ブルックスサドル、欲しいけど・・・
でも・・寿命って、どのくらいなの?
ブルックスサドルを買おうとしている場合や、既に使っている場合・・
このサドル、何年持つの?
というのは、気になるところだと思います。
サドルの寿命なんて、普通は気にするところでもないのですが・・・
ブルックスサドルは「革」製ですので、伸びたり破れたり・・ということがいずれ起こります。
なのでそんなふうになって使えなくなるのが、何年後なのか・・というのはもちろん大事なところです。
私自身はもう5年ほど、ブルックスの革サドルを使いつづけています。
そして何年使ったら、どんな感じになるのか?も実践を通してわかってきました。
なのでこの記事では、ブルックスサドルの寿命ってだいたい、何年くらいなの?
そんな疑問に答えていきます。
5年使ったけど、まだまだいけると思う
いろいろ理屈を並べる前に・・
まずは5年使ったブルックスのサドルが、実際どんなふうになっているのか?をお示しします。
このサドルは2016年に、EvansCycleという海外通販サイトから取り寄せたものです。
そしてこの記事を書いている現在は、2021年です。
なので5年間、このサドルを使い続けていることになりますね。
ちなみに前提の扱いとしては、
- 基本的に、室内保管
- サドルオイルの塗り込みは、定期的にちゃんとやる
- 雨の中の長時間駐輪とかもする、けっこうラフな扱い
- サドルのレインカバーはまったく使わない(煩雑になり、使わなくなってしまった)
という感じです。
こういった前提で、5年間使ってみると・・
まず、外観としてはこんな感じですね。
めちゃくちゃキズだらけとか、ボロッボロ!・・とかではないかなと思います。
目立つキズとしては・・・
ここですね。
ホイールの交換時などに、自転車を天地逆にするわけですが・・・
そのとき特に養生せずにやってしまったので、アスファルトと擦れて出来たこのキズが、一番大きいキズです。
とはいえ大きくへこんだり裂けたりもしていない、単なる表面傷だとは思います。
サドル下の、金属部分に関しては・・・
こんな感じです。
多少、錆びていますが・・・錆びてボロボロに茶色くなっている!とかではないです。
ちなみにここに関しては、錆止めとかは特にしていないです。
そして革サドルですので、革の「伸び具合」が大事なポイントです。
革サドルは使うとたるんでいきますので、ナットを回して「張り具合」を調整してあげるわけですが・・・
この「伸び」が限界を超えてしまうと、革が劣化して柔軟性がなくなったり、最後には破れてしまったり・・となります。
そして、革がどのくらい伸びているか?は、
ここの穴を見るのが、一番わかりやすいです。
見るからに、かなりの楕円形になっていますよね・・・
ここは革を伸ばして、テンションをかければかけるほど変形していきますので、
まあ、使い込みによって、だいぶ伸びてしまっているな・・と言えると思います。
とはいえこの状態でも、破れたりはまったく無いですし、おしりを支える強度もじゅうぶん確保されていますので、
強度がなくなるほどの「ヤバいレベル」の伸びではないよな、とも思います。
と、5年間使ったサドルは実際に、そんな感じだったわけですが・・・
「寿命」はまだまだ、来ていない
まだまだ乗れますし、そう言っていいのではないかと思います。
レインカバーをまったく使わないとか、雨で濡れた!とかも関係なく乗ってしまう・・みたいなラフな扱いであってもこんな感じですので、
少なくとも、1-2年でボロボロになるほど短い寿命ではない・・というのも、言えることでしょう。
注意点としては、「メンテナンス」をちゃんとしない場合は、寿命は激減すると思います。
基本的には、サドルオイルを塗ることですね。
ブルックスに限らず革サドルは、もともとが生き物の革ですので、性能を保つために「皮脂」が必要です。
なのでまったくオイルを塗らずにほうっておくと・・カピカピに乾いて、ひび割れて、強度が激落ちしてしまうのです。
もしそうなれば、寿命はもちろん大幅に短くなりますので・・メンテナンスだけはちゃんとするほうがいいと思います。
自転車パーツの寿命はどのくらい必要か?というのは、人それぞれなところでしょうが・・・
5年といえば、アルミロードバイクなど「自転車そのもの」の寿命と、同じくらいだと思います。
なので少なくとも、ブルックスサドルは寿命が短くてNG!・・とか、そんなことは無いのではないかと思います。
今回はブルックスサドルの寿命についてお話ししてみました。