SRAMのブレーキレバー(変速機無し・シングルスピード向き)

ロードバイクがトップギアに入らない・・を、解決する方法!


トップギアに入ってないスプロケット

メンテナンス中、変速機をカチ、カチと操作していて・・・

あれ?なんか違和感・・

トップギアまで、ギアが移動しない・・??

 

・・リアディレイラーが、トップに入らない!!

 

・・というのは結構、よくあるトラブルのようです。

メンテナンス中に気づくこともあるでしょうし、
ライド中、なんか変速がおかしい・・と見て気づくこともあると思います。

 

ギアがトップに入らないともちろん、変速機の性能をちゃんと活かせなくなりますし、
トップギアだけではなく他のギアの変速も、悪い影響を受けていることも多いものです。

 

この記事では、ギアがトップギアに入らなくなった時、どうすれば直せるのか?

そんなところを解説していきます。

ポイントは「トップギア調整ボルト」と「シフトワイヤーの張り」のふたつ

ギアがトップに入らないとき・・・原因は、

 

① 「シフトワイヤーの張りが強すぎる」

② 「ガイドプーリーの位置」がおかしい

 

の、どちらかのことが多いです。

 

そしてそれぞれ調整に、そんな大掛かりな作業は必要なく、
ボルトとかつまみとかを、ちょちょいと回せば調整完了するところです。

以下、それぞれの調整方法を書いていきます。

「シフトワイヤーの張り」を調整

ギアが、トップに入らない・・・

その原因として、シフトワイヤーの張りが強すぎる、という場合があります。

 

なぜ、シフトワイヤーの張りが強いと、トップギアに入らないの?

ギアが引っ張り上げられすぎて、戻ってこないから、です。

 

階段状スプロケット

ギアというのは、チェーンがこんな「歯車の階段」を登ったり降りたりすることで、変速しています。

そして「ワイヤーの張り」が強ければ強いほど、より強いパワーでこの階段を登ることになります。

 

もしワイヤーがゆるゆるな場合は「登る力」が足りなくて、チェーンは大きいギア・・つまり軽いギアのところまで、登っていくことができません。

なのでこの場合は「ローギアに入らない!」ということになります。

 

逆にワイヤーがぴん!と張りすぎている場合は、「登る力」が強すぎますので、
上の段にあるローギアまで登ったチェーンが「降りてこられない」状態になるわけです。

登る力は高いけど、降りる力が足りなくて木の上で立ち往生している、猫のように・・笑

 

なのでこの張りの強さがちょうど、「トップギアまでは降りてこられない」程度に強すぎになってる場合に、
トップギアに入らない!という状態になるのです。

 

張りが強すぎるならもちろん、少しだけゆるめればOKです。

なにごともバランスが重要なわけで、シフトワイヤーの張りにしたって「適度な張り」がベストなので、
その張り具合まで戻すわけですね。

 

張り具合を調整するには、ここのパーツを操作します。

シフトワイヤーアジャスター

ここのツマミを時計回りに回すと、ワイヤーが緩みます。
(回す方向はパーツなどにより違うかもしれませんので、自身でご確認ください)

少しずつ・・だいたい1/4回転ずつ、確認しながら回していくといいでしょう。

 

回していくと、晴れてギアがトップに入るようになった!なら、それにて解決です。

 

しかしギアがトップに入らない原因には、ワイヤーの張り「以外」の原因もあり、
もちろんその場合は、この処置だけでは直らないです。

なので以下、次の原因について考えていきます。

「トップギア調整ボルト」を回す

ワイヤーの張りを調整しても、トップギアに入らない・・

そんな場合は「トップギア調整ボルト」を操作すると、解決することがあります。

 

トップギア調整ボルトは、これです。

トップギア調整ボルト

これをプラスドライバーでくるくるっと回せば、調整できるわけですね。

 

回すと、どうなるの?

 

シマノマニュアル抜粋

「SHIMANO ディーラーズマニュアル」より引用

 

こんな感じで「ガイドプーリー」の位置が、変わります。

 

ガイドプーリー

ガイドプーリーというのは、コレのことですね。

 

このガイドプーリーがトップギアの真下にきたとき、ギアはトップに入ります。

なのでガイドプーリーが、トップギアの真下まで「来ない」場合、ギアはトップには入ってくれません。

まあ、それはそうですよね。

 

なので、変速機を操作しても、ギアがトップに入らない・・!という場合は、
ガイドプーリーがトップギアの位置まで移動していない、というケースがあるのです。

 

原因としては、いろいろなのですが・・・

いずれにせよ、ガイドプーリーの位置が違うのであれば、正しい位置にもってくればOKです。

 

具体的な作業として・・・

まずは、変速機からシフトワイヤーを外します。

これによって、上で解説した「シフトワイヤーの張り」の影響がなくなった状態で作業ができます。

 

そしてこのトップギア調整ボルトを、プラスドライバーで回していきます。

トップギアに入らない場合は、ガイドプーリーをトップギア側に動かしたいわけですので、
反時計回り・・つまり上の画像の「B」方向に回すわけですね。

ここは回しすぎるとよくないので、わずかずつ回しながら、確認していきましょう。

 

回していくと、トップギアに入るようになった!なら、
シフトワイヤーを装着しなおして、それで解決です。
(シフトワイヤーの張りが変わらないよう、ワイヤーは「同じ場所」を固定するのがおすすめです)

 

「シフトワイヤーの張り」と「トップアジャストボルトの調整」・・・

たいていの場合で、このふたつのどちらかでうまくいくはずです。

 

しかし・・ここまでやっても直らない場合は、
ちょっとした調整ではどうにもならない、深刻な故障かもしれません。

それでも直らない場合は

ここまでやっても直らない場合・・・

考えられる原因として、「ディレイラーハンガーが曲がっている」があり得ます。

 

ディレイラーハンガー

ディレイラーハンガーはこの部位にある、フレームと変速機をつなぐパーツのことですね。

これが歪むと、変速の動きが全体的に狂ってしまいますので、
それでトップに入らなくなる!・・という場合はあります。

 

そしてその場合は、

① 手でぐいっと曲げて修正する

② 専用工具で修正する

③ 自転車屋に持ち込む

 

あたりが選択肢になります。

 

もちろん、手でぐいっと曲げるのが一番カンタンなのですが・・
「正確に」修正しないと意味がないですし、その難易度はけっこう高めです。

専用工具はそこそこ高価で、私も持ってはいなかったりします・・・

なので、どう修正すればいいのかよくわからない場合は、
「自転車屋に持ち込む」のが一番おすすめです。

 

まあ、自転車屋としては慣れた修正になると思いますので、
おそらく、さくっと作業してもらえるのではないか、と思います。

もし万一、さらにまったく違う原因・・たとえばフレーム自体の歪みとか・・だったりしても、
プロの自転車屋なら相談ができると思いますし、できればそれがベストでしょう。

 

 

今回はギアがトップに入らない場合の直し方について、解説してみました。

 

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現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
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◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
 
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