折りたたみ自転車のギア比、歯数のおすすめは?ロードバイクと比較し考えてみた


105のリアディレイラー

折りたたみ自転車で快適に走るためには、うまいギア比の設定が鍵です。

 

ロードバイクだと、ギア比や歯数にはそこまでの、試行錯誤の余地はないです。

 

コンパクトクランク?ノーマルクランク?とか、
スプロケットのクロスレシオ・ワイドレシオとかはありますが・・・

そんなに、ものすごく多いバリエーションは無いですし、
そもそも20段以上の変速ができますので、どんなときでもだいたい、好きなギア比が実現できるはずです。

 

そして自転車自体の性能も高いですので、多少、ギア比が合わなかったとしても、
その走行能力でなんとか、走りきってしまえることが多いです。

 

しかし折りたたみ自転車だと、ギア比の設定はけっこう、シビアです。

 

まず、そもそも、変速できる段数が少ないです。

たとえば「ブロンプトン」だと、たった2速とか、3速とかのことが多いですし、
走行性能が高い「Birdy(旧BD-1)」でも、9速とか、そんなものです。

「折りたたみ機構」を重視するので、フロント変速機が配置できかなったり、
そもそも多段変速タイプの変速機が装着できなかったり・・という事情が、でてくるんですね。

 

そして自転車自体の走行性能も、ロードバイクよりは大幅に低いですので、
自分自身の脚質とか、走る道とかに「合わない」ギア比に設定してしまうと、いろいろと終わります。

 

なので折りたたみ自転車だと、前ギア・・チェーンリングは何T?とか、
スプロケットは何Tから何Tを使う?といった「歯数の選択」を、
ロードバイク以上に、シビアにやっておくほうがいいです。

 

 

それでは具体的に、折りたたみ自転車にはどのくらいの歯数のギアを使うか?について、考えてみます。

 

以下、若干、マニアックになっていきます。。笑

 

まず・・そもそも、「クランクを一回転させると、何メートル進むか?」という意味での、
ギア比は、ホイールサイズに比例します。

 

700c・・・つまり27インチの、ロードバイクとまったく同じ歯数を、
18インチの折りたたみ自転車で使ったとすると・・・

ホイール直径は18/27・・つまり3分の2になりますので、
クランク一回転あたりで進む距離も、3分の2になります。

なので、クランク一回転あたり、ロードバイクと同等レベルに進む自転車にしようとしたら、
ギアは、歯数的に、1.5倍重くするべきです。

 

つまり、ロードバイクで前50T、後ろ16Tの状態の「クランク一回転あたり何メートル進むか」を、
折りたたみ自転車で再現しようとしたら・・

計算するとすぐわかりますが、だいたい、前54T・後ろ12Tくらい・・というはるかに「重いギアの組み合わせ」で、
はじめて、同じくらいになるのです。

 

このあたりが、ホームセンターの折りたたみ自転車はまったく進まない・・という原因だったりもします。

ホイールサイズが小さいので、ギアもそれに合わせなければいけないのに、
コストカットなどで、フルサイズの自転車と同じパーツを使うので、
ギアがとてつもなく軽く・・つまり進まないギアになってしまうんですね。

 

 

・・・と、考えた上で・・・

折りたたみ自転車のホイールサイズを、仮に「18インチ」とした場合の、
私のおすすめの歯数の組み合わせは、前54T・後ろ13T、です。

 

もちろん、ギア比はひとつだけではありませんので、
これを軸に、すこし軽いギアを足したり、すこし重いギアを足したり・・と、していくわけですね。

 

18インチでこのギア比だと、計算してみるとわかりますが、
700cロードバイクの「前50T・後ろ18T」とだいたい、同じくらいの重さになります。

ロードバイクでこのギア比は、
コンパクトクランクのアウター x 後ろは真ん中くらいのギア、という感じですよね。

ロードバイクだといわゆる、「ちょっとゆっくりめに流す」くらいのギアになると思います。

 

実際このギア比は、だいたい時速25kmくらいで、車道を走り続ける・・といった走り方に、向いています。

折りたたみ自転車だと、そんなに速いスピードで走りすぎないほうが快適ですし、
かといって、回しても回しても進まない・・!というギアになるのもまずいですので、
まあ、前54T・後ろ13Tを軸にしておけばそんなに、ヘンなことにはならないかな・・と、思います。

私は、ブロンプトンという折りたたみ自転車をもう何年も、この前54T・後ろ13Tのシングルスピードで乗り回していますが、
車道をロングライドしても、街中を乗り回しても違和感が無い、
バランスのとれたギア比だ・・と、実感しています。

 

組み合わせとしては、たとえば前50T・後ろ12T、などでも、
この前54T・後ろ13Tとほとんど同じ重さにできると思います。

 

お話しましたように、ギアの重さはホイールサイズに比例しますので、
もし、20インチとか14インチとか、他のホイールサイズをこのギア比にしたい場合は、
ホイールサイズにあわせた、歯数の調整が必要です。

 

と、けっこう、マニアックになってしまいましたが・・・

折りたたみ自転車は、最初からついているギアがあまり走りやすいギア比ではないことも多く、
ギア比を調整したほうが、走りやすくなることは多いです。

そして、ロードバイクなどのギア比を軸に、ホイールサイズを考慮したうえで歯数を検討すれば、
片っ端からスプロケットを装着して、現物合わせしたりするよりはだいぶ効率がいいと思いますので、
ぜひ、いろいろと試行錯誤していただければ・・と、思います。



スポンサードリンク



運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマり、その後も自転車のある生活を楽しみ続けている、いち自転車マニアです。
 
【年齢・性別】30歳台、男性

【居住地域】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【方向性】まったりライド方面

【職業】
元、とある総合病院の内科医・研究員です。

現在は、企業の産業医をしています。

医師目線から運営しているブログはコチラ
(日々のカラダの使い方を整え、痛みや不調の改善を目指すブログです)

【所有自転車】
ブロンプトン:独自の魔改造がほどこされた、超小さくなる折りたたみ自転車です。クルマに常備したり、輪行で旅先に持ち込んだりと使い倒しています。

SURLY CrossCheck:初めてフレームから組み上げたロードバイク系自転車です。ハンドルやタイヤを換装することで、マウンテンバイクモードとかクロスバイクモードとかにチェンジできます。

以上の2台です。

カテゴリー
おすすめ記事
最近の投稿

ページの先頭へ