自転車を買った!よーし、乗り回すぞ!
意気揚々と繰り出すも・・
あれ?走る場所、どこにも無くない??
日本は、自転車が走りにくい国です。
なのでたとえばロードバイクやクロスバイクといった、スポーツ自転車を買ったとして・・
快適に走れる場所が見つからない!というのは、よくある悩みのようです。
たとえば人通りが多くて、飛ばすなどとても無理だったり・・
もしくは高速道路みたいな道で、トラックが多く、とても走りたくないような道だったり・・
そんなのばっかりなので、一体どこで楽しめばいいねん?となりがちですよね。
なのでこの記事では、この走りにくい日本において・・
走る場所を確保して、快適に自転車を楽しむ!
そのための方法を解説していきます。
目次
「その地域に詳しい人」から、情報を得る
走る場所が無い!を解決するため、まず大事だと思うのは・・
「その地域に詳しい人」から、情報を得る
というやり方です。
あなたが住んでいるのが、どの地域であったとしても・・
自転車で走りやすい「定番エリア」
といったものが、いくつかはあるはずです。
例えば「福岡」まわりのエリアで言えば・・
「糸島」「志賀島」「遠賀宗像自転車道」の3つが、圧倒的に走りやすいエリアですね。
それぞれ道が広くて、長い距離を快適に走れるようなルートがあります。
そしてこれら以外だと正直、めっちゃ走りやすい!と思うようなルートはなかなか無いと感じます。
なのでたとえば、福岡まわりで快適に走りたいなら・・
これら、走りやすい定番エリアを知っている!
これがいちばん重要なのです。
では、定番エリアについて知るためにはどうすれば?
ここは「その地域に詳しい人」に聞くのが、いちばん効率的です。
そういう人は、たとえば自転車専門ショップの店員とか、お客さんとかに多く・・
ショップで自転車を買い、そのショップの人たちと仲良くなっていけば、聞き出せたりします。
もしくは現代は、インターネット時代ですので・・
たとえば「地域名 ロードバイク 走りやすい場所」とかで調べると、その地域の人が書いた記事が出てきたりします。
もしくはツイッターで、その地域で走り回っている「詳しい人」をフォローしても、情報が得られると思います。
と、そういった方法で・・
とりあえず、その地域で走りやすい「定番スポット」の情報を得てしまう!
これができると、その地域での自転車ライドが圧倒的に楽しくなるはずです。
グーグルマップなどの「マップツール」を使う
走る場所を見つけるには・・
グーグルマップなどの「マップツール」を使う
これもかなり有効です。
現代は、グーグルマップがものすごく発達しています。
普通のマップ表示以外にも「衛星写真ビュー」があったり、「ストリートビュー」モードがあったり、
もしくは「グーグルアース」で、街全体を3Dで一望できたりします。
実際に街を走り回って、走りやすい場所を探す!
これはけっこう大変です。
時間はかかりますし、そんなに広い範囲も見えないですし。。
しかしグーグルマップといったテクノロジーの力を借りれば・・
圧倒的に効率よく、走りやすい道を探せます。
例えば、まずは衛星写真で、広くて走りやすそうな道を探し・・
見つけたら、ストリートビューやグーグルアースでさらに詳しく精査し、本当に走りやすいか確認する!
みたいな感じですね。
もしくは候補となった道の名前を、普通にグーグル検索したら・・
実は、地元では有名な自転車ルートだった!
そんなことも実際にありました。
なので、自転車で走る場所が無い!
その場合は「マップツール」を駆使して探していく!というのもおすすめです。
グーグルマップをうまく使って、走るルートを探していく方法は、
上の記事で解説しています。
「川沿い」「海沿い」を探す
自転車で走りやすい道は・・
「川沿い」や「海沿い」に、よくあります。
川や海に沿ったエリアは、ほとんど高低差が無いですし・・
ルートとしても、まっすぐなルートになりやすいです。
なのでその地域の、川沿いや海沿いをじっくり探していけば・・
お、走りやすそうなルートを見つけた!
となる可能性はかなり、上がると思います。
実際、走りやすい道の王様「サイクリングロード」は・・
川沿いや海沿いに設置されていることが、とても多いですね。
日本は山がちで、人口密度が高い国です。
てきとうに道を探していくと、山だらけで走りにくかったり・・
人が多いごみごみエリアばっかりで、とても快適には走れない!
