ペダルを踏んでも踏んでも、自転車がうまく進んでくれない。。
・・なぜ?
いつも、何かに引っかかったような抵抗がある・・・
なんだか、踏んだ力がぜんぜん、自転車に伝わってないような気がする・・・
ぜんぜん進まないので、すぐに疲れる・・
こういう「自転車がうまく進んでくれない問題」は、けっこう根が深いものです。
しかし・・実は工夫すると、解決しやすいことだったりします。
自転車はなぜ、がんばってもうまく進まないのか??
この記事では、「解決できる原因」を優先して、説明していきます。
目次
「ペダリング」がうまくいっていない
いちばん、根本的な原因として・・・
ペダルをうまく動かす、「ペダリング」が効率よくできていないと、
脚を動かしても動かしても、自転車が前に進まない・・!という感じになります。
ペダリングができている状態なら、10のパワーを出せば、8くらい自転車が進んでくれるけど、
できていない状態だと、10のパワーを出してるのに3くらいしか進んでくれない・・といった感じです。
それだと、進むわけがないですよね。。
そしてそういう場合は、ほとんどの力が無駄になってるなぁ・・と、感じるかもしれません。
どんなふうにペダリングするのがいいのか?というのは、
いろいろな人が、いろいろなことを言っていて、
人によってまったく、違ってくるところです。
とはいえ・・・
ペダルを円の軌道上に、正確に動かす
ここは、どんな乗り方をするにしろ、絶対に必要なコツだと思います。
ただただ、ペダルを上から下に踏む・・いわゆる「ベタ踏み」と、
私が素人ながらにでも、円を描くようにパワーを出すようにした状態とでは、
エネルギー効率に少なくとも、2倍以上の差がある・・と感じます。
具体的なペダリングの練習方法は、今はネットやYouTubeで検索してもいろいろな情報が出てきますので、
いろいろと試してみて、自分自身が効率よく自転車を進められる方法を、追求していけばいいと思います。
例えば私の場合は、
「後傾」を防ぎ、体重をペダリングにちゃんと利用する方法・・といったものは、重要だと感じました。
ペダリングは、ツール・ド・フランスを走るようなトッププロでも追求を続けるところで、
私のような一般人が、本当の意味で「できるようになる」なんてことは無いのですが・・・
とはいえ、「できるだけ練習する」程度であっても、
ペダリングをまったく練習していない状態と比べると、
劇的な変化がでてくると思います。
「メンテナンス」が不十分
第2の可能性としてあげられるのは「メンテナンス」ができていない部分があって・・
そこが走るときの抵抗になっている、というケースです。
例えば、
- チェーンオイルが切れている
- タイヤの空気圧が不十分
- ホイールの回転軸やボトムブラケットなど、回転部分のグリスが切れている
あたりのどこかがまずいと、走行抵抗は大幅にアップしてしまいます。
自分もママチャリだけに乗っていたころは、
このあたり全てノーマークで、全てできていませんでしたが・・笑
ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗っている方であれば、
チェーンオイルや空気圧について、まったくノーマーク!ということはなかなか無いでしょうが・・・
忙しくて、忘れてしまう・・ということは結構、あると思います。
とはいえ定期的なメンテナンスができていないと、ペダルは重く、自転車は進まなくなりますので、
私はメンテナンスは、タスク管理ソフトの繰り返しタスクにしています。
タスクをただただこなしていけば、いつの間にか定期メンテナンスが終わっている・・という感じになるので、
けっこう、おすすめの方法です。
いずれにしても、基本的なメンテナンス忘れは、自転車が進まない・・!に直結しますので、
できるだけ忘れないように・・が、重要だと思います。
「パーツの質」が低め
パーツの質が、ちょっと低め・・・
という場合にも自転車はなかなか、進まなくなります。
具体的には「ペダル」「タイヤ」「ホイール」「チェーン」とか、そのあたりのパーツですね。
例えばペダルの質が低めだと、踏む力がぐにゃぐにゃと逃げてしまって、脚の力が「推進力」に変わってくれません。
なので・・がんばって踏んでも力が無駄になって、自転車が進まない!
