ロードバイクなどの自転車に乗っていると、手が痛くなる・・!
その原因は意外にも、乗るときの「重心位置」かもしれないです。
何時間もロードバイクに乗っていると、手のひら、手首などの「手」が、
痛くなったり、しびれたりしてくる・・・
自転車ライドにおける「手の痛み」は、けっこう、ポピュラーな悩みです。
以前は私も、よく悩んでいました。
そして解決の方法は、調べてみると、いろいろ出てきます。
クッション性が高い、分厚いグローブを使う・・・
振動吸収性が高い、分厚いバーテープや、エルゴングリップなどのグリップを使う・・・
もしくは、体幹に力を入れて、手に体重がかからないように支える・・・などなど。
もちろん、そういった方法が有効にはたらくことはあると思いますが・・
私自身は、そういった方法を試してもぜんぜん、よくなりませんでした。。。
しかし私の場合は、乗るときの「重心位置」を工夫したところ、大きく改善させることができました。
以下、その方法を書いてみたいと思います。
「重心位置」を整え、手の痛みを防ぐ!
長時間乗っていると、手が痛くなる・・・
これはもしかしたら、重心が「前のめり」になっているのが原因かもしれません。
ロードバイクなど自転車では、すべての体重が、「前輪」と「後輪」の2点だけで地面に掛かります。
それ以外の場所で体重を支えることは、基本的に、あり得ませんよね。
この、たった2点だけで、支えているはずです。
そしてロードバイクの「乗り方」によって、この2点のうちどっちに多く荷重がかかるのか?
が、変わってきます。
乗るときのフォームとか、ロードバイクのパーツの組み方とか、影響する要素はいろいろだと思いますが・・・
「前輪:後輪」が、「5:5」になったり、「4:6」になったり、「6:4」になったり「7:3」になったり・・
と、変わってくるはずですね。
そして、前輪・後輪のうち・・・
前輪に荷重が多くなりすぎているときに、手が痛くなりやすいです。
前輪が6以上、後輪が4以下・・とか、なっている場合ですね。
ロードバイクで、車体に体重がかかる場所は、
「手」「おしり」「足」の3点しか無いわけですが・・・
前輪に荷重が多くなりすぎているときに、「手」に掛かる体重は、増えます。
手は前のほうにありますので、それはそうですよね。
逆に後輪に荷重が多くなると、「おしり」に掛かる体重が増え、おしりが痛くなります。
おしりは後ろのほうにありますので、これも当然です。
なので、ロードバイクに長時間乗っていると、手が痛い!・・という場合には、
「前輪のほうに荷重を掛けすぎ」の状態で乗ってしまっている・・という可能性があります。
「前輪:後輪」は、何対何が正しいのか?というところに、
絶対の基準といったものは、ありません。
前輪と後輪が均等の「5:5」だったり、やや後輪寄りの「4.5:5.5」だったり・・など、さまざまです。
たとえば私自身は「5:5」を使っています。
シンプルですし、体重を利用しペダルを回す方法も、使いやすいですので。
とはいえ、なぜかやたらと手が圧迫される!手が痛い!という場合・・・
あなたに「合った」体重バランスよりも、前輪に荷重が多すぎる状態!
と、なっている可能性があります。
前輪と後輪の体重バランスは、からだの感覚で「感じ取る」。
・・というのが、やりやすいのではないかと思います。
体を脱力し、タイヤと地面が設置している場所を感じ取ることは、
おそらく、やろうと思えば、できるはずです。
感じ取ったら、あ、いま前輪のほうがすこし荷重が多いな・・とか、
いまは、前輪と後輪がまったく同じだな・・とか、
体の感覚で、コントロールするわけです。
前後輪の体重バランスについて、まったく意識していない場合、
知らず知らずのうちに、極端な「前荷重」とか「後ろ荷重」とかになっているかもしれません。
ロードバイクに乗っていると、やたら手が痛い!
グローブやグリップ・バーテープの選択など、工夫してみたけどなかなか解決しない・・
という場合には「重心の位置を」軸に、試行錯誤してみると、
もしかすると、うまくいくかもしれません。