雨の日に自転車で走り、滑って転んでしまったことのある方は多いと思います。
私もこれまでの自転車生活の中で、恥ずかしながら、
何度か転んでしまったことはあるのですが・・
いくつかのことに気をつけるようにしてからは、
雨の日に転ぶことはなくなりましたので(今後も無いとは言い切れませんが。。)
今回は、雨の日に滑らないために有効と思うことについて、書いていきます。
目次
前輪から荷重を抜かない
まず・・前輪から体重が抜けないように、注意が必要だと思います。
自転車が地面に接している点は、「前輪」と「後輪」の2つだけしかありません。
なので滑るときは、前輪か後輪のどちらかから滑るわけですが・・・
滑るときは前輪から滑ることが多いですし、
前輪から滑った場合は、後輪から滑った場合に比べて体勢を立て直しにくいです。
また後輪が滑っても、足から地面に転ぶ形になるので、そこまで危険でもないのですが・・・
前輪だと頭や腕など、弱い部分から地面にダイブしてしまうので、大きな怪我につながることが多いです。
自転車のタイヤは、荷重が掛からなくなると、
グリップ力やブレーキ力が発揮できなくなるものです。
基本的に、前輪と後輪には同じくらいの荷重を掛けるのが良いと言われ、
それにより前後輪ともにバランスよくグリップ力を発揮できます。
ロードバイクなどの自転車に乗ると、骨盤を後傾させて乗る場合があるとは思いますが・・・
身体があまりに大きく後ろにかたむいてしまうと、前輪から荷重が抜けてしまい、
それによりグリップ力が下がり、滑りやすくなってしまいます。
そのため特に雨の日は、前後輪どちらかから極端に荷重を抜くことはせず、バランスよく乗るほうがいいと思います。
(私はこの「前輪からの荷重抜け」が原因で滑って転び、痛い思いをしたことがあります。。)
「障害物」をちゃんと警戒する
ふたつめに重要だと思うのが、
障害物に注意を払うことです。
障害物といっても、いろいろ、あるのですが・・・
特に、タイヤの向きに沿う方向に走る障害物には、注意が必要です。
自転車は、タイヤの向きと垂直に交わるような障害物には、とても強いのですが、
タイヤの向きと平行に走る障害物にはとても弱く、ほんのわずかな段差などであっても、
足払いを食らうようにタイヤをとられてしまい、簡単に転倒してしまいます。
濡れた路面なら、なおさら危険と言えるでしょう。
具体的には、進行方向に沿って走る溝や、車道と歩道の間の段差が危険です。
タイヤがこれら障害物に沿うようにして走ると、とても転びやすいため、
避けるか、できるだけタイヤが障害物に垂直に当たるよう工夫して走るようにするほうがよいと思います。
「タイヤ選び」を工夫する
以上、走り方で気をつける点についてお話しさせていただきましたが、
自転車そのものに関する工夫も、効果があります。
特に効果があるのは、タイヤですね。
ロードバイクなどであれば、外径23mm程度の細いタイヤを使われることが多いとは思いますが・・・
細いタイヤは接地面積が狭く、滑りやすいです。
また、空気圧が高すぎても滑りやすくなってしまいます。
ロードバイクだと8気圧-10気圧まで高めることも多いとは思いますが・・・
雨の日にそのような高い気圧だと、グリップ力は下がるため容易に滑ってしまいます。
そのため、雨の中で滑りにくい自転車にしようとする場合は、
太めのタイヤを装着しておき(25-32cくらいがバランスがいいのではないか、と思います)
空気圧を4-5気圧程度、高くても7気圧程度までにおさえておけば、滑ってしまうリスクは低くなると思います。
私はこのタイヤをいつも6-7気圧くらいにして乗っているのですが、
もっちりと地面を捉え、しっかりグリップしてくれるのですごく、気に入っています。
以上、私が雨の日に滑るリスクを下げるため、気をつけていることをお話ししました。
雨の日に濡れた路面にダイブしてしまうと、痛いだけでなく、とても惨めな気持ちになるものです。。
もちろん危険でもありますので、いろいろと工夫をした上で、注意して走っていきたいものだ、と思います。