このサドル、買ってみようかな。
でも・・サドルレール幅、合うの?
「サドルレール幅」はサドルを買うときや、シートポストを買うときなど、気になるところだと思います。
サドルレール幅と、それを固定する部分の幅が合わない場合は装着できませんので、もちろん重要なところですね。
そして自転車パーツというのは、規格が乱立しやすく、ごちゃごちゃになりやすいところです。
なのでこの記事では、サドルレール幅の規格って、どうなってるの?
ちゃんと「合う」サドルレール幅は、どう把握すればいいの?
そんなところを解説していきます。
基本的には「2種類」のみ
まず、結論から書きますと・・・
現在流通しているサドルのサドルレール幅は、
「43mm」と「30mm」
ほとんどの場合で、この2種類のみです。
43mmのほうが「スタンダードサイズ」で、わりと古くからあるレール幅です。
流通しているほとんどのサドル・シートポストが、この規格ですね。
ロードバイクでもクロスバイクでも、もしくはママチャリでも、基本的にこのサイズが使われています。
スタンダードサイズは43mmと書きましたが・・・
実際には「42mm」とか「44mm」とか、わずかに違った表記のサドルもよく売られていたりします。
そして、そういう場合でも普通は、スタンダードサイズに問題なく適合します。
(さすがに、保証まではできませんが・・)
サドルレールはたいていの場合で「鉄製」です。
そして鉄は変形に強いですので、1mmくらいの違いなら問題なく対応してくれるわけですね。
実際に44mm幅と表記があり、実測しても幅44mmだと思われたサドルでも、
43mm幅のシートポストに問題なく装着できました。
そして30mmのほうが「ナローサイズ」と呼ばれるサイズです。
一部のロードバイクなどに使われている、どちらかといえば「特殊」と言えるサイズですね。
ナローサイズでは通常、レールだけではなく「サドルそのもの」の幅も狭いです。
なので例えば、「狭くて股関節を動かしやすい」ことを重視したサドルに使われていたりします。
と、いうわけで・・サドル・シートポストの、サドルレール幅を考えるときは、
「スタンダードサイズかな?ナローサイズかな?」
とだけ考えておけば、基本的には大丈夫だと思います。
いろいろ探していくと・・一応、35mmとか36mmとか、40mmとかいうレール幅のサドルも、有るには有るようです。
しかし使われているとしても、かなり昔にのみ使われていた規格だったりとか、かなりマイナーなサドルだったりとかではあるようですね。
とはいえ、「スタンダード」に当てはまらない規格がある、というのもまた事実ですので・・
サドルやシートポストを選ぶときは一応、そういう「特殊な規格」じゃないか?というのは、見ておいたほうがいいと思います。
今回はサドルレール幅って、実際どうなってる?をテーマにお話ししてみました。