チェーンリングの選び方。注目は歯数?PCD?アーム数?


並んだチェーンリングたち

ギア比を変えたい・・・

変速が鈍くなってきたのを、なんとかしたい・・・

自転車の、ルックスをもっと自分好みにしたい・・・

 

そんなときに有効なのが「チェーンリング」の交換です。

 

しかし・・チェーンリングの交換は、
見るべきポイントが結構あって、わけが分からなくなりがちです。

PCDって?
歯数はどうすればいいの?
どこのメーカーものを選べばいい?

・・・???

 

と、お悩みの方のために、
この記事では基準を持って、チェーンリングを選んでいく方法を解説していきます。

「ボルトの数」「PCD」「変速段数」はそれぞれ、元と同じものを

チェーンリングにはいろいろなタイプが、あるわけですが・・・

「ボルトの数」「PCD」「変速段数」の3つについては、
もともとついているチェーンリングと、同じにしておくほうがいいです。

以下、それぞれについて解説していきます。

ボルトの数

チェーンリングは、ボルトによって固定するわけですが・・・

このボルトの数が「5個」の製品と、「4個」の製品とがあります。

4ボルトと5ボルトのチェーンリング

画像の左側のものが5ボルト、右側のものが4ボルトですね。

 

チェーンリングを固定するべき「クランク」が、「5アーム」仕様の場合は5ボルト、「4アーム」仕様の場合は4ボルトということになります。

基本的に5アームは昔ながらの製品、4アームは新型の製品に多いですね。

 

ここがもともとが5ボルトなのに、4ボルトのチェーンリングを買ってしまった・・といった場合は、装着自体ができません。

ですので、もともとついているチェーンリングと同じボルト数のものを選ぶようにしましょう。

PCD

「PCD」も、もとのチェーンリングと同じにしなければいけないです。

PCDの円

PCDはこんな感じの、チェーンリングボルトたちがつくる円の直径のことで、
いろいろなサイズがあるのですが現代では「130mm」と「110mm」の2つがメジャーです。

シマノ製品だと、多いのは「110mm」のほうですが・・・
一概には言えませんので、ちゃんと確認しておくほうがいいでしょう。

もちろんここが違うチェーンリングを買ってしまうと、
装着することは物理的に、できません。

 

PCDは直接、定規などで測ってもいいですし、
製品の型番を調べて「製品名 PCD」などで検索しても、でてくることが多いです。

変速段数

「変速段数」も、もとのチェーンリングと同じにするべきです。

もし、もともとが10速タイプの自転車なのだとしたら、
「10速対応」のチェーンリングを買うべきということですね。

 

もともと10速タイプのディレイラー・チェーン・スプロケットなどなど、
10速用装備がついている自転車にもし、11速のチェーンリングを使うのなら・・

すべての装備を11速対応に換える、大改造が必要になります。

なのでここも、よほどの理由がない限りは、
もとの自転車と揃えるほうがいいですね。

「メーカー」は、どこにする?

チェーンリングを作るメーカーは、いろいろありますが・・・

フロント変速が2段、もしくは3段の場合には、
シマノを選んでおくほうがいいと思います。

理由は・・シマノなら変速に、確実に対応してくれるからですね。

 

チェーン、変速機、クランク、変速レバーなど・・・

「変速まわり」は、日本で売られている自転車の場合、
そのほとんどがシマノ製です。

特に、ある程度以上のお値段がする自転車だと、そうですね。

 

そして・・スムーズな変速のためには、
駆動系まわりのパーツはシマノで揃えてしまうのが、基本です。

変速というのはチェーン、変速機、チェーンリングなどの「組み合わせ」によって実現されるものですし、
シマノは「シマノ製品だけの組み合わせ」において、ちゃんと動作するのを重視しているから・・ですね。

 

変速はすごくデリケートな部分ですので、
ちょっと違ったパーツを入れてしまったがために、うまく変速できなくなった・・というのは、
私自身も経験しています。

そもそも、シマノじゃないと装着できない!・・ということもありますね。

ですのでフロントダブル・もしくはフロントトリプルにする前提なら、
チェーンリングはシマノ製にしておくのが無難です。

もちろんフロントダブル、もしくはトリプルに対応する製品を選ぶのは、
言うまでもないことでしょう。

 

 

逆に、フロント変速なし・・つまりフロントシングルなのであれば、
メーカーは基本的にどこでもいいと思います。

フロント変速が必要ないのなら、何を選んだとしてもまあ、正常に動作してくれるからですね。

よほど粗悪なものを選んでしまえば別ですが・・笑。

 

もちろんシマノ製チェーンリングを選んでも、OKですし・・・

それ以外にひとつ、おすすめメーカーを挙げるなら、
私は「スギノ」製のチェーンリングは良いと思います。

剛性とか精度とかの、基本的な作りがすごくしっかりしていると思いますので。

 

もしくはフロントシングルの場合、チェーン落ち対策を重視するのなら、
Wolftoothのチェーンリングがおすすめです。

「ナローワイドチェーンリング」という、薄い歯と厚い歯を交互に使うことで、チェーンを外れにくくしたものなのですが・・・
たとえオフロードを走っても、チェーン落ちが全然なくなるくらいの効果があります。

「歯数」はどうする?

