サンマルコ(セラサンマルコ)のリーガルって、どんなサドル?
座り心地はどう?
ロングライドすると、どんな感じになる?
実際の重さは?
サンマルコリーガルとは、
こういったサドルです。
私自身は何年も、このサドルを使った経験があり、
また他のサドルとの「乗り比べ」をしてみたこともあります。
なのでこの記事では、サンマルコ(セラサンマルコ)のサドル「リーガル」って、どういうサドルなの?
そんなところを解説していきます。
目次
「製品そのもの」は、こんな感じ!
まず、製品そのものですが・・・
ざっくりとした外観は、こんな感じです。
見た目に関してはもちろん、好みはいろいろでしょうが・・・
ちょっと古風な、革サドルっぽい見た目だと思いますので、
そういうのが好きな私みたいな人には、ハマる見た目かもしれません。
座面の質感は・・
こんなふうに指でぐいっと押すと、クッションによりわずかにへこむ感じになります。
座面の骨格そのものはプラスチックですので、その上を薄いクッション材で覆っている感じですね。
サドルレールは、こんな感じです。
サドルレール幅は44mmと、まあ、一般的なレール幅ですね。
なのでたいていのシートポストに載せられると思います。
構造としても、しっかりしています。
サドル自体の横幅は・・・
実測し、15cm程度でした。
ぱっと見の印象通りかもしれませんが、すこし、幅広のサドルですね。
縦の長さは・・
実測し、28cm程度でした。
まあ、普通のサイズだと思います。
本体の重さは・・
実測で364gでした。
決して「軽いサドル」とは言えない重さですが・・
軽さを売りとしたサドルではないですので、ここはまあ、そういうものだと思います。
そして、
「Made In Italy」との文字があるように、このサドルはイタリア製ですね。
まあ、だからといって品質が良い保証とかまでは、無いでしょうが・・笑
と、サンマルコリーガルの本体はこんな感じです。
「座り心地」はこんな感じ!
では・・実際に座ったら、どんな感じ?
このサドルの、座り心地に関わりそうな特徴は、
- 「座面」が広め
- 「クッション性」は高め
- 座れる「前後幅」は、ちょっと狭め
といった感じだと思います。
そして、実際に走ってみると・・・
どっかりと、安定して座りやすい
長距離でも、おしりが痛くなりにくい
そんな印象を受けます。
実際私は、いわゆる「レース向けカーボンサドル」に乗ったこともありますが・・・
比較すると差は歴然で、レース向けサドルはおしりにガンガン食い込んできて、分厚いレーパンが無いととても耐えられない!みたいな感じですが、
サンマルコリーガルのほうは、坐骨でちゃんと座ればレーパン無しであっても、かなりの時間いける・・くらいの違いがあります。
クッション性、幅広による圧力の分散・・と、いろいろな要素が効いているんでしょうね。
乗り心地に、さらにもっと特化するなら・・私がこれまで使ってきた中だと、
上の記事たちで紹介しているような「ブルックスのハンモック型サドル」というものが、最強だったりします。
しかしそれらはものすごく重かったり、メンテナンスの手間が必要になったり・・と、
乗り心地にパラメーターを振り切った「特殊サドル」みたいなシロモノになりますので・・
「バランスのとれたサドル」の中で、どれが一番か?
・・となると、この記事で挙げているサンマルコリーガルになると思います。
と、サンマルコリーガルの座り心地をまとめると・・・
ロングライドでもおしりが痛くなりにくい、なかなかに快適な座り心地
それでいて、めちゃくちゃ重かったりメンテナンスが必要になったりはしない、バランスのいいサドル
といった感じになると思います。
サンマルコリーガルは、こんな人に向く!
まず・・このサドルは、軽量化・スピードを優先したタイプのサドルではないです。
そういうサドルはクッションがほぼゼロだったり、幅がすごく狭かったり、100gを切るほどに軽かったりするのですが・・・
このサドルはそういうのとは、真逆に近いと思います。
 
なので少しでも速く!を自転車に求める方には、向かないでしょう。
そこはもう、適材適所といいますか、「速く走るのに向いたサドル」というものはちゃんとありますので、
そういった製品を選ぶほうが合うと思います。
そのかわり・・サンマルコリーガルは私のようなゆるいサイクリング・ロングライド方面を好むタイプには、ベストマッチだと思います。
重量があるかわりに、おしりへの負担が少ないですので、ロングライドでも快適ですし・・・
もちろん普段使いでも、負担は少ないに越したことはないです。
見た目的にも、ちょっとクラシックな「古き良き」印象だと思いますので、
ツール・ド・フランスで走るような「最新鋭」な見た目のロードバイクには、あまり合わないと思います。
逆にちょっとノスタルジックな見た目のクロモリロードとか、むしろランドナーとか、スポルティーフとか・・
そういった自転車に、デザイン的にも合うのではないかと思います。
と、サンマルコリーガルはいろいろと特徴のあるサドルですが・・・
もちろん基本的なつくりも良く、合う人にとっては最良のサドルになる可能性もありますので、
もし「合うタイプの人」の特徴に当てはまるのなら、悪い選択にはならないのでは・・と思います。
今回はサンマルコのリーガルについて、解説してみました。