フィジーク(fi'zi:k)の「アリオネ」って、どんなサドル?
重さは?
長時間乗ってても、大丈夫?
どんな人に向くの?
フィジークのアリオネとは、
こんなサドルですね。
そして、このサドルは実際にどんな使い心地なのか?
実際に使ってる人の、体験談を聞きたい!
というのは、このサドルを買おうかな?と考える場合には、思われるところだと思います。
私自身はこのサドルを何年も使った経験があり、
他のタイプのサドルといろいろと、比べてみたこともあります。
なのでこの記事では、フィジークのアリオネって実際、どんなサドル?
そんなところを解説していきます。
目次
外観は、こんな感じ!
まず、フィジークアリオネの外観からいきます。
こんな感じですね。
見た目の印象は、人それぞれだと思いますが・・
私としてはこのサドルはシャープなフォルムで、最新鋭カーボンロードとかに合いそうな外観だと感じます。
サドルレールは、
こんな感じです。
しっかりした作りですし、レール幅も一般的なものですね。
サドルの横幅は・・・
実測で約13cmと、かなりスリムですね。
縦幅は見た目通り、けっこう長くて、
実測で30cmありました。
これはサドルの長さとしては、かなり長いほうです。
この縦幅の長さは、このサドルの特徴のひとつですね。
重量は・・・
実測で、239gでした。
まあ、重すぎもせず、めちゃくちゃ軽くもない、スポーツ系サドルとしてはふつうの重さだと思います。
と、ざっくりとした本体の特徴は、そんな感じです。
実際に乗ると、こんな感じ!
それでは・・フィジークのアリオネ、実際に乗ってみるとどんな感じ?
このサドルのいちばんの特徴は、「前後に長い」ことです。
まあ、ぱっと見でわかるくらい長いですよね。
例えばこんなふうに「サンマルコ リーガル」という、また別のサドルと並べてみると一目瞭然ですし・・・
「アリアンテ」「アンタレス」といった、フィジークの別タイプのサドルと比べてみても、このアリオネがいちばん長いです。
サドルが前後に長いと、前のほうにも、後ろのほうにも座れます。
特にこのフィジークアリオネは、後ろの「端」にも座れるようなデザインですし・・(ここにまともに座れないサドルは多いです)、
いちばん前の端にも座れますので、実際に座れる前後幅はさらに大きくなります。
前後幅が大きいと、どうなるか?
「前後に荷重移動しやすい」
「ポジションを自由に変えやすい」
あたりが、かなりのメリットになってきます。
例えば坂を登るときは、前に荷重移動する!というのは、一般的な知識だと思いますが・・・
前後幅が大きいとより「大きく」、前に荷重移動できます。
なのでよりハードな登りにも、対応しやすくなってくれます。
逆に下りだと後ろに荷重移動するわけですが、これも当然やりやすくなります。
そしてロードバイクなどで長時間、同じ姿勢でいると、疲れが増幅されてきます。
なのでドロップハンドルの「持つ場所」を変えたりして、姿勢を変え、負担を分散させるわけですが・・・
このサドルだとおしりの方も前後に移動できますので、そのぶんフォームの自由度が増え、
そのぶん負荷を分散させやすくもなってきます。
逆にデメリットとしては、幅が細いことで「安定感が低め」になるところですね。
例えば横幅が広いサドルだと、どっかりと座れますので、骨盤が安定しやすいです。
逆に細身のサドルは、脚が回しやすかったりはするのですが、
接地面が小さいのでどうしても、骨盤をどっしり安定させるのは難しかったりします。
まあ、このあたりは個人差がありますが・・・
一般的な傾向としては、そうだろうと思います。
というわけで、フィジークのアリオネは、
「長い前後幅」を活かした乗り方をしたい!
そういった方に、向いたサドルだと思います。
今回は、フィジークのアリオネって、どんなサドル?
そんなテーマでお話ししてみました。