クロスバイクのドロップハンドル化はどうやる?実際にやったので費用や難しさを徹底解説!


ドロップハンドルになったクロスバイク

もし、あなたがクロスバイクをお持ちの場合・・・

 

そのクロスバイクのハンドルを、ドロップハンドルに換装すると、
ドロップハンドル自転車がさくっと、手に入ります。

 

実際に私は「GIANT Escape RX」というクロスバイクを、ドロップハンドルに改造しましたので・・・

ドロップハンドル化において、必要になってくるアイテムや、
ドロップハンドル化のメリット・デメリットについて、
徹底的に語ってみたいと思います。

必要アイテムはこれ!

何はともあれ、パーツや工具など、
換装するためのアイテムがないと、始まりません。

 

以下、必要なパーツを挙げていきます。

① ドロップハンドル

ドロップハンドルになったクロスバイク

当然、ハンドルそのものがないと、始まりません。

 

最近だとAmazonだとWiggleとかでも、安くて良いものが手に入りますので、
体格などに合ったものを調達しましょう。

 

しかしここで、ドロップハンドル化クロスバイクならではの、注意点があります。

 

クロスバイクのフレームには基本的に、ロードバイクと比べて「トップチューブが長い」という特徴があります。

なのでドロップハンドル化クロスバイクでは、ロードバイクと比べてかなり、ハンドルが遠くなりやすいものです。

 

なので・・・「リーチ」が長すぎるハンドルを選ぶと、遠すぎ!手が届かない!・・と、なりかねません

 

そのため「リーチ」は、短めのものにしておくほうが無難だと思います。

あくまで目安ですが、リーチが「70mm」程度であれば、短いと言えると思います。

 

特に高級パーツというわけではない、一般的なアルミハンドルとして、
ざっくりとした価格の目安は、5,000円くらいになると思います。

② STIレバー

バーハンドル用のブレーキ・変速機から、ドロップハンドル用のものに切り替えるため、
STIレバーももちろん、必要になってきます。

これも、お好きなものを選んでいいのですが・・・

 

いちばんの注意点は、
今ついているコンポーネント(変速機、クランクなど)と、互換性があるSTIレバーを選ぶ、ということです。

 

パーツ選びには、このパーツとこのパーツは組み合わせていい、このパーツとこのパーツはダメ・・といった、
「互換性」の検討が、すごく重要です。

そして例えば、「買ったSTIレバー」と「今ついている変速機」との間に、互換性が無かった場合・・・

そのふたつを組み合わせることは、基本的にできませんので、
買い換える必要はなかったはずの変速機を買い換えるか、
もしくはせっかく手に入れたSTIレバーを、買い換える羽目になってしまうのです。

 

STIレバーを選ぶときはあくまで、今ついているパーツたちと互換性のあるものを選ぶ!というのが、
クロスバイクのドロップハンドル化ならではの、注意点です。

 

パーツごとの互換性は、例えば、
シマノ公式ホームページの「互換性情報」といったところから、確認することができます。

置いてある場所がよく変わるので、ご自身でページからお探しいただくか、
もしくは「シマノ 互換性情報」とでもぐぐれば、でてくるのではないかと思います。

 

価格は「アルテグラ」「105」「ティアグラ」などの、グレードによって大幅に変わってきますが、
たとえばティアグラグレードだと、左右セットで15,000円といったところだと思います。

③ ブレーキ(ミニVブレーキ)

ミニVブレーキ

ブレーキも基本的には、変更しなければいけないです。

そして変更するとしたら、ふつうは「ミニVブレーキ」への変更になります。

 

クロスバイクは、ほとんどの車種で「Vブレーキ」というブレーキを装備しています。

 

しかし・・・ブレーキレバーをSTIレバーに変更し、そのままVブレーキを使うと、

ブレーキレバーを最後まで引ききったのに、ブレーキが最後まで閉じない!

・・ということになる場合が、多いです。

 

そしてミニVブレーキは、アームがふつうのVブレーキよりも大きく動きますので、
STIレバーと組み合わせてもちゃんと、最後まで閉まってくれることが多いです。

 

このあたりは最終的には、自分自身で現物合わせをして、
ちゃんと使えるものかどうかを確認するしか無いのですが・・・

 

シマノのコンパクトVブレーキ フロント

シマノのコンパクトVブレーキ リア

 

例えばこの記事を書いている時点では、定番メーカー「シマノ」がこんな感じのブレーキを出してくれていたりするので、
もし、ご自身の自転車に合うのなら、良い選択肢になるかもしれません。

④ 短いステム

短いステム

これは、絶対に必要!というわけではないのですが・・・

必要になる可能性はかなり、高いです。

 

というのも、ドロップハンドルに変更すると、バーハンドルのときと比べると、
ハンドルがかなり遠くなります。

 

なのでバーハンドルの状態に合わせた長さのステムだと、
ドロップハンドルに変更すると、

ハンドル遠っ!手が届かない!