そんな道ばかりが見つかったりします。
しかし、川沿いや海沿いをメインで調べていくと、良い道が見つかりやすいです。
なのでたとえば自分が住んでいる地域の、川沿いや海沿いを片っ端から調べ尽くす!
そんな方法で、走る場所は見つかるかもしれません。
「輪行」を駆使する
走る場所を見つけるには・・
「輪行」を覚え、使いまくる!
というのも、ひとつの方法です。
輪行は、自転車を分解したり、もしくは折りたたんだりして・・
袋に入れて、電車やクルマに積み込んで、目的地まで運ぶ!
そして目的地で展開し、自由に走る・・といった方法ですね。
自転車だけだと普通は、「家のまわり」しか走れません。
しかし輪行があれば、クルマや電車で行ける範囲・・
かなり遠くまで、足を伸ばすことができます。
そしてもちろん、アクセスできるエリアが広がれば・・
そのぶん快適な「走る場所」が見つかる可能性も、高まっていきます。
良さそうな「走る場所」が、自転車だけで行くのはちょっと厳しい場所にある。。
そんな場合も、輪行は有効ですね。
自転車としても、ロードバイクでも輪行は普通にできますし・・
折りたたみ自転車だとさらに圧倒的に、輪行がラクになります。
さすがにママチャリは重すぎ・分解が難しすぎで、輪行には向きませんが。。
輪行のデメリットは「少し時間がかかる」ことです。
さすがに、家のまわりをさっと走るのに比べると・・
自転車を分解する手間とか、電車に乗る時間とかありますので・・少し、大変にはなってきます。
しかしそのぶん、普段はアクセスできないような最強スポットにも行けますし・・
たとえ東京から福岡へ!みたいな遠距離であっても、行こうと思えば行けてしまいます。
なので、自転車で走る場所が無い!
という場合は「輪行」も絡めて、探してみる!というのも有効です。
「住む場所」を工夫する
そもそも、「住む場所」を最適化してしまう!
というのも、ひとつの方法です。
輪行などで、遠くに走りに行けるとはいっても・・
日常でいちばん走るのはやっぱり、「家のまわり」です。
なので家のまわりに、自転車で走りやすい「走る場所」がぜんぜん無い場合・・
どうしても、快適な自転車生活を送るのは無理ゲーになりがちなのです。。
たとえば自転車乗りの聖地と言われる、超走りやすいスポットに「しまなみ海道」があり・・
思い切って、ここに移住してしまった!という自転車好きの例もあります。
もしくは、そこまでとは行かなくても・・
引っ越しの機会に、あらかじめいろいろと調べておき、走る場所がたくさんあるエリアに引っ越す!
これはかなりおすすめで、私も引っ越しのたびに検討しています。
もしくは例えば、海外にまで目を向けるなら・・
自転車先進国と名高い「オランダ」に移住してしまう!とかもアリなのではと思います。
あっちは自転車後進国である日本と違って、「国全体」に自転車道が張り巡らされていて・・
クルマだけ社会の日本と比べると、異次元の乗りやすさのようです。
私自身、いつかオランダ移住してみたいなぁ・・とよく妄想していたりします。笑
まあ、もちろん移住は移住先が遠くになるほど、コストもかかりますし・・
たとえばサラリーマンだったり、すでに一戸建てを買っていたりすると、ラクなことではなかったりします。
なのでそう簡単な方法ではないのも、確かですが・・
とはいえ自転車で走るメインの場所はやっぱり、家の周りになりますので・・
それを改善するべく、「住む場所」自体を工夫してしまう!
