「クロモリは重くて、疲れる自転車だ」
・・と、よく言われています。
そして「意外とそんなことは無い、クロモリは疲れないよ!」
という意見もけっこう、あったりします。
クロモリは重くて疲れるというのは、果たして本当?
というのはクロモリ自転車に興味があったり、
今まさにクロモリロードを探している・・とかいった場合だと、気になるところだと思います。
私は現在、所有している自転車がすべてクロモリですし、
もう3-4年ほど、このスタイルで運用しています。
なので今回は「クロモリって実際どうよ?」といったところを軸に、お話ししていきます。
クロモリは重い!・・けど、そんなに疲れない
クロモリは、重いです。
これはもう、物理的な事実だと思います。
もちろん機種によりますので、カーボンより軽いクロモリ!なんてものも有るのですが・・・
たいていの場合でクロモリ自転車は、アルミやカーボンの自転車と比べて、
1-2kgくらい重い・・というのが、大体の相場だと思います。
そして重いと「疲れる」・・というのも、その通りだと思います。
持ち運ぶ荷物が2kg増えれば・・それを背負って何時間も移動すれば、
どうしても、軽い荷物を運ぶよりも疲れますよね。
なので、クロモリは重くて疲れる!・・というのが、抱かれがちなイメージなんだと思います。
なのですが・・・
クロモリには重さ以外の「疲れにくくなる要素」がたくさんあります。
なので総合的にみると、アルミやカーボンよりも、むしろ疲れにくくなる。
と、クロモリ・アルミ・カーボンそれぞれに乗った上で思いました。
その、疲れにくくなる要素とは何か?
② 「振動吸収性が高い」
③ 「衝撃に強い」
という、三拍子です。
ひとつひとつを詳しく解説すると、かなり長くなってしまいますので、ざっくりですが・・・
クロモリは重くてその分安定しますし、
よく言われるように、しなやかな素材なので道路を走るときの振動を吸収しやすいです。
そして頑丈なので、大きい段差などの強い衝撃や、ダメージといったものをしっかり軽減してくれます。
これらはそれぞれ、よく言われていることではあるのですが、
私自身、以前はアルミの自転車をメインで使っていて、現在はクロモリメインなのですが・・・
こういった特徴は間違いなくあるなぁ・・と、実体験としてもはっきり感じられます。
そして実際に100kmくらいを走ったあとの疲れも、アルミより軽いことが多かったです。
(もちろん他にもいろいろな要素があるとは思いますが・・・)
と、クロモリは確かに重い自転車なのですが、
それをカバーする要素がたくさんありますので「疲れやすい」わけではない・・というのが、いろいろ乗ってきての感想です。
今回はクロモリは重くて疲れる・・は本当?といったテーマでお話ししてみました。