クロモリ製のシートポストって、どう?
シートポストといえばアルミ、もしくはカーボンがほとんどです。
しかし私は現在、あえてクロモリ・・つまり鉄製のシートポストを使っています。
クロモリシートポストとしてはわりと定番品の、これですね。
まあ、クロモリシートポストはもともと、種類は少ないわけですが・・・
クロモリ製のシートポスト、その使い心地は?
頑丈なの?やっぱり重い?錆びる?特別なメリットはあるの・・?
この記事では、そんな疑問に答えていきます。
目次
「頑丈」なのは、間違いないと思う
まず、クロモリ製シートポストがアルミやカーボンと比べ頑丈なのは、間違いないと思います。
まずそもそも、「クロモリ」という素材は、自転車素材の中でいちばん頑丈です。
詳しくは、上の記事で解説しているのですが・・・
例えば自転車の「フレーム」には、さまざまな素材が使われるわけですが、
いちばん寿命が長く、ぶつけたりしてもいちばん壊れにくいのは鉄だ・・というのは、常識みたいになっていると思います。
そしてそれはシートポストにおいても、同じです。
もちろんシートポストは、そうぽきぽき折れるようなものでもないのですが・・・
しかしやっぱり「シートポスト 破断」で検索でもしてみれば、
特にカーボンシートポストを中心に、破断事例はたくさん出てきます。
なのでシートポストに、できるだけの「頑丈さ」を求めるのなら、
クロモリシートポストを選んでおくのは、ひとつの選択肢になると思います。
「重い」のも間違いない
クロモリシートポストは、重いです。
まあ、鉄が重い!というのは、これも常識なのかもしれませんが、
例えば・・・
株式会社日東 ホームページより引用
例えばこれは、「NITTO」のシートポストの比較表で、
上ふたつがアルミ製シートポスト、いちばん下がクロモリ製シートポストなのですが・・・
長さ250mmのものの重さを比べると、アルミ製が「250g」「275g」、そしてクロモリ製が「345g」となっています。
つまりだいたい、70g-100gくらい違うわけですね。
もちろん、これはアルミ vs クロモリの話ですので、
カーボンシートポストと比べればもっと、差は開くでしょう。
自転車を軽量化しよう!という方向性の場合、100gも重い・・というのはけっこう、致命的です。
なので1gでも自転車を軽くしたい!という場合、クロモリシートポストは論外になってしまうでしょう。
しかし自転車に特に軽さを求めない、むしろ適度に重いほうがいい・・と思う、私のようなタイプには、
このくらいの重さはほとんどデメリットにならないです。
とはいえ・・クロモリシートポストは他の素材と比べると、そこそこ重いんだな・・というのは間違いないと思います。
「錆」は、気になるほどではない
クロモリといえば気になるのは、錆です。
とはいえ私自身はクロモリシートポストを、もう2年くらいは使い続けていますし、
雨の中ひと晩駐輪してしまったり・・とかのラフな扱いも、普通にしています。
その条件で・・
2年後の状態が、こんな感じです。
まあ、見た感じ、錆はぜんぜん見当たらないです。
「内部」についても、ライトで照らして見た限りだと、錆はまったく見当たりませんでした。
この程度の錆ならおそらく、強度にもほとんど影響は無いでしょう。
なのでクロモリシートポストは、錆がデメリット!・・というのは、あまり無いと言っていいと思います。
とはいえもしかしたら、私はクロモリ製品の「防錆」はしっかりやっているので、その影響はあるかもしれません。
クロモリ製品を使う場合、私は、この防錆スプレーを「掛かっていないところが無い」くらいに掛けまくります。
例えば「クロモリフレーム内部」も、しっかりと防錆するのですが・・・
クロモリシートポストを使う場合はもちろん、その内側・外側をともに防錆しまくります。
この防錆スプレーはなかなか優秀な定番品で、
フレームに関して言えば、これを吹いたうえでもう5年ほど使っている鉄製フレームがあるのですが・・
ライトなどで照らして見る限りでは、内部にほとんど錆は出てきていないです。
こういった処理をしなくても、いきなり錆びてボロボロになるほどの違いは出ないのかもしれませんが・・・
クロモリシートポストを使うのなら「防錆」は、ちゃんとやっておくほうがいいのかもしれません。
この記事では、クロモリシートポストって、どう?
といったテーマについてお話ししてみました。