と、なりやすいものです。
なので、例えば・・
例えばペダルをこういう「三ヶ島製」に換えると、かっちりした踏み味になって、力がぜんぜん逃げなくなるのではと思います。
このペダルは私自身も現在、使っているのですが・・・
歪んだりたわんだりしない強さ・・つまり「剛性」がすごく高いです。
もとのペダルに何を使っているか?にもよるのですが・・・
自転車に最初からついているペダルは、安価なプラスチック製の、ぐにゃぐにゃなものも多いです。
なので例えばこのペダルに換えれば、剛性が圧倒的に上がって、自転車が進まない!がかなり解消されるかも・・と思います。
三ヶ島のペダルについては、
上の記事で、詳しく紹介しています。
タイヤも重要なポイントで、質が低いタイヤだと「転がり抵抗」が強くどんどん、失速してしまいます。
逆に質が高いタイヤは、ペダルを回していない状態でもスーッと、遠くまで転がっていってくれるものです。
質が高いタイヤとして定番なのは、例えば、
ロードバイク・クロスバイクといった自転車なら、この「コンチネンタル グランプリ」というシリーズのものが、個人的には最強だと思います。
私自身、長年使っているのですが・・・
もちろん転がり抵抗は低いですし、「パンクのしにくさ」「軽さ」といったメリットもバランスよく備えています。
調べていただくとわかるかもしれませんが・・・
何百kmもの長距離を走る競技「ブルベ」でも、よく採用される逸品ですね。
これ以外にも・・例えばロードバイクといったスポーツ自転車なら、
ホイールに「アルテグラ」「デュラエース」といったハイグレードなものがあります。
例えば私の場合は、
この「アルテグラ」という、上から2番目のグレードのホイールに交換してみたところ、
明らかに脚の抵抗が軽くなって、よく進むようになりました。
まあ、もとが激重の、鉄下駄とか言われるホイールだったからかもですが・・笑
同じように「チェーン」も、注目ポイントですね。
チェーンにもデュラエースといった高級グレードがあります。
そこまでは行かなくとも、現在のチェーンよりワンランク・ツーランク上のチェーンに換えてみると、
チェーンの抵抗が減って、より自転車が進みやすくなるかもです。
チェーンの選び方については、
上の記事で、詳しく解説しています。
・・と、自転車が進まない!という場合には「パーツの質」に注目し、
ちょっとハイグレードなものに交換してみると、走りがレベルアップするかもしれないです。
そもそも「飛ばせない道」ばかり選んでいる
そもそも、「いつも走る道」が悪い・・という、場合もあります。
例えば、混雑した街中とか、人が多い場所とか、信号だらけの場所ばかりを、
ロードバイクで走っていたり・・とかですね。
ロードバイクなどの自転車は、「慣性」で走るものです。
速いスピードを出すまでが大変ですが、
スピードが出てしまえば、細いタイヤもあいまって、ラクにスピードを維持できます。
なのですが・・これは「慣性を維持できる環境」での話です。
例えば、少し進むたびに信号があるような場所だと、
慣性でどんどん進んでいく・・なんて、無理ですよね。
信号があるたびに、止まらざるをえませんので、
そのたびにまた、ゼロから加速していくしかなくて、
これが大変なのです。。
そういう場所ばかりを走っていると、
ペダルが重い・・とか、がんばって漕いでるのに全然進まない・・といった感覚になると思います。
これが例えば原付とかだと、アクセルを捻ればびゅーんと加速しますので、
何度、信号などで止まろうが問題ないのですが・・・
「慣性を維持できる環境」だけを走るためには、
例えば快適なルートをあらかじめリサーチして、そういう場所だけを走る・・というスタンスが、有効です。
もしくは例えば、走りにくい場所はことごとく「輪行」してしまう・・とかですね。
私の場合は、無理に走りにくい場所を走ろうとせず、
走りやすい「おいしい道」だけを走るようにしたところ、
自転車が進まない・・!と感じることは明らかに、減りました。
と、自転車が漕いでも漕いでも進まない・・!の、原因となりそうな要素を挙げてみました。
それぞれ、ちゃんと解決できるポイントだと思いますので、
もし、自転車がぜんぜん進まない・・と感じられるのであれば、
このあたりのポイントを、いろいろと試行錯誤してみることをおすすめします。