ロングライドといえば普通は、ロードバイク!です。
しかしマウンテンバイクでのロングライドも、意外と楽しいものです。
マウンテンバイクといえば・・普通は山とか、泥だらけのマウンテンバイクコースとかを走るものです。
ぶっといタイヤも、ごっついサスペンションも、そのためについているはずです。
しかしマウンテンバイクしか持ってない・・とか、マウンテンバイクが好き!とか・・
もしくは、いつもはロードで走るけど、たまにはMTBでロングライドしてみたい!・・とかだと、
マウンテンバイクで果たして、ロングライドはできるのか?
というのは、気になるところだと思いますので、
この記事では、そんな疑問に答えていきます。
目次
いちばんのデメリットは「姿勢を変えられない」こと
ロードバイクのいちばんの特徴は、ドロップハンドルです。
そしてドロップハンドルのメリットは、「握る場所を変えられる」ことです。
つまり上を持ったり、下を持ったり、横から持ったり縦から持ったり・・と、持ち方をどんどん変えていくことで、
ロングライドで固まりがちな姿勢を、ほぐすことができるんですね。
ロングライドに慣れている方ならもちろん、体験済みのことではないかと思いますが・・・
これがものすごく、ありがたいのです。
てのひらが痛くなってきたり、肩がこってきたりしたとき・・・
さっと持ち替えてポジションを変えることで、それをかなりマシにできるわけですね。
しかしマウンテンバイクでは基本的に、持てる場所はひとつだけです。
バーハンドルの、グリップ部分だけですよね。
なので姿勢を変えることはほとんど、できません。。
それでもまあ、50km程度とか、数時間程度までのライドなら問題ないです。
しかし100kmを越えてくるくらいから、体がガチガチに固まってきたり、
手のひらのしびれが我慢できないレベルになってきたりします。
デスクワークでまったく同じ姿勢で、何時間もがんばっているようなものですから、
身体が固まったり、肩がこってきたりするのは、まあ当たり前ですよね。
そして持つ場所がひとつしか無いと、そんなときに「姿勢を変える」ことで対処できないのです。。
一応、「バーエンドバー」といったアイテムを使えば握る場所を増やすことはできます。
とはいえ握る場所が、近くにひとつ増えるだけですので、
ブラケット、下ハン、上ハン、ブラケットの先端、下ハンの先端・・など、ダイナミックに姿勢を変えられるドロップハンドルには到底及ばないです。
・・・という事情がありますので、
マウンテンバイクで「100kmを大きく越えるようなロングライド」は、正直きつい
というのが、個人的な感想です。
根性があればできるかもしれませんが、苦行になってしまうことが多いですので、
そこまでやるなら素直にロードバイクあたりを使うほうがいい・・と感じます。
逆に、50kmくらいまでのライドなら、マウンテンバイクでもまったく問題ないな・・と感じました。
「タイヤの太さ」は、良くもあり悪くもある
マウンテンバイクのもうひとつの特徴・・といえば、太いタイヤです。
幅にして、ロードバイクの2倍とか、それ以上とかの、
もう見るからに太いタイヤを履いていますよね。
この太いタイヤが、ロングライドにどう働くか?なのですが、
自分としては一長一短だと思います。
太いタイヤの良い点を、ひとことで表すと・・「快適」、ですね。
太いタイヤはグリップ力が高く、滑りにくいですし、
空気圧も低めにするものなので、段差の衝撃などもマイルドになります。
なのでロングライドで、長距離を走っていても、
身体へのダメージが少ないのです。
逆にデメリットは、「走行抵抗が大きい」ことです。
ロードバイクの細いタイヤの、シャー・・っという、滑るような走行感と比べると、
マウンテンバイクはどうしても、ずっと抵抗を引きずっているような感じになって、脚への負担もたまりやすいです。
とはいえマウンテンバイクであっても、ママチャリあたりと比べればずっと、走行抵抗は軽かったりします。
マウンテンバイクの走行抵抗は、スピードが上がれば上がるほど増えていきますので、
40km/hを越えるようなかっ飛ばしライドをするならやっぱり、ロードバイクが圧倒的に有利になってきますね。
・・と、まとめますと、
マウンテンバイクは「短めの距離・低速」のロングライドなら、アリ!
逆に高速で走り続けたり、何百kmも走るようなスーパーロングライドだったりするのなら、やっぱりロードバイクを使ったほうがいい・・
と、いうことになると思います。
今回はマウンテンバイクでロングライドは可能?というテーマでお話ししてみました。