・・・という状態になりかねないんですね。

 

目安としては、バーハンドル状態より1-2cm程度短いステムに変更すれば、
ドロップハンドルに変更しても、違和感なく乗れるようになると思います。

 

まあ、ここも最終的には実際に装着してみて、快適な長さを微調整するしかありませんので・・・

まずはドロップハンドルに変更してみて、ハンドルが遠いと感じたら、
実際に合いそうな、短めのステムを調達する・・でもいいと思います。

 

具体的な製品としては・・・

 

シマノプロの90mmステム

 

これなんかは、いいと思います。

私自身も「シマノプロ」のパーツは結構買いますし、使っているステムもシマノプロ製なのですが、
基本的な品質が良いですので、もしご自身の自転車に合うのならおすすめだと思います。

⑤ バーテープ

白いバーテープ

 

ハンドルバーに巻くバーテープも、もちろん必要になってきます。

これは消耗品になりますので、
適当なものをひとつ、調達しておきましょう。

 

バーテープも素材、色などいろいろな種類があり、
最終的には好みで選ばれることが多いところなのですが・・・

 

個人的なイチオシは「コットン製バーテープ」、です。

布特有の握り心地により、まるで剣道の竹刀でも握りこむように、
ギュッ!と確実に、ハンドルをホールドすることができます。

 

バーテープも種類によって価格差がありますが、
安いものなら1,000円も出せば、ひとつ買えると思います。

⑥ ワイヤー類

ワイヤー類も基本的には、換える必要があります。

ワイヤー類といえば、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーですよね。

そして結論から言いますと、このすべてのワイヤーを交換してしまうのがベストです。

 

まず、ブレーキの、インナーワイヤーについてですが・・・

バーハンドルで使うタイプのブレーキレバーと、
ドロップハンドルで使う、STIブレーキレバーとでは、
使うワイヤーが基本的に、違うからです。

 

ブレーキのアウターワイヤーに関しては、同じものが使えるのは使えるのですが・・・

ハンドル交換により、必要なアウターワイヤーの長さは変わってきますので、
ここもできれば、新調しておいたほうがいいでしょう。

 

そしてシフトワイヤーは、インナー・アウターともに同じものが使えるのは使えるのですが、
ここもハンドル交換によって、必要な長さが変わってきたりします。

 

ワイヤー類は、そこまで高価なものでもないですので、
ドロップハンドル化をいい機会として、すべて新調してしまうのもいいのではないか・・と思います。

 

シマノのロードバイク用ブレーキケーブルセット

 

シマノのシフトケーブルセット

 

 

以上、クロスバイクのドロップハンドル化において、
必要になると思われるものをまとめてみました。

 

上記、すべて購入したとして、かかるお金はだいたい30,000円前後といったところでしょう。

もちろん、パーツの選択などにより大きく変わってくるところですので、
実際に揃える場合にはあくまで、ご自身で計算をお願いします。

 

ロードバイクを新規購入すると、いちばん安いものでも10万円はしますので、
クロスバイクをお持ちで、どうしても安いコストでドロップハンドル自転車が欲しい!・・という場合には、
クロスバイクのドロップハンドル化は、そこそこリーズナブルなのではないかと思います。

自分でやる?ショップに依頼する?

ここまででお話しましたアイテムを揃えれば、
基本的に、ドロップハンドル化の作業は可能なはずです。

 

そしてアイテムを揃えたらいよいよ、ドロップハンドル化、決行!

・・・ということになるわけですが、
ここでまず、考えることがあります。

 

自分で改造するのか?ショップで改造してもらうのか?

・・・ということです。

 

もし、ご自身で決行されるのであれば、最低でも、
ドロップハンドル化において扱う、すべてのパーツの整備経験があるほうがいいと思います。

 

つまり・・・

ハンドルを交換したことがあったり、ステムを交換したことがあったり・・・

ブレーキワイヤーや、シフトワイヤーの張り直しをしたことがあったり・・・
その後のブレーキ調整や、変速調整がちゃんとできたり・・・

ブレーキ本体をフレームから外して、メンテナンスしたことがあったり・・・

と、いったところですね。

 

ドロップハンドル化は作業量が多くなりますので、
ひとつひとつの作業の精度は、どうしても落ちてくると思います。

なので、ひとつひとつの作業をしたこともないのに、
ドロップハンドル化にかかわるすべての作業を、一度にやろうとすると・・・

どうしても整備ミスとか、そういったものが起きやすいと思います。

 