「歯数」ももちろん、ギアの重さに直接かかわる重要ポイントですね。

 

とはいっても、一番ポピュラーな「シマノのフロントダブル」の場合は、
選択肢はさほど多くないです。

「ノーマル」「セミコンパクト」「コンパクト」のどれにするか?くらいですね。

 

ロードバイクではクランク・チェーンリングは、
「ノーマルクランク」「セミコンパクトクランク」「コンパクトクランク」といった分け方をされています。

そしてそれぞれチェーンリングの歯数が違って、
基本的には、「ノーマルクランク:53T-39T」「セミコンパクトクランク:52T-36T」「コンパクトクランク:50-34T」といった感じですね。

 

そしてここには正解はありませんので・・・

重めのギアがいいなら、ノーマル

ちょっと軽めがいいなら、セミコンパクト

軽いギアがいいなら、コンパクト

といった選び方で大丈夫だと思います。

 

チェーンリングはセットではなく、単品で売られていますので・・・

例えばコンパクトタイプの、軽いギアにしたいのなら、
アウターを買うときは50T、インナーを買うときは34Tにするわけですね。

 

 

そしてフロントシングルにする場合は、
これはもう、ご自身に合う歯数であればなんでもいいと思います。

参考までに私は、44Tのフロントシングルをずっと使っていて、これが自分にちょうどいい!と感じています。

なのでこのあたりを軸に、
重めがいいなら48Tとか、50Tとか、
軽めがいいなら42Tとか、40Tとか・・といった感じで選べばいいと思います。

実際に、チェーンリングを選んでみる

ここまでを踏まえて、実際にチェーンリングを選んでみます。

まず、注意点です

まず、最初にひとつ注意点なのですが・・・

シマノのチェーンリングを選ぶ場合は、
互換性情報」をちゃんと確認してから、買うようにしましょう。

 

たいていの自転車パーツでそうなのですが・・・
特にシマノのチェーンリングは、このパーツとこのパーツは組み合わせOK!といった「互換性」がしっかり示されています。

互換性を無視したとしても、ちゃんと使える場合もあるようですし、
以下、できるだけ互換性が広い製品を紹介していくのですが・・・

もちろん互換性を見ずに交換し、「ちゃんと動作しなかった。。」となるのを防ぐためにも、
チェックしながら製品を選ぶほうがいいでしょう。

 

互換性情報は「シマノの互換性情報PDF」といったところから、確認することができます。
(クリックするとシマノのページより、PDFがダウンロードされます。)

シマノ・4ボルト・11速の場合

11速用 アルテグラ アウター PCD110mm

11速用 デュラエース インナー PCD110mm

 

4ボルト・11速タイプの場合は、おすすめはアウター・インナーそれぞれ上記のものですね。

アウターがアルテグラ、インナーがデュラエース・・という、それぞれハイグレード・高性能な製品なのですが・・・
それぞれものすごく高価とかにはならず、リーズナブルだと思います。

チェーンリングの「グレード」は、変速のスムーズさとかいったところにダイレクトに関わってきますので、
低めのグレードと数千円程度の差になるチェーンリングであれば、
このあたりの製品を選んでおいていいのではないかな・・と思います。

シマノ・5ボルト・10速の場合

10速用 105 アウター PCD110mm

10速用 アルテグラ インナー PCD110mm

 

10速・5ボルトの場合、おすすめは上のものです。

すでに11速が主流になっているからか、「デュラエース」といったトップグレードの製品はなかなか良いものがなさそうだったので、
選べるものの中から、良さそうな製品をピックアップしました。

 

シマノのフロントダブルで、チェーンリングを換えたい場合は、
これらの製品から互換性があるものを選んでおけば大きな間違いはないのではないか・・と、思います。

フロントシングルの場合

フロントシングルにする場合は、フロント変速をしないわけですので、
基本的にはどの製品であっても大丈夫です。

フロントダブル用の、インナーだけを外してシングルにする・・というのも、
もちろんOKですね。

なのでここではあえて、特定製品の紹介はしませんが・・・

 

シマノやスギノ、チェーン落ちしにくいものならWolftoothといったメーカーから、
ご自身が気に入ったものを選べば大丈夫だと思います。

 

もちろんその際には、ボルト数・PCDのチェックは忘れずに、ですね。

 

 

・・・と、基準をもってチェーンリングを選ぶ方法を、解説してみました。

チェーンリングは自転車の「顔」みたいなパーツで、
ここを換えるだけで雰囲気がいきなりガラッと、変わったりします。

良い経験にもなりますので、もし、今のチェーンリングに飽きてきたな・・などあったら、
ちょっと換えてみる!というのも、良いのではないかと思います。


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運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマり、その後も自転車のある生活を楽しみ続けている、いち自転車マニアです。
 
【年齢・性別】30歳台、男性

【居住地域】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【方向性】まったりライド方面

【職業】
元、とある総合病院の内科医・研究員です。

現在は、企業の産業医をしています。

医師目線から運営しているブログはコチラ
(日々のカラダの使い方を整え、痛みや不調の改善を目指すブログです)

【所有自転車】
ブロンプトン:独自の魔改造がほどこされた、超小さくなる折りたたみ自転車です。クルマに常備したり、輪行で旅先に持ち込んだりと使い倒しています。

SURLY CrossCheck:初めてフレームから組み上げたロードバイク系自転車です。ハンドルやタイヤを換装することで、マウンテンバイクモードとかクロスバイクモードとかにチェンジできます。

以上の2台です。

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