自転車でおしりを汗だくにしない方法

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おしりを気にする男性

自転車で、街の中を走っていて・・

ふと、ショーウィンドーに映る自分の姿を見ると・・

うわ、おしりが汗でビショビショだ!

 

「おしりの汗」は、自転車乗りの大敵です。

まるで漏らしたようにズボンに広がる汗染みは、とても恥ずかしいものですよね。

 

そしておしりの汗問題は、工夫すればほとんど解決できるものです。

私自身、以前はおしりの汗染みに悩まされていた覚えがありますが・・

いろいろ工夫した結果、現在はほぼ問題なくなっています。

 

なのでこの記事では、自転車でおしりに汗が染みるのはどうすれば防げる?

ここを解説していきます。

「吸湿速乾性が高い黒系ズボン」を使う

ズボンに、びっしょりと汗染みができてしまう・・

その一番の原因は、ズボンそのものです。

 

ズボンには「汗が問題になりやすいズボン」と「なりにくいズボン」があります。

そして問題に「なりやすいズボン」で乗って、汗をかいてしまうと・・

汗びっしょり、汗染みべったりの無残な状態になってしまいます。。

 

じゃあ、「汗が問題になりにくいズボン」の条件って何?

  • 吸湿速乾性が高い
  • 色が黒系

この2点です。

 

まず「吸湿速乾性」は、いちばん大事なポイントです。

汗をかいても素早く吸収し、すばやく放散して乾かす能力のことで・・

スポーツ系ウェアはほぼ例外なく、この能力が高いものです。

 

そしてこの能力が低いズボンは、汗が大問題になりやすいです。

いつまでたっても、かいた汗が乾いてくれないわけですので・・

時間が経てば経つほど、どんどんびしょびしょになっていくわけです。

 

そして一般的な、綿100%といった「普通のズボン」は・・

この吸湿速乾性がほとんど、考慮されていないものです。

日常生活をしていて、汗びっしょりになることは滅多に無いからですね。

 

なので普通のジーパンとかチノパンとかいった、一般的なズボンで自転車を漕ぐと・・

すぐに漏らしたかのように、おしりが汗びっしょりになるのです。。

 

 

そしてズボンの「色」も、注目するべきポイントです。

例えば「茶色」や「グレー」のズボンは、汗染みが目立ちやすいものです。

色がはっきり変わり、目立ってしまいますよね。

 

そして黒系のズボンは、汗染みが目立ちにくいものです。

これも実際に濡らしてみれば、一目瞭然でしょう。

黒系だと汗で濡れた部分と、そうではない部分の「色の差」があまり起きず目立ちにくいです。

 

という感じで、おしりの汗問題を解決するには汗自体を減らすだけではなく・・

汗をかいても目立ちにくい色のズボンにしておく!も有効なのです。

 

 

ここまでをまとめると、自転車のおしりの汗対策には・・

吸湿速乾性が高い、黒系のズボンを使う

これが一番だと思われます。

 

そしてもちろん一般的なズボンの中から、そういうものを選んでもいいのですが・・

一般的なズボンには、吸湿速乾性がスポーツレベルで高いものはなかなかありません。

 

さらにおしりの汗だけでなく「サドルとの擦れへの耐性」とかも考えていくと・・

普通のズボンから最適なものを選ぶのは、なかなか手間のかかるものです。

 

なので「自転車専用ズボン」から探すと、良いズボンがさくっと見つかるかもしれません。

例えば、

パールイズミのサイクルパンツ

代表的な自転車ウェアメーカー「パールイズミ」「リンプロジェクト」といったところから、こういったズボンがラインナップされています。

 

自転車専用ズボンの中でも挙げたようなものなら、街中で履いていても違和感は無いでしょうし・・

もちろん自転車専用らしく、吸湿速乾性もちゃんと追求されています。

そして挙げたものはそれぞれ「黒」タイプなので、汗染みはさらに目立ちにくいでしょう。

 

