アルミ、チタン、鉄・・・
チェーンリングボルトは、いろんな種類があって、
それぞれ、材質が違ったりします。
そして、いろいろなチェーンリングボルトを使ってみた結果、個人的には、
「鉄製」こそ最強!!
だと、思うようになりました。
なんで、そこまで鉄推しなの?
アルミとかチタンは、なんでだめなの?
以下、理由を説明していきます。
目次
「強度」が最強
鉄製を推す理由は、まあ、シンプルで・・・
いちばん頑丈だから、ですね。
しかも、ちょっと頑丈・・とかではなく、
アルミとかと比べると、圧倒的に頑丈です。
アルミニウム合金は、鉄と比べて「重さも強度も、だいたい1/3」というのは、
よく言われていることだと思います。
自転車のフレームで、鉄のフレームとアルミフレームとで、
そんなに強度差があるとは聞かれませんが・・・
あれは単に、アルミフレームは鉄製フレームの、
だいたい3倍くらいの量の材料を使っているからですね。
なので重さも強度も、何倍・・とかにはならず、だいたい同じくらいになるわけです。
しかし・・チェーンリングボルトは材質問わず、使う金属の量はだいたい同じです。
ボルトのサイズが基本的に同じですし、ボルトは中空だったりもしませんので、
まあ、そうですよね。
なので・・すごくざっくり考えると、
アルミのチェーンリングボルトは、鉄製と比べて、
重さも強度も1/3くらい、になると思います。
実際、適正締め付けトルクも、鉄製よりアルミ製のほうが弱くなります。
アルミボルトのほうが、明らかに弱いトルクで破断してしまいますので・・・
強度にかなりの差がある、というのは、間違いないと思います。
もちろん、アルミのボルトであっても、
最低限の強度は確保して、設計してあるのでしょう。
なので、アルミを使ってるからいきなり破断!とかまでは、ないと思います。
しかし・・チェーンリングボルトは、ペダルを回す力がダイレクトに掛かりますので、
ものすごいパワーが掛かる場所です。
なので、できるだけ頑丈なものを使っておくべきだ!
・・と、私としては思います。
「重さ」も大差ない
鉄のデメリット・・といえば、「重さ」というのが定番です。
実際、自転車フレームの世界では、
より軽量なアルミに、より軽量なカーボンに・・と、
トレンドが移っていきました。
しかし・・「チェーンリングボルト」に関して言うなら、
鉄製とアルミ製とで、重さにたいした差は無いです。
鉄とアルミの重量差そのものは、あるのですが・・・
小さいパーツすぎて、影響が少なすぎるんですね。
例えば、とある会社が出しているアルミ製ボルトが、
5個セットで10gくらいです。
なので、鉄製ボルトが3倍の重量だとするなら、30gです。
差は、20gです。
20g・・・もちろん、価値観は人それぞれなのですが、
個人的には、誤差の範囲だと思います。
そして、その誤差くらいの重量差で・・・
パワーが掛かりまくる重要部分の強度を、3倍にすることができる
と、考えると・・・
個人的には、鉄以外を選ぶ理由が無いな・・と、感じます。
ちなみにここまで、アルミを例に挙げてきましたが、
チタンであっても、あまり変わらないと思います。
チタンは、アルミよりは強度があると言われていますが、
鉄と比べるとやっぱり「軽く、脆い」タイプの素材だと思われますので。
参考までに私自身は、鉄製チェーンリングボルトとして、
スギノ製のこのボルトを選ぶことにしました。
フロントダブル用・フロントシングル用、それぞれの規格のものを挙げてみます。
【ダブル用】
【シングル用】
・・・と、チェーンリングボルト、どれにしよう?と迷ったら、
とりま、鉄製を選んでおけば大きな間違いはないのでは?
と、個人的には、思います。