三ヶ島の「BM-7」って、どんなペダル?
三ヶ島ペダルは「回転の良さ」「剛性」「靴のグリップ力」などに優れた、優秀ペダルです。
そして「BM-7」はその中でも個人的に、一押し!と言えるほどにおすすめのペダルです。
実際私自身はこのBM-7を、自転車のひとつにもう4-5年くらい、装着し続けています。
けっこう、使い込まれていますね・・笑
そして現時点では、他のペダルへの浮気が考えられないくらいに、気に入っています。
なのでこの記事では、三ヶ島BM-7の良さって、なに?
他の三ヶ島ペダルと比べて、どう違うの?
デメリットとかは、あるの?
そんなところを解説していきます。
目次
「回転力」が高く、何年使っても落ちない
まず・・このペダルは「回転のなめらかさ」が、高いです。
ペダルにとって、なめらかに回転することは、重要です。
ゴリゴリいって、滑らかに回らないようでは・・
当然エネルギーのロスが起きますし、走りの快適さも落ちますので
それでは「優秀なペダル」とは言えなくなってしまいますよね。。
あまりに滑らかに回らないペダルというのは、激安ペダルを中心に結構あったりするのですが・・・
三ヶ島ペダルは私がこれまでいろいろ使ってきた中でも、トップクラスの回転の良さを持ちます。
もともと三ヶ島ペダルは「ベアリングの質」に定評があったりしますので・・
そのあたりが要因だとは思います。
そしてこの回転の良さは、「何年使っても、あまり落ちない」です。
少なくとも、私が使ってきたBM-7だとそうでした。
私はBM-7ペダルを5年ほど、装着したまま使い続けてきたわけですが・・
このペダルに関しては、オーバーホール・・つまり分解してグリスアップしたり・・を、一度もやってはいません。
しかしこのペダルは購入時とあまり変わらないくらいの、滑らかな回転をキープしてくれています。
自転車は室内保管しているとはいえ、雨の中の駐輪とかも結構やっていますので、
グリスが流れ出してしまって潤滑性がなくなって、ダメダメな回転になってもおかしくはないのですが・・
おそらくもともとの精度が高いのに加えて、水を防ぐ「シーリング」の性能も高くて、
それで回転が落ちないままなんだろう・・と思います。
と、回転の良さはペダルの命!と言えるほどの、重要ポイントですが・・
三ヶ島BM-7を選んでおけば少なくとも、回転がダメダメで論外なペダル。。なんてことは避けられると思います。
BM-7は他の三ヶ島ペダルよりも「グリップ力」で優れる
「回転が良いこと」自体は、三ヶ島ペダルであればどれでも満たしてはいます。
それでは、BM-7ならではのメリットって、何?
と思われるのは、自然なことだと思います。
そしてこれに対する、私なりの答えは・・
靴に対する、グリップ力が高い!
です。
私自身が、このBM-7を長年使っている理由ですね。
BM-7は・・
こんな感じで、靴に接する面がしっかりしたギザギザになっています。
ギザギザの範囲も広いですね。
そしてこのギザギザのパターンが、靴底をしっかり捉えてくれますので・・
例えば登りなどでおもいっきり力を込めても、ズルッ!といかずしっかりグリップしてくれます。
なのでフラットペダルなのに滑る心配をあまりせずに、安心してペダルを回せるんですね。
私自身、BM-7以外にもいくつかの三ヶ島ペダルを持っています。
そしてそれらの中でも、BM-7のグリップ力はいちばん高いと感じました。
もちろん、靴の相性なんかもあるでしょうが・・
範囲が広くてしっかりしたギザギザ部分は、多くの靴にしっかりフィットしてくれるのではと思います。
靴から滑りにくいというのは、回転の良さなどと並ぶ、ペダルの重要パラメーターです。
もちろん滑りにくいほうが、安全性も高かったりしますね。
なので滑りにくさを重視するのなら、三ヶ島のBM-7・・という選択は大きな間違いにはならないのでは、と思います。
デメリットは・・「靴によっては相性が悪い」ことくらい
と、自分自身が使っていることもあって、わりとべた褒めしてきたBM-7ですが・・
じゃあ、デメリットってないの?
というのは、自然な疑問なのではと思います。
そしてここの答えは、
靴によっては、「合わない」ので滑りやすくなる
このくらいかな・・と思います。
BM-7は上でお話ししたように、しっかりしたギザギザパターンがあって、これが靴底をしっかり噛むわけですが・・
たとえば靴底に凹凸が多い場合、グリップ力があまり発揮できないです。
凹凸の「凹」部分にはギザギザが噛み込まないわけですので・・
ペダルが本来持つグリップ力の、半分も発揮できない感じになるわけですね。
凹凸が多い靴というのはたとえば、登山靴とか、それに似た靴底パターンのスニーカーとか・・ですね。
そういうタイプの靴はけっこう、あるのですが・・BM-7とは相性がちょっと、悪いです。。
逆にBM-7には、できるだけ靴底がフラットな靴のほうが合うわけです。
ご自身の靴に凹凸パターンがしっかりあって、それで滑りにくいペダルが欲しい!・・という場合は、
この「シマノ セイント」といったペダルのほうが、合うと思います。
これだとギザギザをあまり使わずに、「踏面の広さ」で純粋に摩擦力を稼ぎますので、
凹凸が多い靴でも、グリップ力が落ちにくいですね。
逆に言うと・・BM-7のデメリットというと、個人的にはそのくらいかな・・と思いました。
総じて・・「最強フラットペダル」の一角だと思います
と、デメリットもお話ししてみましたが・・
三ヶ島のBM-7は、
- グリップ力が高い
- 回転が良い
- 剛性が高く、力が逃げにくい
と良い点が多いです。
三ヶ島製ペダルの良さの「全体像」は、上の記事でがっつりと書いているのですが・・
BM-7はその中でも「グリップ力の良さ」に特に優れていて、
フラットペダル、なにが良い?と聞かれたら個人的には、真っ先におすすめするペダルになるなぁ・・と思いました。
この記事では三ヶ島のBM-7って、どう?をテーマにお話ししてみました。