さらに自転車専用ズボンなら、問題になりやすい「股擦れによる破れ」にもちゃんと対応しています。

100%破れない!とまではもちろん言えませんが・・

普通のズボンに比べると補強が入っていたり、生地が厚手になっていたりと配慮されていることが多いものです。

 

なので、おしりの汗をできるだけ防ぐ「ズボン選び」がしたい場合は・・

上記したような自転車専用ズボンから選んで、大きな間違いにならないと思います。

「レーシングパンツ」を使う

レーシングパンツ」も、おしりの汗を防ぐ選択肢となります。

レーパンを履いた男たち

こんな感じのピッチリした、ロードバイクといった自転車専用のウェアのことですね。

 

レーシングパンツは自転車専用なだけあって、吸湿速乾性はきわめて高いです。

そして「黒系」が多く、その場合は色的にも汗は目立ちにくく・・

さらにそもそも汗をかく前提のウェアなこともあって、汗をかいても染みがほとんど分からないことも多いです。

 

もちろんレーシングパンツは「常に」おすすめするわけではありません。

デザイン的に「ちょっと買い物」といったシチュエーションで履くものではありませんし・・

街中でこれを履いて歩き回るというのは、なかなかやりにくいことのはずです。

 

しかしある程度しっかりしたサイクリングをするなら、レーシングパンツは最適です。

普通のズボンでがっつり走ると、おしりが汗びっしょりで目立ちまくりになりますが・・

レーシングパンツを使ってけば、ほぼ問題ない感じになると思われます。

 

という感じで、おしりの汗を何とかしたい!という場合は・・

シチュエーションによっては、レーシングパンツは最適な選択肢になるかもしれません。

厚めのインナーパンツを装着する

ズボンの下に「インナーパンツ」を装着するのも、選択肢となります。

かいた汗を、まずはインナーパンツに吸ってもらうことで・・

汗がズボンまで行かないようにして、問題を解決するわけですね。

 

インナーパンツは一般的にも、いろいろな製品が売られていますし・・

汗をしっかり吸ってくれる厚手のものも多いですので、もし良いものがあればそれもアリでしょう。

もしくは「タオルをズボンの中に装備する」といった、目的を果たせる方法なら何でもいいのかもしれません。

 

しかし、やはりベストなのは自転車専用のインナーパンツだと思います。

パールイズミのレーパン インナー特化バージョン

たとえば有名メーカー「パールイズミ」だと、こういったものを出していますね。

 

自転車専用のインナーパンツはもちろん、汗をしっかり吸ってくれますし・・

そもそも汗をかく前提のものなので、「速乾性」にも優れています。

 

さらに自転車専用のものなので、「股擦れ防止」にもしっかり配慮されているものです。

普通のインナーパンツはものによっては、それが原因で擦れてひどいことになるものですが・・

自転車専用インナーパンツなら、その心配はまず無いでしょう。

 

もちろんインナーパンツだけで「完全に」汗を防ぐのは難しいです。

長時間乗っていればいずれは、ズボンにまで汗が染みてしまうでしょう。

なのでインナーパンツは、上記した「自転車専用ズボン」などとの併用が一番だと思います。

運動量を上げすぎない

運動量」を、あまりにも上げすぎてしまう・・

これも、おしりが汗びっしょり!の原因となります。

 

たくさん運動すれば汗をかく!というのは、それはそうですよね。

なので例えば人に会う前は、ちょっとゆっくりめに進むとかして・・

おしりが汗だくにならないよう工夫したいものです。

 

そして運動量を上げるなら、専用ウェアを着るのがおすすめです。

上記した「レーシングパンツ」といったものに履き替えるわけですね。

 

日常ではゆっくり自転車を漕げば、汗染みはそうそうできませんし・・

汗染みを避けられないスポーティーな走行をするときは、レーシングパンツを履く!

