・

空気圧が低すぎると、たとえば乗り心地が悪化したりします。

 

そして、それはママチャリでも同じです。

ママチャリでもちゃんと、空気圧を調整することで・・

乗り心地をレベルアップしたり、よりラクに走れるようになったりします。

 

なのでこの記事では、ママチャリの空気圧はどう調整するの?

を、具体的に解説していきます。

ママチャリは「空気圧の測定」ができない

まず、大前提です。

ママチャリは基本的に、空気圧の測定ができません

「3.5気圧!」みたいに、数字での計測ができない・・という意味ですね。

 

もしママチャリ用の空気圧をお持ちの方なら、それを見ていただきたいのですが・・

空気圧計

こんな感じの「空気圧ゲージ」は、ついていないはずです。

 

ロードバイクやマウンテンバイクに使われるタイプの空気圧計には、この空気圧ゲージがついていて・・

一応そういう空気圧も、アダプターなどを使えばママチャリに使うことはできます。

 

そして、ゲージの針は動くことは動くのですが・・

正確な空気圧を指してはくれないです。

 

このあたりの詳しいことは、

普通は空気圧が測れない「英式」バルブ・・いろいろ工夫すれば測ることはできるの?それとも無理なの?そんなところを解説しています。

上の記事で解説していますが・・

 

ママチャリのバルブ自体が、正確には空気圧を測れないような構造になっていますので・・

どんな空気圧を使おうと、ちゃんとした空気圧の数字は出ないんですね。

 

ちなみにママチャリのバルブは「英式バルブ」といって、このタイプは基本的には空気圧を測れないです。

ロードバイクは「仏式」、マウンテンバイクは「米式」が多く・・
このタイプだと普通に空気圧を測れますね。

 

たとえばロードバイクだと、たとえば7気圧にしたいなら・・

ゲージの針が「7気圧」になるところまで、空気を入れればいいだけです。

しかしママチャリでは基本的に、これができないわけです。

 

なのでママチャリでは空気圧の計測を「使わずに」、ちょうどよく空気を入れる!

が必要になってきます。

以下、その方法を解説していきます。

おすすめ:「乗ってもタイヤが潰れない」空気圧

まず、いちばん最初の基準は・・

「乗ってもタイヤが潰れない」空気圧

です。

 

空気を入れて、実際にママチャリにまたがったときに・・

ちょっと潰れたタイヤ

こんな感じで、体重で潰れてしまったらダメ!ということですね。

 

タイヤがしっかりと膨らんだままで・・

体重を支えきれているタイヤ

こんなふうに、ちゃんと体重を支えきれているほうがいいです。

 

自転車タイヤに、空気を入れる目的・・

そのひとつは「体重を支えること」です。

体重を支えられなければ、まともに走れませんよね。

 

なので最低でも、跨っただけでタイヤが大きく変形する・・

そんなことにならない程度には、空気を入れておくべきです。

 

実際に走るときには、たとえば段差を越えたりします。

段差を越えるときには、大きな衝撃がきますので・・タイヤはさらに潰れます。

なので、「ただ乗っただけ」で潰れるような空気圧ではちょっと、低すぎるわけです。

 

どのくらい空気を入れればいいの?

ここは、体重によって変わってきます

 

たとえば体重が40kgくらいの場合と、80kgくらいの場合・・

必要な空気の量は、まったく変わってきますよね。

なので実際に自分が乗りつつ、タイヤを見ながら調整していくのをおすすめします。

おすすめ:「乗り心地が良い」空気圧

タイヤが潰れない、に加えて・・

「乗り心地」が良い空気圧、というのも重要です。

 

タイヤの空気圧は、乗り心地に直結します。

空気圧が高すぎるとカチカチの、衝撃吸収がまったくできない状態になりますし・・

低すぎるとちゃんと体重を支えられず、これまた快適には走れない状態になります。

 

そして「ちょうどいい空気圧」だと・・

体重はしっかり支えられ、路面の衝撃もちゃんと吸収され・・

そしてペダルを回せばしっかり進む!という、乗りやすい状態になります。

 

そして、ここも実際に乗りながらチェックするのが一番です。

乗ってみて、タイヤが硬すぎる気がするなぁ・・と感じるなら、空気を少し抜いて・・

柔らかすぎる・・と感じるなら、すこし入れる。

 

これを繰り返していって・・「お、この空気圧、乗り心地最高!」

そう思えるような空気圧になったら、それがベストなバランスです。

 

とはいえ、空気は乗っているうちに抜けていくものではありますので・・

そのへんも考えると、ベストバランスより「すこしだけ高め」にしておくのもアリだと思います。

 

もちろんここも体重とか、あとは好みとかによって変わるところなので・・

自分自身の感覚を頼りに、試行錯誤していくところですね。

おすすめ:「リム打ちパンクしない」空気圧

「リム打ちパンク」をしない空気圧!

というのも、大事なところです。

空気圧が低すぎると、これが起きてしまいます。

 

リム打ちパンクとは?

