NITTOのS84をレビュー!頑丈で質実剛健なシートポストです

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NITTO S84の外観

「NITTO S84」は、日本の自転車パーツメーカー「NITTO」の製品で・・

そして数少ない「クロモリ」製という、特徴的なシートポストです。

 

私自身、今乗っている自転車にはこれを採用しているのですが・・

かなり品質が良いので気に入って、もう何年も使い続けています。

NITTOのクロモリ製シートポスト

なのでこの記事では、NITTO S84の使い心地ってどんな感じ?

他のシートポストと比べたメリット・デメリットは?

そんなところを解説していきます。

クロモリの、重いけど頑丈なシートポスト

クロモリ・・つまり鉄は、重いです。

そしてもちろん、クロモリでつくられたNITTO S84も、重いです。

 

実際に、重さを測ってみると・・

NITTO S84の重さを計測

実測で404g、でした。

 

他のシートポストとしては・・例えば「ディズナ アーク」という、一般的なアルミシートポストも持っているのですが・・

こちらは実測で、

ディズナ アークの重さを計測

255g、です。

 

実測の比較で150gほど、クロモリのS84のほうが重いわけですね。

これはまあ、かなりの重量差だと思います。

 

 

と、NITTO S84には「重い」というデメリットがあるわけですが・・

クロモリは、重いけど頑丈

というのは、一般的な知識です。

 

なので例えば、何年もずっと乗り続けるとか・・

もしくは輪行で、ちょっと手荒に扱うとか・・

そんなことを繰り返しても、破損などせず長持ちする・・といったことが期待できます。

 

「シートポスト 破断」とでも検索いただければわかるように、
シートポストが壊れる・・という例は意外と、あるようです。

 

なので、すこし重いかわりに、簡単に壊れたりしない安心感がある・・

というのが、NITTO S84の特徴になると思います。

「オフセット」が、とても大きい

NITTO S84は「オフセット」がかなり大きいです。

数値にして、実に37mm、ですね。

オフセットが大きいタイプのシートポストについて、「NITTO S84」を軸に解説しています。

実測した結果などの詳しいところは、上の記事に書いたのですが・・

 

オフセットが大きいと、「限界以上にサドルを退げることができる」といったメリットがあります。

たとえば前傾を深くするために、サドルをできるだけ後ろにしたい・・

そんな場合に、対応できるわけですね。

 

もしくは・・サドルの位置がシートポストの「軸」とズレるぶん、衝撃吸収性アップも期待できます。

 

オフセットが40mm近くもあるシートポストというのは、なかなかありませんので・・

この「オフセットの大きさ」も、NITTO S84の特徴になってきます。

NITTOのクロモリ製シートポスト

「錆」は、あまり問題ない

クロモリパーツといえば、錆びるのでは?

というのがひとつ、心配ポイントになるかもしれません。

 

アルミやカーボンは、錆の心配が基本的にいりませんので・・

錆が出てしまわないか?とか、防錆は・・とか考えなければいけなくなる。。

というのが、クロモリパーツの弱点だとは思います。

 

しかし・・このNITTO S84に関して言うなら、錆はあまり問題ないのではないか、と思います。

 

NITTO S84の外観のサビ

上の画像は「4年間」ほど使ったNITTO S84です。

特別に扱いに気を使ったとかもなく、雨の中のライドとか、雨の中の駐輪とかも普通にやっています。

 

そして、外観ではそんなに深刻な錆は、出ていないように思います。

 

重要な、シートポストの「内側」はどうか?

NITTO S84の内側のサビ

これは同じシートポストの、内側を照らして見たものなのですが・・

こちらはさすがに錆ゼロとはいかず、シートポストの「入り口」と「奥のほう」にサビが浮いてはいます。

 

しかしそれぞれ、薄い「表面サビ」と思われるもので、強い侵食とかは無さそうでした。

4年使ってこのくらいなら、まあ、特に問題ない程度なのでは・・と思います。

 

 

錆が出るか?は鉄とかの素材タイプだけではなく、
素材の「品質」によっても変わってくるようです。

そしてNITTOのパーツは、品質が良いとの定評もありますので・・

そのあたりも影響して、錆があまり出ていないのでは・・と思います。

 

これは私自身の一例ですので、錆が出ない保証とかはもちろん、できませんが・・

「見た目」に、かなりの特徴がある

そして、ここは個人の感想がかなり入りますが・・

NITTO S84はかなり、「カッコいい、特徴的な見た目」をしていると思います。

 

NITTO S84のラグ部分を拡大

こんな感じで、特徴的な「ラグ」が刻まれていますし・・

 

 

NITTO S84の鈍い輝き

塗装されていたりもしませんので、全体的にクロモリパーツ特有の鈍い輝きがあります。

 

と、こういったクロモリパーツならではの外観が・・

ちょっと、レトロな雰囲気の自転車によく合う

個人的に、こう思います。

 

私自身、いわゆる「クロモリホリゾンタル」と呼ばれる自転車に、このシートポストを着けているわけですが・・

かなり、マッチした見た目になっているのでは・・と感じます。

 

なので、NITTO S84の「特徴的な見た目」が好き!

という理由で、このシートポストを選ぶ・・というのもアリなのでは、と思います。

 

 

と、いろいろお話ししてみましたが・・

NITTO S84はクロモリ・オフセット大きい・特徴的な見た目・・と、
いろいろな見どころがある、なかなか珍しいタイプのシートポストだと思います。

 

なのでメリットやデメリットをしっかり見極めたうえで、ご自身の自転車に合う!と思わるのであれば、
大きな間違いにならないようなアイテムなのでは・・と思います。

NITTOのクロモリ製シートポスト

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