いつも使ってる、鍵だけど・・・
いや、ぶっちゃけこれ、重い・・・!
リュックに入った、重量1kgの鉄の塊と、
今日も飽きずに重力を発生させている地球様を恨みながら、今日も自転車を走らせる・・
「自転車鍵の重さ、どうする?」は、全自転車乗り共通の問題ではないでしょうか。
そして、自転車鍵の重さは・・
鍵をフレームにうまく固定することができれば、
影響を圧倒的に小さくすることができます。
しかし・・・うまいこと固定しないと、
使っているうちにどんどん、ずれてきてしまったり、
振動である日突然、外れてしまったりと、意外にトラブルが起きやすいです。
そして突然ずれてしまう鍵が、イヤになって、
結局重い鍵を、カバンに放り込むことになってしまいます。
(実体験です・・笑)
なのでこの記事では、どんな鍵・どんなマウントを使って、フレームのどこに装着すればいいのか?
どうすれば振動でずれたり、マウントが壊れたりしない、ストレスフリーな固定ができるのか?
といった、具体的なU字ロックの持ち運び方を解説していきます。
目次
おすすめの「鍵 x マウント」の組み合わせを紹介!
まず、私の場合の、結論から言いますと・・・
「Kryptonite Evolution Mini 7」という鍵を、その「専用マウント」を使って固定する
今まで5年間程度、いろいろな鍵を試してきた経験から、
この方法がベストだ!と感じました。
クリプトナイト社は、自転車鍵界の大御所と言えるような、有名メーカーです。
そしてこの鍵は、安くて・軽くて・頑丈な、なかなかの優秀鍵です。
「ボルトクリッパー」という強力な工具を使っても、まず壊せないほどに頑丈ですし・・・
その割には重量1.0kg程度と、アホほど重い!!とうわけではないと思います。
そして価格も、基本的には1万円しないはずです。
そしてこの鍵には、専用マウントがついていますので、
これを使って固定するわけです。
こんな感じの、マウントに・・・
こんな感じの、装着用金具を使って・・・
こんなふうに差し込むと、ガチン!と、装着できます。
マウント自体は、ナイロンのバンドで固定するのですが・・・
がっちりと締め込めば走行中もずれてしまったり・・ということはほぼ、起きないです。
そして1kgの鍵をつけていたとしても、
振動でガチャガチャ鳴ったりだとか、振動で壊れたりとか・・そういうことはありませんでした。
この鍵以外だと、例えば・・
上の記事で解説している、多関節ロックの「ABUS Bordo 6000」が・・
「長さ」を重視するならおすすめだと思います。
この鍵は多関節ロックですので、U字ロックよりは長いのと、
これにも、ちゃんとフレームに固定できる、質が高いマウントがついてきます。
こんな感じで、固定できるわけですね。
・・・と、私の場合で、「自転車の防御」「フレームに固定し持ち運ぶ」の、
両面に優れると思った鍵を、ピックアップしてみました。
しかし、1kgくらいある鍵は、フレームへの固定をうまくやらないと、
ずれたりとかのトラブルが起きやすいものです。
なので、走行中のトラブルを起こしにくい「固定のコツ」についても、説明していきます。
フレームへの鍵の「固定のコツ」とは
自転車鍵の固定を、トラブルフリーにするためには、
まずは、鍵をできるだけ「低い位置」に固定するほうがいいです。
例えばこのフレームの、フレーム三角の中だと、
画像の位置がいちばん、低い固定だと思います。
物は、なんであれば、重心が低いほうが安定します。
立った状態で、地震がきた場合と、
床にうずくまった状態で、地震がきた場合・・・
どちらがバランスを崩しやすいか・・は、言うまでもないと思います。
なので、できるだけ低い位置に固定すれば、
そのぶん振動とか、自転車の揺れとかの影響は小さくなりますし・・・
走行中の「自転車本体のバランス」への影響も、
最小限にできます。
そして、固定の場所として、
できれば「ダウンチューブ」に固定しておくのが一番、無難だと思います。
上下方向に走るチューブに、装着するわけですね。
クロスバイクでもロードバイクでも、たいてい固定しやすい形になっていると思います。
これ以外に、鍵を装着できる場所といえば「トップチューブ」だと思います。
しかし・・・
鍵をトップチューブに装着したとしたら、
画像でいう赤い矢印の方向に、重さが掛かり続けることになります。
つまり・・鍵の重さが、
チューブに対して「垂直」に、掛かり続けることになるのです。
しかしダウンチューブに固定しておけば、重さはチューブに「沿う」方向に掛かるので、
フレームへのダメージは、最小限になります。
竹竿に、横っ腹から力をかけた場合と、
竹竿に沿うように、力をかけた場合・・・
どちらがダメージが大きいかは、言うまでもないですよね。
鍵の重さなんて、影響無いのでは?と思われるかもしれませんが・・
1kgの重さが、段差を越えたりするたびにガン!ガン!とフレームにダメージを与えるわけですので、
気をつけるに越したことはないポイントだと思います。
フレームが破断する例は、実際にありますし、
トップチューブはそれが起こりやすい場所です。
・・・と、自転車鍵をフレームに固定することについて、語ってみました。
鍵をフレームにうまく固定することができれば、
リュックサックの肩紐を肩にくいこませてくる重い鍵から、フリーになることができます。
ワイヤーロックとかチェーンロックとかだと、ぶらぶらしてしまいますので、
固定にまたひと工夫、必要かもしれませんが・・・
それでもやっぱり、なんらかの方法でフレームに固定できれば、
体にたすき掛けにする方法よりかは、有利になると思います。
もし、鍵の重さに悩まされていたり、
重さが気になって、強力な鍵を持ち運べない・・という場合は、
試してみる価値はあるのではないか、と思います。