ブロンプトンは、重いです。
「ブロンプ豚(とん)」とか、呼ばれることもあるほどに・・・
実際に重量としては、他のハイエンド折りたたみ自転車よりだいたい、1-2kgくらいは重いですね。
自転車の基準でいうと、かなりの大差だと思います。
そして自転車は軽ければ軽いほど、良い!と言われます。
軽いほうが走りがラクですし、折りたたみ自転車の場合は輪行もラクになりますので、それはそうですね。
じゃあ・・ブロンプトンはやたら重い、ダメ自転車なんでしょうか?
それとも重さを補って余りある、優秀ポイントを持った自転車なんでしょうか?
私はもう7年ほどブロンプトンを使い続けていますので、この記事では、
ブロンプトンって重いけど、実際どう?
そんなところを解説していきます。
目次
ブロンプトンの重さは、「優秀ポイント」の裏返し
ブロンプトンは例えばBD-1、DAHONといった有名な折りたたみ自転車と比べると、確かにだいぶ重いです。
しかし・・この重さは、どこから来ているんでしょうか?
単なる、贅肉なんでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
ブロンプトンを重くしている要素は・・・
②:ぶっといフレーム構造
③:泥除けやリアキャリアといった、ごてごて装備
と、いったものだと思います。
まず、ブロンプトンは、フレームがクロモリ・・つまり「鉄」製です。
そして・・所有していればわかるのですが、フレームは極厚の、ぶっとい鋼材でできています。
そういう構造だと当然、重くなり・・ブロンプトンはフレームだけで4kgとかいう、けっこうな重さになっています。
そこで、他の折りたたみ自転車との重さの差がでてしまっているわけですね。
そしてブロンプトンは、さまざまな「装備」を装着しがちです。
前後の泥除け、輪行で転がしやすくするためのリアキャリアが主ですね。
バッグを装着するためのフロントキャリアブロックとか、そのへんもある程度の重さになります。
と、そんな理由でブロンプトンは重くなっているわけですが・・
このへんはあくまで、メリットのある重さだ・・と、私としては思います。
クロモリは通常、アルミやカーボンといった他の素材より頑丈です。
なので、そんな素材をたっぷり使って作られたフレームはめちゃ、頑丈に仕上がっているはずです。
実際に私が現在乗っているブロンプトンは、もう7年も前に買ったものなのですが・・
特にへたりもせず、もちろん壊れもせず、現役で乗ることができています。
そして泥除けやリアキャリアといった装備はもちろん、利便性につながります。
しっかりした泥除けがあれば雨の中でも、あまり汚れず走れますし・・
リアキャリアは特に「転がし輪行」が必要なときに、役立ってくれます。
と、いう感じで・・
ブロンプトンには「重さが頑丈さ・利便性を生んでくれている」という、ありがたい重さ・・という要素があるんだと思います。
「重さによるメリット」も、けっこうある
そして・・折りたたみ自転車には「重いことによるメリット」が結構あります。
なのでブロンプトンが重いとはいっても、それはデメリットだけじゃなく、メリットも生んでくれるんですね。
まず・・重い自転車は、安定します。
軽いものより、重いものが安定する・・これはまあ、当たり前ですよね。
そして折りたたみ自転車はホイールが小さいので、もともと安定しにくいです。
なのでその不安定さを「重さ」が少しでも補ってくれる・・
ブロンプトンの重さには、そんなメリットもあると思います。
そして重いと、「輪行」が難しくなる・・と、そういう面もあります。
重くて、手が疲れてしまうわけですね。
しかしブロンプトンは、状況にもよりますが「転がし輪行」も可能です。
かつ、折りたたむと持ち運びやすい形になりますので持ち運びも意外と、問題にならないです。
・・と、ブロンプトンが重い!というのは確かに、事実なのですが・・
重さによる頑丈さとか、その他のメリットとかも大きいです。
なので・・少なくとも私が使ってきた限りでは、プロンプトンは「重すぎでダメな自転車」というわけではない、と思いました。
今回はブロンプトンは重い!けど・・といったテーマでお話ししてみました。