空気圧が低すぎることで、「リム」がチューブに押し付けられて起きるパンクのことです。

 

自転車のリムって、何?については、

自転車の「リム」とはどんなものなのか?や、その役割について徹底解説しています。

上の記事で詳しく解説したのですが・・

つまりはホイールの、金属の輪っか部分のことですね。

 

そして、じゅうぶんな空気圧が無いと、この金属の輪っかの・・

リムサイド

この「金属のフチの部分」が、チューブに押し付けられる形になってしまいます。

 

ゴム製のチューブに、金属が強く押し付けられれば・・

もちろん穴が開く場合があり、穴が開けばパンク、です。

 

ちなみに、2本の金属が押し当てられるわけなので・・

「 | | 」みたいな、2本のキズが入ることが多いです。

なのでパンクが起きて、この特徴的なキズがチューブにできていた場合は・・

まずリム打ちパンクで確定、でいいと思います。

 

いちばん強く押し付けられるのは、だいたい段差を越えた瞬間なので・・

段差を越えた瞬間パンク!も、このリム打ちパンクの可能性が高いですね。

 

リム打ちパンクは、じゅうぶんな空気圧があれば基本的に「起きない」ものです。

なので1度でも、リム打ちパンクを起こしてしまったのであれば・・

おそらくその空気圧は「低すぎ」なので、すこし空気圧を高めたほうがいい・・となると思います。

空気の「入れすぎ」には注意

タイヤの空気圧は、ちゃんと高めに!

を中心に、ここまでお話ししてきましたが・・

空気の「入れすぎ」には、注意です。

 

空気入れは基本的にいくらでも、シュコシュコ入れることができますが・・

際限なく入れてしまうと、いつかは「入れすぎ」状態になってしまいます。

 

そして限界を越えてどんどん入れていくと、タイヤはどんどん膨らんでいき・・

最終的には、パーーーン!!というすさまじい音とともに、破裂します。

 

空気の入れすぎによる破裂の音は、一度だけ聞いたことがありますが・・

銃声か!?と思うほどの、耳をつんざく音がしますね。

国によっては銃撃を警戒し、大騒ぎになるそうです・・

 

空気を入れているときは破裂しなくても・・

乗るとさらに圧力がかかるので、走っている最中に破裂・・という、危険なケースもありますね。

 

そこまでは行かなくとも、空気を適度なレベル以上に入れると・・

「タイヤが硬すぎ」状態になり、乗り心地が劇的に悪化します。

 

どこからが入れすぎなのか?なのですが・・

自転車のタイヤは通常、タイヤサイドに「何気圧から何気圧までに対応」といった数字が書かれています。

ママチャリのタイヤにもだいたい、書かれているはずです。

 

しかし、上でお話ししたように・・ママチャリは基本的に、空気圧の測定ができません。

なので数字を見ながら、入れすぎないように・・というのが基本的にできないのです。。

 

なのでママチャリでは・・

指で触りながら、少しずつ入れていく

原始的ですがこれが一番なのでは、と思います。

 

指がまったくめり込まないほどの「カンカン」に硬い状態だと・・

ママチャリとしては、入れすぎですね。

 

指がすこしだけ沈むような、最低限の弾力がある状態・・

ママチャリだと高くても、このくらいの感じにしておくほうがいいでしょう。

 

タイヤが圧力で変形してきたり・・ももちろん、入れすぎのサインですね。

 

ちなみにロードバイクだと、カチカチに硬くなるほど高圧にするものですが・・

ママチャリだと通常それよりは、かなり低圧にするものです。

そもそもママチャリは、タイヤ自体も高圧に対応しませんので・・

 

と、ママチャリは空気を正確に測りにくいので、どんどん入れてしまうこともあるのですが・・

「入れすぎ」は場合によっては、空気が足りないよりもヤバいです。

なのでここも、じゅうぶん注意はするべき・・と思います。

「空気圧を測る裏技」もある

ここまで「ママチャリは空気圧を測れない」ことを前提にしてきました。

しかし、ママチャリで空気圧を、数字でちゃんと測ることも・・

ちょっと特殊な方法を使えば、可能です。

 

その、特殊な方法とは?

バルブを「虫ゴム以外」のタイプに換える

というやり方ですね。

 

ママチャリのバルブは「虫ゴム」があるために、空気圧を正常に測れないです。

なので虫ゴム無しタイプのバルブに変更すれば・・

通常は、ちゃんと空気圧を測れるようになります。

 

虫ゴム無しタイプのバルブって、どんなもの?

「スーパーバルブ」もしくは、「仏式や米式への変換バルブ」ですね。

 

「英式バルブで空気圧を正しく測れない理由」「測れるタイプのバルブへの交換」といったところは・・

普通は空気圧が測れない「英式」バルブ・・いろいろ工夫すれば測ることはできるの?それとも無理なの?そんなところを解説しています。

上の記事で詳しく解説しています。

 

こういった方法を使ってもし、正しく空気圧が測定できる状態にすれば・・

空気圧計つきのポンプを使って、空気圧ゲージの針を見ながら入れていくだけですね。

 

具体的に、どのくらいの空気圧が良いのか?

すごくざっくりした目安を挙げてみると・・

「3気圧(3.0 bar)」くらいなら、大きな間違いは無かろうと思います。

単位を変えると「300 Kpa」「44 psi」が、同じ圧力ですね。

 

バルブの変更はちゃんと合うバルブを探すなど、ちょっと面倒ではあるのですが・・

もしうまく換装できれば、あいまいになりがちな空気圧を、正確に管理できるようになります。

なのでけっこう、おすすめのカスタムです。

 

 

この記事では「ママチャリの空気圧」をテーマに、お話ししてみました。

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海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【よく乗るエリア】福岡まわり

【自転車趣味歴】9年くらい

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
◇いつかオランダに住んでみたい
 
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