サーリーのクロスチェックを、買おうかな?
もしくは、サーリークロスチェックを、持っているけど・・・
クロスチェックって、「旅」にどう?
・・というのは、気になるところかもしれません。
クロスチェックは、いわゆる「重いクロモリフレーム」なのですが・・・
軽量カーボンとかのフレームと違って、お世辞にも「レース向き」とかではありません。
むしろ「旅」とか「ツーリング」とか、そういったのに向く自転車だと思います。
私はクロスチェックを持っていて、旅に使うことも結構あります。
なのでこの記事では、サーリークロスチェックって実際、旅にどうなの?
他の自転車と比べた、メリット・デメリットは?
そんな疑問に答えていきます。
目次
最大のメリットは「頑丈さ」
クロスチェックの特徴というのは、もちろん、いろいろあります。
しかしまず、第一に強調したいのが「頑丈さ」です。
クロスチェックのフレームは、頑丈です。
とはいえまあ、実際にハンマーで叩いて破壊テスト!とかはできないので、そうやって確認したわけではないのですが・・・
いろいろなスペックから「間違いなく頑丈だろう」と言える・・ということですね。
まず、クロスチェックのフレームは「重い」です。
私は実際に、組み上げる前にフレーム・フォークだけを実測したのですが・・・
フレームは単体で2,350g、フォークは単体で1,120g
という重さでした。
これって、どのくらいなのか?
・・フレームで言うと、実にカーボンフレームの2倍くらいですね。
高価なカーボンだと、フレームで1,000gを切ることさえありますので、
そういうのと比べると差はさらに、大きくなります。
なんだよ、そんなに重いなんてダメ自転車じゃん・・・
というのは、「レース」といった、速さを競う場合の話です。
旅で重要な「頑丈さ」を重視するなら、むしろ重いほうが有利なのです。
旅で、頑丈さが活きるケースは、たくさんあります。
例えば輪行で、ちょっとぶつけてしまったり、もしくは飛行機輪行で職員に預けて、すこし手荒に扱われてしまったり・・・
もしくは駐輪するとき、鉄製のポールにぶつけてしまったり、
停めているあいだに他の自転車にぶつけられてしまったり・・・
もしくはちょっと休憩するとき、階段のカドに向かって倒してしまったり・・とかですね。
旅でバンバン使い倒すような状況だと、そこまでデリケートに自転車を扱えませんので、
自転車がダメージを受けてしまうことは意外と、あるあるなのです。
そして自転車は基本的に、重ければ重いほど頑丈です。
これはまあ、工業製品全般、何であってもそうですよね。
特に現代だと、金属の品質がめちゃくちゃ悪い・・といったこともあまり無いですので、
重さと頑丈さは比例する・・と言っていいと思います。
さらに基本的には、クロモリは自転車素材でいちばん頑丈です。
・・と、こういった視点からみていくと、
クロスチェックの「頑丈さ」は、旅ですごく有利!・・と言えると思います。
クロスチェックは「安定する」
そしてもうひとつ、頑丈さと対として挙げたい長所が・・
「安定する」ということです。
クロスチェックは、安定します。
ここにはまず「重さ」が効きます。
重いほうが安定する!・・というのは、物理的に当たり前のことですし、
自転車は速く移動するものですので、重さの安定性への影響はさらに大きくなってきます。
そしてそれ以外に「ホイールベース」も、効いてきます。
そしてクロスチェックは、ホイールベースが長いです。
どのくらいのホイールベースが長いのか?とか、詳しいことは上のリンク先に書きましたが・・・
クロスチェックの、私が持っているフレームサイズのものは「1,014 mm」という、そこそこ長いホイールベースを持ちます。
人間も、基本的には足幅が広いほうが、安定するはずです。
レスリングでも相撲でも、安定を重視するスポーツなら必ず、足幅を広くしますよね。
自転車でも一緒で、極端にならない限りはホイールベースが長いほうが、安定性にはかなり有利なのです。
・・と、クロスチェックは「頑丈さ」と「安定性」の2点において、旅で活用するのにすごく優れています。
このあたりは実際に私自身、何度もこの自転車で旅に出ていますので、
実際に走りながら「あー・・クロスチェック良いなぁ・・」と、実感するところでもあります。
他にもフロントキャリア・リアキャリアがつけやすいとか、いろいろ良い点はあるのですが・・・
総合的にみて、クロスチェックは旅に、いい感じの自転車だと思います。