1時間くらい、ロードバイクなどの自転車に乗っていて・・・
・・・あー、振動で手がしびれる・・!!
あるあるだと思います。
もちろん手だけでなく、おしりが痛くなってきたり、首が痛くなってきたり・・・
もしくは本格的なガタガタ道が続くと、振動で体調が悪くなったり・・も、
場合によってはあると思います。
もちろん、ある程度は仕方がないことですが・・・
毎日の通勤とか、よく行く趣味のサイクリングで毎回、振動に悩まされるのはけっこう、つらいものです。。。
この記事では自転車につきものの「振動」を、できるだけ和らげる方法を解説していきます。
目次
「腕」をやわらかく使う
まずは、身体そのものです。
なかでも振動に一番かかわる「腕」を、やわらかく使うのが重要です。
マウンテンバイクなどのスポーツでは、腕をやわらかく使って衝撃を吸収するというのが、重要だと言われています。
「腕サス(サスペンション)」とか言われることもあるみたいですね。
そしてそれはもちろん、日頃のサイクリングなどでも同じです。
腕をやわらかく使えていれば、振動をサスペンションのように吸収できるのでもちろん、振動によるダメージは小さくなります。
逆にいつも、無意識にのうちに腕をハンドルにつっぱっている場合は、注意が必要だと思います。
段差を越えるたびに、ガタガタ道を走るたびに、ガンガン!・・と腕や身体に衝撃がくるわけですので、
振動ダメージはもちろん、倍増してしまいます。
なのでもし、腕を不必要につっぱってしまっているなぁ・・と感じたら、
まずはふわっと脱力して、最低限の力でハンドルを握るよう心がけると、
振動ダメージをかなり軽減できるかもしれないです。
まあ私自身、目下、試行錯誤中のところなのですが・・笑
「パーツ」を変更する
カラダの使い方を追求するのは無料ですし、有効ではあるのですが・・・
装備する「パーツ」のほうを試行錯誤するのも、それはそれで重要です。
例えば、
この「エルゴングリップ」は振動吸収性が高くて、いいと思います。
あまり硬くない、もちもちした握り心地ですし・・・
幅広なのでそのぶん、振動の分散もしやすいですね。
もしくは例えば、
こういったブルックスの革サドルが、サドルとしては振動吸収にいちばん有効だと思いました。
私自身、これをもうずっと使っているのですが・・・
革がハンモックのように張られた構造ですので、おしりから全身に広がる振動をやわらかく吸収してくれます。
「太めのタイヤ」を使うのも、有効です。
例えば一般的なロードバイクやクロスバイクだと、
こういった「28C」「32C」という太めのタイヤが有効です。
自転車のタイヤはすこしでも太くなると、空気の量がかなり上がりますので・・
体感ではっきりわかるくらい、振動吸収性がレベルアップします。
ロードバイクだとフレームによっては、太いタイヤが履けない場合はありますので・・そこだけ、ご注意ください。
もちろん「合う」パーツというのは、人によって変わってくるのですが・・
ここを試行錯誤してみる!というのも、振動のキツさを軽減するのにかなり有効です。
「自転車の種類」を考える
そして、そもそも「どんな自転車に乗るのか?」も重要です。
自転車の種類といえばロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロ・・などなど、いろいろあるのですが・・・
振動吸収性を優先するなら最強は「マウンテンバイク」ですね。
まあ、ここは予想通りかもしれませんが・・・
マウンテンバイクは衝撃を吸収しやすいバーハンドルや、ぶっといタイヤに加えて、
高性能な「サスペンション」が装備されていることが多いです。
なのでサスペンションが無い自転車と比べれば、衝撃吸収において段違いの能力があります。
もちろんそのぶん重かったり、メンテナンスが面倒だったりと、デメリットもでてくるわけですが。。
次点では「クロスバイク」ですね。
マウンテンバイクほどではありませんが、太いタイヤとバーハンドルを装備し、
街乗りレベルではじゅうぶんな振動耐性があると思います。
クロスバイクにさきほど説明した高性能グリップや、やわらかい腕の効果が加われば、
振動が気になることはあまり無くなるのではないか・・と思います。
ロードバイクやミニベロは、それぞれの良さがあるのですがやっぱり、
振動吸収能力においてはちょっと劣る・・と言わざるを得ないです。
ロードバイクは振動を吸収しにくい「手が前を向く」握りになりますし・・・
ミニベロはホイールが小さいぶん、ホイールによるクッションがききませんので、
どうしても振動がフレームに直接、がんがん来てしまいます。
なのでどうしても振動対策や、ライドの快適さ・・といったものを優先したいのであれば、
マウンテンバイクやクロスバイクを中心とした自転車選びをするのが良い・・と思います。
自転車の種類自体を変えるのは簡単ではないですので、
場合によっては太いタイヤを検討してみる・・というのも、
もしかしたら有効かもしれないですね。
今回はロードバイクなど自転車の振動吸収のコツを中心に、お話ししました。