もちろん、ひとつひとつ調べながら、じっくりやるのもアリとは思いますが・・・
その場合は何日も何日も使って、少しずつ時間をかけて、ひとつずつ確実に作業していくほうがいいと思います。

 

 

そして、自分でやるのが大変そう。。というのであれば、
「ショップに任せる」選択肢があります。

しかしここで重要になるのが、
この作業をやってくれるショップとのつながりがあること、です。

 

自転車のカスタム自体は、お金を払えばまあ普通は、
どこのショップでもやってもらえると思います。

 

しかし・・・「クロスバイクのドロップハンドル化」というのは、
少し、邪道な方向性だと思います。

まあ普通は、ドロップハンドルの自転車が欲しいなら、
ロードバイクを買うのが、王道ですよね。

 

そして・・邪道な方向性であるがゆえに、
ショップによってはこのカスタムを、断られる場合があるのです。

 

なので、もともと懇意にしているショップがあるとか、
こういうカスタムに寛容なショップを知っているとかが、必要になるかもしれないです。

 

そしてショップに依頼する場合、このカスタムで使うパーツはすべて、
そのショップで調達してもらうほうがいいでしょう。

こういう大掛かりなカスタマイズを、持ち込みパーツだけでやってくれ!・・というのは、
嫌な顔をするショップ、拒否するショップも多いはずですので。

 

もちろん、カスタマイズ工賃もかかりますので、
そのあたりも考えて、自分でやるか?ショップに依頼するか?を検討することをおすすめします。

ドロップハンドル化すると、どうなる?

クロスバイクにドロップハンドルをつけたからといって、
性能はロードバイクと同じには、なりません。

 

見た目だけなら、ほとんど同じになるのですが・・・

具体的には、ドロップハンドル化クロスバイクは、ロードバイクより「トップチューブがかなり長い」という違いがでてきます。

 

そしてクロスバイクのフレームは、機種にもよりますが、
基本的にロードバイクのフレームより少し、重くなることが多いです。

なのでロードバイクに比べると、かなり動きが鈍重で、そのかわりかなり安定性が高い、
「安定性を極端に追求したロードバイク」みたいな乗り味になるのです。

 

「クロスバイクのドロップハンドル化」を検討するのなら、このあたりを知った上で、考えるほうがいいと思います。

 

 

そして・・ドロップハンドル化したクロスバイクにはもちろん、メリット・デメリットがあります。

そして・・この場合のメリット・デメリットはそのまま、ドロップハンドルのメリット・デメリットになってきます。

 

このあたりは、クロスバイクからロードバイクに乗り換えると、後悔してしまうポイントと被ってくるのですが・・・

ドロップハンドルはあくまで、「直進」し続けるためのハンドルですので、
街乗りなどで、ひらひらと方向転換したり、歩行者などを避けたり・・といった能力は、
むしろ、普通のクロスバイクより落ちてしまいます。

そのかわり、姿勢の前傾が深くなり、ハンドルの持てる場所も多くなりますので、
長距離のロングライドや、スピードを出したライドは得意になってくる・・という感じですね。

 

 

マウンテンバイクのドロップハンドル化とか、
フラットバーロードをドロップハンドルにして、普通のロードバイクに戻す・・とかいったものも、
このカスタムと、ノウハウは似てくるかもしれません。

その気になれば、折りたたみ自転車のドロップハンドル化・・といったものも、可能なはずです。

 

 

クロスバイクのドロップハンドル化は、
集めるものが多かったり、カスタマイズ作業が大変だったりと、
けっこう、ハードルは高いです。

しかも当然ながら、持っていた「普通のクロスバイク」を失ってしまう・・といった面もあったりします。

 

しかし自分でやった場合、否が応でも、かなりの量の整備経験値を積むことができますし、
うまく完遂すれば、最低限のコストで、あこがれの「ドロップハンドル自転車」が手に入ります。

 

なのでじっくりと検討した上で、「やろう!」と思ったのであれば、
チャレンジする価値はじゅうぶんにあるのではないか・・と、思います。


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運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマり、その後も自転車のある生活を楽しみ続けている、いち自転車マニアです。
 
【年齢・性別】30歳台、男性

【居住地域】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【方向性】まったりライド方面

【職業】
元、とある総合病院の内科医・研究員です。

現在は、企業の産業医をしています。

医師目線から運営しているブログはコチラ
(日々のカラダの使い方を整え、痛みや不調の改善を目指すブログです)

【所有自転車】
ブロンプトン:独自の魔改造がほどこされた、超小さくなる折りたたみ自転車です。クルマに常備したり、輪行で旅先に持ち込んだりと使い倒しています。

SURLY CrossCheck:初めてフレームから組み上げたロードバイク系自転車です。ハンドルやタイヤを換装することで、マウンテンバイクモードとかクロスバイクモードとかにチェンジできます。

以上の2台です。

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