自転車は、パンクするものです。
走行中、尖ったものを踏んでしまって、パンク・・!
これはまあ、わかります。
ゴム製のタイヤに尖ったものが刺されば、パンクするのは当たり前でしょう。
しかし・・・
何もしていないのに、勝手にパンクする・・!
駐輪していただけなのに、いつの間にかパンクしている・・!
というのは、謎ですよね。
この記事では自転車がいつの間にか、勝手にパンクしている。。
その原因について、解説していきます。
目次
「スローパンク」が、一番ありがち
いつの間にか、勝手にパンク・・
その原因の筆頭が、スローパンクです。
自転車を趣味としている方なら、知っていることも多いでしょうが・・・
スローパンクとはタイヤから空気が、少しずつ、少しずつ漏れるタイプのパンクです。
パンクといえば一般的には、パーン!とか、シュー・・とかいって一気に抜けるものですので、
それとは対象的な漏れ方ですね。
このスローパンク、数分間で空気が抜けてしまうこともあれば、
「数日」かけて漏れていく・・というケースもありますので、注意が必要です。
このスローパンクを起こしているのに気づかずにいると・・・
当然、たっぷり詰まっていた空気が、いつの間にか全部抜けている・・!という、
「いつの間にかパンク」状態になるわけです。
スローパンクの原因としては、チューブにものすごく小さい穴が空いてしまって、
そこから少しずつ空気が漏れる・・というのが、一番多いですね。
そしてスローパンクは、目に見えて空気が抜けていくわけではないですので、気づきにくいのですが・・・
スローパンクかも?と疑った場合には、
「空気圧の変化」を測ってみると、分かるかもしれません。
自転車の空気圧は、普通は、数日くらいではそう変わらないものです。
なので一度、空気圧がどのくらいか?を測ってみて・・・
数時間後とか、1日後とかにもう一度測ってみて、明らかに減っている!!
となれば、スローパンクが起きている可能性はすごく高いと思います。
スローパンクの穴は小さく、見つけるのはなかなか難しいと思いますので、
いっそチューブ交換をしてしまうほうが、直すのは簡単だと思います。
「前回のパンク修理」がまずかった
自転車がパンクしたら、チューブを入れ替えたりして、パンク修理をします。
それはいいのですが・・・
その、パンク修理がまずかった場合に、
後日、勝手にパンクしてしまう・・ということがあります。
具体的には例えば、タイヤの裏の異物を見逃した、とかいう場合ですね。
パンク修理をするときは、パンクの原因になった小石とか棘とかがタイヤ裏に残っていないか、
指先でしっかり確認するべきなのですが・・・
それが不十分で、タイヤ裏に残ってしまっていたとすれば・・・
当然、後日その異物が原因で、勝手にパンク・・となるわけです。
家でゆっくりと作業すれば、見逃さないような人でも、
出先で、落ち着かない状況ですばやくパンク修理をしようとすると、見逃してしまう。。という場合はあるようです。
もしくはパンク修理のあと、タイヤを戻すときにチューブを噛み込んでいる・・という場合も、
後日、勝手にパンクする・・を引き起こします。
噛み込んだ状態で空気を入れると、すぐにチューブが破裂することが多いですが・・・
たまたま、その場では破裂せずに、後日いつのまにか破裂し空気が抜けてしまった・・
という場合も、「いつのまにか勝手にパンク」と同じ結果になります。
・・と、いう感じですので、
なぜか勝手にパンクしてしまった場合は、「前回のパンク修理」がまずかったのでは?
と、思い返してみるのも重要かもしれないです。
「イタズラ」もあり得る。。
外に駐輪していて、いつの間にか勝手に空気が抜けていた場合・・
場合によっては「イタズラ」という可能性はあります。
もちろん、タイヤに小さい穴でも開けられてしまえば、
乗ってもいないのにいつの間にかパンク。。という状況になります。
もしくは私の場合は「バルブをペンチかなにかで引っこ抜かれた」ことが、一度だけですが、あります。
ちょっと自転車を駐輪して、戻ったら前輪後輪ともぺしゃんこで・・
え??なぜに??とチェックすると、前輪後輪ともにバルブが、完全に引っこ抜かれて無くなっていた・・という感じです。
もちろん自然にそうなることはあり得ないと思いますので、人為的に引っこ抜かれたのでしょう。。
と、自転車のタイヤはイタズラされてしまえば簡単に空気が抜けてしまうもので、
これを完全に防ぐのは難しいわけですが・・・
私としてはできるだけ、人目がちゃんとある場所に駐輪するようにしてからは、
一度も、イタズラに遭うことはなくなりました。
もちろん、人の邪魔にならない場所ですが・・
交差点の近くとか、人通りが多いところに駐輪しておけばさすがに、変なイタズラとかは目につきますのでやりにくくなるでしょう。
あと、イタズラでパンクさせられる・・なんてものは、そうそう起きることでもありませんので、
諦めてしまうというのも、ひとつだと思います。
私自身はもう7-8年ほど、自転車趣味を続けているのですが・・・
イタズラと思われるパンクを経験したのは、上記の1回だけでした。
なのでイタズラを防ごう!!というよりも、起きてしまったら修理すればOK・・くらいに構えるほうがいいのかもしれない、とも思います。
今回は自転車のタイヤが勝手にパンクする原因について、いろいろとお話ししてみました。