ETRTOとは?自転車タイヤなどの「確実でわかりやすい」基準です


暗闇に映える自転車のタイヤ

ETRTO(エトルト)とは、自転車の「ホイールサイズの基準」のひとつです。

 

そして、いちばんの特長は・・・

ごちゃごちゃ・バラバラじゃない、一番わかりやすい基準

ということです。

 

ETRTOを基準に考えるようになると、
「このホイール、結局直径何mmなの?」とか「このチューブの太さに、自分のタイヤは合うの?」とか、
そういうことで悩まなくてよくなります。

 

この記事では「ETRTOはどこの組織が作ってるの?」とか、そういう小難しい話は抜きにして、
実用にかかわる便利な部分だけを解説していきます。

ETRTOなら、タイヤの「直径」や「太さ」が確実にわかる

自転車のホイールやタイヤには、もちろん「直径」とか「太さ」とかがあります。

なので、ホイールに対応するタイヤを探す・・とか、
チューブが合うかどうか考える・・とかいう時には、
太さは大丈夫かな?とか、考えることになります。

 

それはいいのですが・・・

現代、ホイールサイズとか、タイヤの太さとかいったものの規格は、
もう、ものの見事に、「乱立」しているのです。

 

たとえばホイールサイズだと「700C」とか「650B」とか「20インチ」とか、
同じ20インチでも「WO」と「HE」で違ったりだとか・・・
基準がバラバラなので、どっちが大きいかさえも、よくわからなくなります。

太さに至っては「2.00」「1-3/4」「16 x 1-3/8 x 1-1/4」「1-3/8 B.S.」とか、
なにかの暗号かってくらい、ごちゃごちゃです。笑

なので表記を見ても結局、だいたいどのくらいの太さなの?とか、
これとこれとでは、どっちが大きいサイズなの?とかが、
わけわからなくなるんですね。。

 

例えば自転車のチューブなんかを見ると、対応するタイヤの太さとかが書いてあるわけですが・・・

いろいろな規格で、ごちゃごちゃ書いてあると、
自分のタイヤの太さは、対応する幅におさまっているのか?といった基本的な情報が、ぜんぜん読み取れないのです。。。

 

 

そして・・そこで便利なのが、ETRTOなのです。

 

ETRTOはこのリンク先のような場所から、一覧表を見ることができます
(タイヤメーカー「ミシュラン」社のページにリンクを貼っています)

 

一部、抜粋してみると・・

ETRTO抜粋

ミシュラン社ホームページより引用

 

例えば「20インチ」についてだと、こんな感じですね。

 

ETRTOでは、ごちゃごちゃ・乱立した規格の表記たちが、
「タイヤ幅-タイヤ内径」というシンプルな形に対応されています。

例えば20インチの「20 x 2.25」というサイズですと、ETRTO表では「57-406」に対応されていますので・・

これはタイヤ幅57mm、タイヤ内径406mmのタイヤなんだな、とひと目でわかります。

 

他には・・例えばロードバイクによく使われる「700 x 25C」ですと、
ETRTOでは「25-622」・・つまりタイヤ幅25mm、タイヤ内径622mmだな、とひと目でわかります。

もしくは例えば「29 x 2.10」ですと、ETRTOでは「54-622」で、
ロードバイクのタイヤと同じタイヤ内径だけど、幅は2倍以上ある、
大型のマウンテンバイク系タイヤっぽいな・・と、直感的にわかります。

それ以外にも「26 x 1 3/8 x 1 1/8」なんていう、わけわからん表記のタイヤであっても、
ETRTOに直すと「28-590」とシンプルになり、ああ、そういうタイヤなんだな・・と簡単に理解できます。

 

他にもインチ表記だと、同じインチ数のはずなのに、実は微妙に違う・・とかいう、
勘弁してくれ・・と思うようなことがけっこうあるのですが・・・

ETRTOだと基準は「mm」ですし、
もちろん、日本とアメリカで1mmの長さが違う・・なんてことはありません。

なので必要な情報が「正確に」わかります。

 

なので・・・ETRTOに直すことができれば、
このタイヤはタイヤ内径が違うから、はまらないな・・とか、
(タイヤ内側のビードにワイヤーなどが入っているので、1mmでも違うとはまりません)

もしくは、このチューブの対応する太さに、自分のホイール・タイヤは入っているから、
使うことができるな・・とか、

そういう実用面で大事なことも、ひと目でわかるのです。

 

正直・・なぜ、規格がETRTOだけに統一されていないのか?と思ってしまうくらい便利なんですね・・・

私のような素人にはわからない、いろいろな事情があるのかもしれませんが・・・

 

と、いうわけで、
タイヤを替えたり、チューブを買ったり、ホイールまわりをカスタマイズしたり・・で、
そのあたりのさまざまな「サイズ」を知りたくなったときは・・・

迷わずETRTOだけを基準にして、いろいろ検討していくのが、
ごちゃごちゃすることがない、いちばん良い方法だと思うのです。

 

実際に私は、自転車をフレーム組みしたりするのですが、
タイヤとかホイールとかを選ぶときは必ず、サイズまわりはETRTOだけで見ていましたし、
それがいちばんの方法だったと思います。

 

もし、ETRTOって何?と思われて、この記事に着いたのであれば・・

自転車ホイールまわりなどを考えるときは、ETRTOベースで考えるようにすると、
ごちゃごちゃせず、パーツの組み合わせなどがすっきり理解できるのではないかと思います。

 

関連記事
「トルク幅」「計測の狂いにくさ」「さまざまなパーツへの対応」などに優れた優秀トルクレンチ、SK11 SDT3-060を解説しています。

 

自転車整備にめちゃくちゃ使いやすかった、サンワダイレクトのメンテナンススタンド「800-BYWST」を詳しく解説しています。

 

メンテナンスや工具に関わるすべての記事を一覧します。

 

【SK11 デジタルトルクレンチ】
整備ミス防止の必須ツールです。

Amazon楽天

レビュー記事はこちら
 

運営者:ゆう

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【生息地】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
 
詳しいプロフィール

TwitterInstagram
 

カテゴリー
テーマごと
特殊ページ
サイト内検索
最近の投稿

ページの先頭へ