ロードバイクで気持ちよく、快調に飛ばしていて・・・
ガキッ!・・ええ、何??
と、足元を見下げ・・・
・・・また、チェーンが外れた!!
「チェーンがすぐ外れる問題」は、けっこう、起きやすいことで、
私も自転車趣味を始めたばかりの頃によく、遭遇していました。
どうすれば直せるのか、なんにもわからないのでそのままで・・・
1日に3回程度、外れるチェーンをはめ直すのが日課だったり・・・
そんな時代も、ありました。笑
しかし・・チェーンが外れやすいのには、ちゃんと原因があることが多いです。
そして対処法もありますので、しっかり対処しておけばちゃんと、防げるものだったりします。
以下、詳しく解説していきます。
目次
チェーンの劣化、もしくは合っていない
チェーンがすぐ外れるのは、なぜ?
・・原因はやっぱり、チェーン自体にあることが多いです。
いろいろなケースがありますが・・・
例えばチェーンが使いすぎで「劣化」している場合、
そしてチェーンが「合っていない」という場合が多いですね。
まず、劣化に関してですが・・・
もし1-2年、もしくはそれ以上のあいだ、チェーンを変えたことがない!
というのであれば、劣化によるチェーン外れの可能性は高まります。
チェーンは、チェーンリングやスプロケットといった「歯車」と、
精密に、コマががっちりと噛み合うことで固定されていますが・・・
チェーンが劣化するともちろん、わずかながら摩耗したり変形したりしますので、
「固定力」が失われ・・
すぐ外れてしまう、ということになるわけです。。
上の記事で解説しているように、チェーンがガクッと滑る、「歯飛び」という症状も、あるあるなのですが・・
もし、そういった歯飛び症状があるなら、
チェーン劣化が原因の可能性はさらに、高まります。
チェーンの劣化は「チェーンチェッカー」といったアイテムでも、調べることはできるのですが・・・
あくまで目安にすぎませんので、チェーンを年単位で変えていなくて、しかもチェーンがすぐ外れるような状況なのなら、
いい機会ですので、変えてしまってもいいのではないかな・・と思います。
チェーンの選び方は上の記事で解説していますので、もしよければご覧ください。
もしくは・・チェーンがそもそも「合っていない」という場合も、
チェーンがすぐ外れてしまうことになります。
もちろん、9速用の自転車に10速用チェーンを使っていた・・とかだと、
明らかにまずいわけですが・・・
そういうわけではなくて、ただ単に、相性が悪い・・なんてことも、実際にあります。
ちゃんと互換性があるものであっても、ですね。
最初のうちは問題なかったとしても、
使っているうちに相性の悪さが、浮き彫りになってきたり・・とかいう場合もあります。
こういう場合もやっぱり、解決策はチェーンの交換になります。
チェーンは高価なものでもないですので、
チェーンがすぐ外れる症状がどうしても治まらない・・という場合は、
とりあえず交換してしまう、でも良いのではないかと思います。
チェーンリングの摩耗
そしてもちろん、チェーンが問題の可能性があるのなら・・・
チェーンを受ける前ギア、つまり「チェーンリング」が原因の場合もあります。
チェーンを新品に交換したのに、チェーン落ちが全然直らない・・!
という場合は次に、ここを疑うべきでしょう。
ここは、チェーンほど頻繁な交換は必要ないのですが・・・
やっぱり、ずっと使っているとどんどん摩耗していく部分ですので、
ここがチェーン落ちの原因かも・・?と疑うのならやっぱり、交換してもいいと思います。
どのくらい使ったら摩耗するのか?とかは、もちろん自転車に乗るかなどによりますので、
人によって違ってくるわけですが・・・
目安としては、3年以上もチェーンリングを換えずに乗っている場合は、
摩耗してしまっている可能性は、でてくると思います。
「チェーンリングの寿命」や、時期がきたらどういうことが起きてくるのか?について、
詳しいことは上の記事にまとめました。
変速のタイミングがまずい
パーツ以外に、実は「変速のしかた」によって、チェーンを落としてしまう場合もあります。
いつも、変速するタイミングでチェーンが落ちる・・!
という場合は、この線が濃厚ですね。
ロードバイクなどに慣れている方には、釈迦に説法かもしれませんが・・・
強いパワーを掛けた瞬間に、変速しないというのが、
変速の、重要なコツだったりします。
おもいっきり踏み込んだ瞬間に、カチッと変速したりしない・・
と、いうことですね。
踏み込んだ瞬間とかに変速すると、
そのパワーが、デリケートな変速時にチェーンに掛かってしまい、
これが原因でチェーン落ちすることは、多いものです。
なので変速は、軽い力で、なめらかに回している状況でやるべきなのです。
スムーズに、くるくる回しているタイミングで変速すれば、
カシャン、カシャンと、さくさく変速してくれますし・・・
そのほうがチェーン落ちも、しにくいです。
なので、変速の瞬間にチェーンがよく落ちる・・!というのであれば、
「チェーンを落としにくい変速」を試行錯誤してみる・・というのも、
意味があるのではないか、と思います。
いっそ「ナローワイドチェーンリング」に換えてみる
これは、フロントギアが1枚だけ・・つまり「フロントシングル」に関する話にはなるのですが・・・
「チェーンが落ちにくいチェーンリング」なんていうアイテムがありますので、いっそ、それを採用してしまう・・というのも手です。
ナローワイドチェーンリング、といったものですね。
ナローワイドチェーンリングは「薄い歯」と「厚い歯」の2タイプの歯がある、特殊なチェーンリングのことで・・
この特殊な構造がチェーンの保持力を高めて、チェーン落ちを防いでくれます。
私自身、自分の自転車をフロントシングル化するときにこの「ナローワイドチェーンリング」を導入したのですが・・・
換える前はときどき、チェーン落ちしてしまうな。。とは思っていたのですが、
もう換えた後は・・もう何年も経ちますが、いまだにチェーン落ちを起こしてしまった!という記憶がないです。
私が実際に使っているのは、こういったものですね。
「Wolftooth」という、ナローワイド界ではド定番のメーカーのチェーンリングです。
以上、チェーン落ちを防ぐ方法について、わかる限りのことを書いてみました。
チェーン落ちは原因がわからないと防げなくて、
何度も何度も落ちるチェーンに、いらいらしてしまったりするのですが・・・
防ぐ方法をちゃんと理解すれば、基本的には防げるものですので、
ぜひ、このブログの情報も、解決に役立てていただければ・・と思います。