トレック日本公式サイトより画像を引用
ロードバイク「ドマーネ」を買うと、後悔するの?
ドマーネ(Domane)は、トレック社のロードバイクシリーズで・・
初心者がロードバイクを買おうとしたなら、だいたい一度は検討されるのでは?
そう思われるくらいのポピュラーなシリーズです。
そしてもし今まさに、ドマーネを買おうかな?と検討しているとしたら・・
ドマーネを買ったあと、後悔したくない!
と思われるのは自然なことだと思います。
具体的には・・どんな特徴のあるロードバイクなの?
性能は十分?コスパは?
実は、他のロードバイクのほうが良かった!とかならない?など・・
なのでこの記事では、ドマーネを買って後悔した!とならないための・・
「ドマーネってどんな自転車」というところを、詳しく解説していきます。
目次
ドマーネは「エンデュランスロード」タイプ
まず、ドマーネのいちばんの特徴は?
「エンデュランスロード」であること、です。
エンデュランスロードとは?
すごくざっくり言うと・・
長時間、疲れずに安定して走るのに向いた自転車です。
エンデュランスロードって、どんなもの?については、
上の記事で詳しく解説しています。
そしてドマーネには、そういう特徴があるわけですので・・
長時間、安定して走ることを重視したい人に向いています。
具体的には・・レースよりもロングライドとか、日常での安定した走りとかに興味があるなら、ドマーネに向いているでしょう。
逆に安定性よりも瞬発力、最高速度、レースでのすばやい動きといったものを重視するなら、ドマーネはあまり向かないと思います。
トレック社の「マドン」と比較すると?
ドマーネと比較して、よく語られるのが・・
同じトレック社のロードバイクシリーズ、「マドン」です。
トレックといえばマドン?ドマーネ?みたいな言い方をされる、2トップみたいな自転車ですね。
そしてエンデュランスロードの属性が強い、ドマーネに対して・・
マドンはエンデュランスロードと対極にあるようなタイプの自転車です。
なので、ドマーネとマドンを比較していくと・・
ドマーネという自転車を特徴が、よく浮かびあがっていくわけですね。
実際にトレック公式ホームページの、キャッチコピーを確認しても・・
トレック公式ホームページ ドマーネ紹介ページより抜粋し引用
ドマーネだとこんな感じで「走ることの楽しさ」「快適性」といったものが、クローズアップされています。
一方、「マドン」のほうを見てみると・・
トレック公式ホームページ マドン紹介ページより抜粋し引用
こんな感じで「勝つ」「レース」「空力性能」といった単語が並んでいますね。
このあたりからも、マドンのコンセプトは見えてくると思います。
さらに、フレームの形・・ジオメトリーでも特徴が分かれます。
特に、注目ポイントは「ホイールベース」ですね。
ホイールベースが長い・短いとどうなるかは、この記事で詳しく解説しているのですが・・
ホイールベースは、長いほど安定志向、短いほど素早さ志向といった感じになります。
そして実際に、ドマーネとマドンを見ていくと・・
トレック公式ホームページ ドマーネ紹介ページより抜粋し引用
まず、ドマーネのホイールベースは、ポピュラーと思われる52cmフレームで見て「100.3cm」となっています。
対して、マドンのホイールベースは・・
トレック公式ホームページ マドン紹介ページより抜粋し引用
同じく52cmのフレームで見て、「97.7cm」ですね。
比べると、ドマーネのほうが2.6cm長い、となります。
ほんの少ししか違わない、ともしかしたら思われるかもしれませんが・・
ホイールベースはほんの数cmでも違えば、乗り味が劇的に変わるところです。
なので、レース系のマドンと比べて、ドマーネはホイールベースがけっこう長い!
ここからも「安定・長距離志向」という、ドマーネのコンセプトが伺えるのでは・・と思います。
「他のメーカーの似た自転車」と比較すると?
ドマーネのタイプやコンセプトは、そんな感じなわけですが・・
他のメーカーの似た自転車と比べたら、どうなの?
というのは、気になるところだと思います。
エンデュランス系ロードバイク、というのはいろいろな会社が出していますので・・
それら他の会社のものと、比較して選びたい!
というのは後悔しないためには、必須の考え方となると思います。
それでは、他のメーカーの似た自転車って・・どんなのがあるの?
まず、たとえば・・ジャイアントの「DEFY(ディファイ)」は定番です。
ジャイアント公式サイトの該当ページより画像を引用
こういったものですね。
ジャイアントはロードバイクで、1・2位を争うほどの有名メーカーで・・
ディファイはそのジャイアントの自転車の中でも、エンデュランスモデルとして定番です。
どんなモデルがあるのか?は、年代などで違ってきますが・・
まさに「ジャイアントのドマーネ」みたいな位置づけになると思います。
もしくは・・Cannondale(キャノンデール)の「Synapse(シナプス)」も、ドマーネと似た位置づけのモデルです。
こんな感じのものです。
キャノンデールも定番メーカーで、トレック・ジャイアント・キャノンデールはロードバイクメーカーの御三家、みたいな見方もあるくらいで・・
シナプスは、そのキャノンデールのエンデュランス系モデルです。
「キャノンデールのドマーネ」みたいな位置づけなわけですね。
他にもいろいろなメーカーに選択肢はありますが、他のメーカーからも探していくときは・・
各社のエンデュランスロード系モデルを探していく、という方針でいいかなと思います。
では、どのメーカーの自転車を選べばいいの?
ここは正直、好みにあわせて自由に決めていいと思います。
ずっと昔は、メーカーによって大きな性能差が有ったりしたようなのですが・・
現代では似た価格・似た方向性のロードバイクなら、似たような性能になっていると言われています。
私自身、イベントなどでさまざまな自転車に乗った上で、そうだなと思いました。
なのでデザイン的に、ドマーネが気に入ったならそれで良いですし・・
他のメーカーの自転車が気に入ったなら、そっちでもいいと思います。
あくまで「エンデュランス系モデル」から選んでいくのなら・・
他のメーカーから選んでも、性能はそれほど劇的には変わらないのではないか、と個人的には思います。
私自身、ドマーネはロードバイクを選ぶとき、最後まで候補として検討していました。
結局、私自身は他のロードバイクを選んだのですが・・
この記事に書いたような特徴を理解し、自分に合っている!と判断して買うのなら・・
ドマーネは買って後悔するような自転車ではないのでは、と思います。
今回はドマーネを買うと後悔するのか?をテーマにお話ししてみました。