というのも走る場所を確保するには、有効なのではないかと思います。
「安全な道」を見つけるために
と、走る場所を探す方法を解説しましたが・・
「安全」な道を探すことは、走る道探しでもトップクラスに大事なことです。
なので、その方法についても解説しておきます。
自転車で走りやすい道を探すとき、特に重要なのが・・
大型車両が多い道をできるだけ避けることです。
トラックやダンプカーが少ない道を探す、ということですね。
ドライバーの方も気をつけてくれるので、実際に事故になりそうになったことは、私は今までありませんが・・
やはり大きい車がそばを通るときは緊張しますし、ストレスもたまるものです。
ドライバーの方もヒヤヒヤしながら追い越してくれているのでは、と思います。
そして、大型車両が多く走る道を避けることができれば・・
ドライバー側・自転車側の両方にとって、事故のリスクや怖い思いを減らせるでしょう。
大型車両との併走を、100%避けることはできません。
しかし「道探しのコツ」をつかめば、できるだけ少ない道を選ぶことはできます。
以下、そのコツを紹介します。
「大きい道のそばの、小さい道」を走る
大型車両が多い道を、避けるコツ・・
ひとつめは「大型車両が走る大きい道を走らず、併走する小さめの道を走る」ことです。
たとえば、下のようなマップですと、
東西方向に向かって走る大きな道が、2本、見てとれると思います。
そして、ストリートビューなどで確認すればわかるのですが・・
南側の1本は「高速道路とそれに沿う太い道」で・・
北側の1本は、「海岸線沿いに走る小さめの道」です。
この場合、トラックといった大型車両はどっちを走るのか?
ほとんどの場合で「南側」の道を走ると予想できます。
トラックは大きいので、太い道のほうがはるかに走りやすいからですね。
なのでこの場合、大型車両のほとんどは「南側の道」に吸収され・・
そのため北側の道のほうを走る大型車両は、かなり少なくなります。
なのでその「北側の道」こそが自転車にとって、快適な道となることが多いのです。
私自身、このあたりの道を何度も自転車で走っているのですが・・
北側の道は実際に交通量が少なく、自転車が走るのに向いた道です。
対して南側の道はトラックが多く、自転車では危ない道になっています。
(いちおう、自転車通行可ではあるのですが・・)。
なのでもし、走ろうとしているエリアに、
- 高速道路
- 有料道路
- バイパス
- 主要な国道
といった、クルマが快適に走れる大きな道があり・・
そしてそれを長距離にわたって沿うように走る道があれば、それが狙い目になります。
なので走ろうとする道を決めるときは、まずはグーグルマップなどで俯瞰してみて・・
そういうエリア・そういう道を見つけることができれば、それが一番です。
ちなみに上のような事情があるため、進める道が「一本しか無い」道というのは、自転車にとって走りにくいことが多いのです。
たとえド田舎のような一見、走りやすいのでは?と思われる道でもですね。
クルマが他の道にまったく分散してくれないため、デカい車と併走することになるからです。。
そのため個人的にはド田舎よりも、「市街地と田舎の中間」くらいの区間に走りやすい道が多いなと感じます。
これが「クルマ」や「バイク」なら、とりあえずいちばん大きい道を選んでおけばいいのですが・・
自転車が快適な道を探すときは、上のような考え方をするといいと思います。
「物流ルート」を避ける
自転車に快適なルートを見つけ出す、もうひとつのコツは・・
「物流ルートを避ける」ということです。
物流ルートというと、トラックなどの大きい車が荷物を運ぶルートですね。
そしてそのルートは大きい車の数・交通量ともに多くなるものですので・・
当然、自転車にとって走りにくい道になりますので、できるだけ避けたいところなのです。
どこが物流ルートになるか?は、一概には言いにくいのですが・・
まずは「物流ルートから外れた道」の一例を示してみます。
たとえば、上のマップは福岡の「糸島」まわりのエリアなのですが・・
たとえば、糸島を一周するようなルートは、大型車両がとても少ないです。
このエリアだと、福岡と長崎を行き来するように、東西にわたって物流があるのですが・・
その物流ルートは「福岡と長崎をつなぐ、最短距離の1ルート」となります。
なので糸島を一周するようなコースは、完全にその物流の流れから外れるのです。
糸島自体に物を配達する車ももちろんありますが、全体からみるととても少ないものです。
なので糸島まわりはクルマが少なく、大きいクルマは特に少なく、走りやすいルートになります。
実際に糸島を一周するコースは、九州ではサイクリスト御用達の「定番コース」になっています。
ここまでわかりやすいケースは、少ないかもしれません。
たとえば、トラックはこの区間だと、この高速道路に流れるだろうな・・
ここはおそらく、この地域の物流ルートになっているだろうな・・
そういったことがマップから読み取れるようになると、徐々に開拓がやりやすいくなると思います。
という感じで、「安全なルートを探す」ことも考えると・・
自転車で走る、より快適なルートを探せるようになるかもしれません。
今回は「自転車で走る場所」の見つけ方をお話ししてみました。