折りたたみ自転車のメリットって、なに?
ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク・・・
自転車には、いろいろな種類があります。
そしてその中から「折りたたみ自転車」を選ぼうかな?と考えたとき・・
折りたたみ自転車ってちゃんと、メリットあるの?
折りたたみ自転車のメリットを、具体的に知りたい!
と思うのは、自然なことだと思います。
私自身はもう7-8年ほど、折りたたみ自転車を愛車としています。
そしてロードバイクといった、それ以外の自転車にもよく乗りますので・・
「折りたたみ自転車のメリット」がどんなものか?は、だいぶ分かってきたと思います。
なのでこの記事では「折りたたみ自転車のメリット」について、具体的に解説していきます。
目次
「輪行」が圧倒的にしやすい
まず・・折りたたみ自転車は「輪行」がものすごく、しやすいです。
まあ、これは当たり前ではありますね。
折りたたみ自転車の「折りたたみ機構」は基本的には、輪行のためにあるわけですので・・
なのでここではどのくらい、輪行しやすくなるのか?を、もうちょっと掘り下げてみます。
折りたたみ自転車を、ロードバイクやクロスバイクなどと比べると・・
輪行における「準備」の便利さと、「持ち運び」の便利さがあります。
以下、輪行の「準備」が一般的なロードバイクなどと比べて、どのくらい便利になるのか?
輪行における「持ち運び」が、どのくらい有利なのか?
それぞれに分けて、お話ししてみます。
輪行の「準備」がラク
まず準備・・これは駅のホームで、自転車が「走れる」状態から、
自転車を「輪行できる」状態に変える!ということですが・・
折りたたみ自転車だと・・この準備の手間が、感覚的には10分の1以下になります。
まず、たとえばロードバイクだと時間的には、輪行できる状態になるまでに15-20分くらいかかります。
ここは慣れとか、状況とかによってぜんぜん違ってきますが・・
まあ、特には急がずに作業すると、そんなものだと思います。
作業的にも、前輪・後輪をフレームから外し、エンド金具を装着したり、
キズがつかないよう養生すべき部分をカバーしたり・・まあ、いろいろな手間が必要ですね。
旅の中で、この輪行の手間がいやなので、もう自走してしまおう!
・・と、距離によってはそうなってしまうくらいには、面倒なものです。
しかし折りたたみ自転車だと・・準備の手間は、感覚的には「一瞬!」みたいになります。
折りたたみ自転車だと、やることは基本的に「折りたたむ」「袋に入れる」・・これだけですね。
時間的には、「折りたたみ」は車種にもよりますが、だいたい10秒もあれば完了すると思います。
「袋に入れる」のほうが実は手間で、バッグから取り出す・車体に被せる、を合わせると30-40秒くらいかかると思います。
しかし全体で、おそらく1分以内に終わるのではないか・・と思います。
1分 vs 15分から20分・・
まあ、時間的にも10倍以上の差ですよね。
そして手間的にも、そんな感じだと思います。
・・と、折りたたみ自転車は輪行の「準備」において、圧倒的なメリットを発揮してくれます。
輪行における「持ち運び」がスムーズ
輪行における「持ち運び」は、どうでしょうか?
ここでも折りたたみ自転車は、圧倒的なアドバンテージがあります。
折りたたんで、袋に入れた状態だと・・
折りたたみ自転車はちょっと大きめのスーツケースくらいのサイズに、おさまります。
折りたたみサイズは、車種によってかなり違ってはきますが・・
たとえば小さくなる折りたたみ自転車として有名な「ブロンプトン」だと、うわ・・と感動するくらいに小さくおさまりますね。
そして、このくらい小さくなれば・・
一般的な「大きい荷物」と、さほど変わらないような感覚で、
電車内や、駅のホームを持ち運ぶことができます。
たとえば座席に座るときも、座席の脇にぽん、と置いておくことができますし・・
立っているときも、足の間におさめてしまえば、
「人間ひとり + バックパックひとつぶん」程度のスペースに収納できます。
実際に電車に乗るときは、どんな感じになるか?
混雑していない電車なら、持ち運んでいることがほぼ気にならない・・といった感覚になります。
どの車両でもかまわずポン!と持ち込んでしまえる感じですね。
混雑した電車であっても・・地方の、ちょっと人が多いくらいの電車ならそんなに気にせず、持ち込んでしまえます。
さすがに東京のラッシュ時間帯の、満員電車には持ち込めない・・と、そんな感じですね。
(ラッシュ時間帯だと普通のスーツケースも、持ち込むのははばかられますので、ここはしょうがないと思います)
逆に、ロードバイクなどの自転車だとどんな感じか?
前後輪を外した、いちばん小さくなるスタイルにしたとしても・・荷物としては「巨大」と言えるサイズになります。
なので基本的には「先頭車両」「最後尾車両」といった、決まった場所にしか置けない感じになります。
ふつうの座席の、脇あたりにぽんと置くとかは、無理だと思います。
車椅子スペースといった場所があり、車椅子の人が居ない場合に限り、そこに置かせてもらう・・
とか、そういった感じになりますね。
もちろんラッシュ時間帯どころか、ちょっと混雑している程度の電車であっても、持ち込むのは難しい感じになります。
輪行における「利便性」を折りたたみ自転車と比べると、もう、まったくの別物!と言えるくらいの違いになりますね。
・・と、折りたたみ自転車は輪行における「持ち運び」においても、圧倒的に便利です。
「機動力」が高い
折りたたみ自転車のメリットは、他にもある?
・・走るときの「機動性」が高い、ということが挙げられます。
機動性というのは、狭い道・混んだ道でもするする走り抜けたり・・
もしくは素早く方向転換したり、いっきにスピードを上げたり減速したり・・といった、
いわゆる「動きの機敏さ」ですね。
ここが強いというのは、ひとえに「ホイールの小ささ」によるものですが・・
ホイールが小さいともちろん、混雑した場所でもぶつからず走りやすいですし、
ハンドルがクイックなので、さっと方向転換したりとか、
ホイールがすぐ回るほうになりますので、すばやく加速したりとか・・に向くんです。
なので折りたたみ自転車は、特に「街中メインでふらふら走り、長距離は輪行してしまう」ような走りには、圧倒的に強いです。
私自身、一人旅が好きで、旅のときは毎回折りたたみ自転車を持ち出すのですが・・
たとえば京都を折りたたみ自転車でふらふらと走り、お寺巡りをして・・
輪行して電車で大阪に行き、道頓堀で食い倒れる・・みたいなことを、圧倒的にスムーズにできるようになります。
・・と、折りたたみ自転車は輪行だけでなく走りの「機動性」においても、かなりのメリットを発揮してくれます。
「デメリット」も知ったうえで選ぶ
と、折りたたみ自転車のメリットをたくさん語ってきましたが・・
折りたたみ自転車にはもちろん、折りたたみ自転車ならではの「デメリット」もあります。
デメリットはたとえば、ホイールが小さく慣性が弱いので、ロングライドに向かない・・とかですね。
そしてもちろん、メリット・デメリットを比較したうえで、
メリットが上回る!折りたたみ自転車は自分に合う!
そう思った時のみ、入手を考えるほうがいいと思います。
折りたたみ自転車の「デメリット」については・・
上の記事で、詳しく解説しています。
この記事では折りたたみ自転車のメリットをテーマに、お話ししてみました。