こうしておけば「汗染みが問題になるシチュエーション」を減らせると思います。

 

まあ、本当に暑い夏日とかだと運動量に関係なく、汗びっしょりになるものですが。。

「運動量のコントロール」も汗染みを防ぐため、工夫していいポイントだと思います。

ずっとダンシングする

おしりの汗染みは、「おしりとサドルが接触する」ことで起きやすいです。

おしりとサドルの間は、通気性がほとんど無くなりますので・・

汗がこもってしまい、そこが真っ先に汗びっしょりになるわけですね。

 

なので延々、ひたすらダンシングするというのも解決策のひとつになります。

基本的にサドルから、おしりをずーっと上げたままで・・

おしりをサドルに触れさせない状態で、漕ぎ続けるわけですね。

 

もちろん「ロングライド」でずっとダンシングするのは、疲れてしまうのでまず無理です。

しかし人に会う前の、短時間のライドならじゅうぶん対応できるはずです。

10分とか20分とか、そのくらいならほぼサドルに座らなくても大丈夫でしょう。

 

そしてダンシングも、普通のグイグイ踏むタイプだと疲れますので・・

「休むダンシング」をずーっと続けるのがおすすめです。

 

休むダンシングとは何か?や、疲れずに続けるコツについては、

省エネで登るときの必殺技「休むダンシング」を、より負担なくできるようになるコツを解説しています。

上の記事で解説していますが・・

 

休むダンシングは運動量も少なく、「運動による汗」が少なくなるメリットもあります。

なので乗る距離が短いのなら、ひたすらダンシングでおしりをサドルに下ろさない!

これもおしりの汗を防ぐ、方法のひとつになると思います。

通気性の良いサドルを使う

おしりの汗は「おしりがサドルに当たって、汗がこもる」ことでも起きますので・・

通気性の良いサドルも、ここの解決策になり得ます。

 

サドルのおしりに触れる部分は通常、ゴム製です。

そしてゴムの通気性は、ほぼゼロです。

なので汗が完全にこもってしまい、おしりの汗が加速されてしまいます。。

 

じゃあ、通気性の良いサドルなんてあるの?

例えば「革サドル」だと、ゴム製よりは通気性が上がるはずです。

革にはそれなりの通気性があるというのは、調べると情報が出てくるはずです。

 

革サドルといえば、

こういった「ブルックスの革サドル」は有名で、私も愛用しているのですが・・

個人の感想にはなりますが、乗っているあいだの「おしりからの汗の抜け」は明らかに上がったように感じます。

 

もちろん革サドルには、おしりの汗を止める魔法のような効果はありませんし、最終的にあまり変わらない可能性もあるのですが・・

ブルックスの革サドル「B17スタンダード」について、乗り心地やデメリットなど、長年使っている目線から解説していきます。

こういったレビュー記事も書いていますので、読んでみて「アリかも」ともし思ったとしたら・・

革サドルも、良い選択になってくるかもしれません。

おしりに制汗剤を使う

乗る前に、おしりに「制汗剤」を振っておくのも方法のひとつです。

 

汗に、制汗剤はもちろん有効です。

そして制汗剤にも、いろいろなタイプがありますが・・

中には「汗を止める」タイプのものもあります。

 

そして制汗剤は相性により、効く・効かないが変わってくるものです。

しかし、もし「汗を止める」タイプであなたに有効なものがあるなら・・

それをおしりにがっつり振ってしまえば、おしりの汗はある程度防げます。

 

制汗剤の種類は、自身に合うものなら何でもいいと思います。

日頃使っているものを、そのまま流用してもいいでしょう。

 

特に人に会う前など、汗染みをなんとか防ぎたいような状況なら・・

制汗剤をたっぷり振っておくのも、試していい方法になると思います。

 

 

今回は自転車でおしりを汗だくにしない方法をお話ししました。

関連記事
パールイズミの「0℃対応」ウェアって、どのくらいの防寒能力があるの?何年も使った経験からお話ししています。
痛い!もう走れない!となりがちな「股擦れ」を防ぐための、コツやおすすめ製品など解説しています。
自転車ウェアに関わるすべての記事を一覧します。

 

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海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【生息地】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇サイクリングロードマニア
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇ナビデバイスはガーミンウォッチ
◇全部自分で整備するマン
 
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