ペダリングのコツ!というと、いろいろな情報源があります。
しかし・・そのほとんどが、ビンディングペダル前提のものだと思います。
まあ、レースで使われるのはほぼ100%がビンディングですし、
パフォーマンスをギリギリまで追求するべき!なのは、ビンディングなわけですので、当然かもしれません。
しかし・・「フラットペダル」の、ペダリングのコツ
というのも、フラットペダルを使っている人からすれば、気になるところだと思います。
私自身はすこしだけ、ビンディングを使ったことはあるのですが・・・
いろいろ考えた結果、結局、ビンディングを使うのはやめてしまい、
その後もう7年ほどの間、ほぼずっと、フラットペダルだけを使って過ごしています。
なのでこの記事では、フラットペダルのペダリングのコツについて、
「ビンディングとの違い」にも注目しながら、解説していきます。
目次
「踏まない」、これが最重要
踏むな!回せ!
というのは、ペダリングの基本として、よく言われることですが・・・
フラットペダルではビンディングよりもさらに、これが重要です。
というのも・・フラットペダルはついつい、踏んでしまいやすいものだからですね。
フラットペダルはちゃんと圧力を掛けていないと、滑ってしまいます。
まあ、くっついてはいないわけですので、当然ですよね。
対してビンディングペダルは、ばちっと、ペダルと靴を接続してしまいます。
なのでペダルに強く圧力を掛けなくても、滑ることはないです。
なので・・ビンディングは自然と、「ペダルに圧力を掛けない」乗り方になるものです。
しかしフラットペダルは、ちゃんと圧力を掛けていないと滑ります。
なので・・圧力を掛けよう!とした結果、
どうしてもついつい「踏みすぎ」になりやすいんですね。。
ここを解決する方法は、ふたつあります。
ひとつめは「前後方向」に、脚をしっかり動かす、ということです。
というのも、ペダリングは正しく円の形に動かすべきなわけですが・・・
どうしても踏む、「上下方向」の力が増えてしまうのが問題ですので、
むしろ前に、後ろに・・と、しっかり脚を動かす!
という意識をすれば結果的に、踏みすぎることがなくなり、
ちょうどいい円形にパワーが出てくれるのです。
このあたりの感覚は人それぞれですし、決まったやり方はありません。
しかし私の場合は、フラットペダルの場合は正しく円を描こう!とするよりも、
むしろ前後方向に長い楕円を描くようにペダリングしたほうが、より効率がよくなりました。
グリップ力が高いペダルを使う
ふたつめは、グリップ力が高いペダルを使うということです。
まあつまり、機材に頼ってしまおう!ということですね。笑
フラットペダルはもちろん、いろいろな製品があるわけですが、
その中にはグリップ力が高いものと、低いものがあります。
ひどいものになると、普通にペダルを回しているだけなのに、
足がずるずる、ペダルの上で滑ってしまうようなものもあります。
そしてそんな「グリップ力が低いペダル」ですと、滑るのを防ぐために、
どうしても「踏む力を強く」するしかないわけですね。
ペダルへの圧力を下げると、すぐに滑ってしまうわけですので・・・
しかし例えば、
こういった「高品質なペダル」を使うと、グリップ力が上がることが多いです。
そしてグリップ力が上がれば、軽く足を置いておくだけでも滑りませんので、
「踏みすぎてしまう」ことは明らかに、減るのです。
このペダルだと、踏む面に適度なギザギザがあって、それが靴に食いついてくれますので、
表面がツルツルしているだけのペダルと比べると明らかに、滑りにくいのです。
踏み方も「ギザギザに引っ掛ける」ような踏み方にすれば、
さらに、踏む力を減らすことができます。
と、「踏まない」ことはもちろん、フラットペダル・ビンディングを問わず、ペダリングの基本なわけですが・・・
滑りやすいフラットペダルではさらに重要なコツになりますので、
ここに集中していろいろ試行錯誤していくと、フラットペダルのペダリングは向上しやすいのではないか、と感じます。
今回はフラットペダルのペダリングをテーマに、お話ししてみました。