「工具セット」が、欲しいんだけど・・
いい感じのは、どれ?
自転車整備を自分でやるなら、いろいろな自転車工具が必要になります。
そして、良い工具セットを選べば・・
それら必要な工具たちを、比較的安めでいっぺんに入手できるかもしれないです。
そして・・工具セットは必要な工具が、ちゃんと入っているか?が、選び方のキモになります。
せっかくセットを買ったのに・・
必要な工具がいろいろ抜けてて、次から次へと買い足すようでは・・
なんのために工具セットを買ったのか、わかりませんよね。
私自身は、自分での自転車メンテナンスが趣味でして、
個人での自転車整備に必要な工具はだいたい、手に入れていると思います。
そして個人の整備ではなにが必要になるか?もだいたい、わかると思います。
なのでこの記事では、「これを買えば全部そろってる!」と言えるような、優秀工具セットを抜粋して紹介していきます。
目次
自転車工具は、コレとコレとコレが必要
まず、必要になる工具を列挙してみます。
- 六角レンチ
- ドライバー(プラス・マイナス)
- 大型レンチ(13mm、15mmなど)
- タイヤレバー
- チェーンカッター
- ペグスパナ
- ペダルレンチ
- スプロケット着脱工具セット
- ボトムブラケット着脱ツール
- コッタレスクランク抜き
- スポークレンチ
と、いったところだと思います。
挙げた工具で「完璧に揃う」とまでは言えませんが・・・
このくらいのラインナップが揃えば、自転車でいじれない場所はほとんど無い!
・・くらいには、なるでしょう。
並べてみると、
こんな感じですね。
すべての工具をじっくり解説するのは、ここでは難しいですが・・・
特徴のある、必要な工具としては、
例えば、この「スプロケット着脱セット」です。
これはリアホイールにある、変速のための歯車セット・・「スプロケット」を着脱するための工具です。
チェーン状の工具をこんなふうにスプロケットにはめて、固定し・・
そしてその状態で回すことではじめて、スプロケットは外れます。
このチェーン状工具が無いと、くるくる回ってしまって外せませんので、意外に必須な工具なんですよね。
スプロケットは交換したり、もしくはしっかりと掃除したりするなら一度、取り外さないといけないです。
そして取り外したら当然、取り付けもできないといけないですので・・・
そのための特殊工具が無いとこれらができなくて、困ることになります。
と、それ以外にもペダルを着脱したり、ボトムブラケットを抜いたり、
ホイールのスポークの張りを調整したり、チェーンをカット(ピンを抜く)して外したり・・
そういった作業が自転車趣味を続けていくと、必要になってきます。
なので自転車工具セットを選ぶときは、こういった必要な工具を漏れなくしっかり含んでいるものを選ぶと・・
後から「あ、あれが入ってない。。」みたいなことにならないと思います。
ちゃんと入ってる工具セットは、これ!
では・・必要な工具がちゃんと不足なく揃った、工具セットはどれ?
例えば、
この「CYCLISTS」の工具セットは、かなり優秀だと思いました。
最低限の工具が、ちゃんと漏れなく入っているのはもちろんのこと・・・
「一本の工具に、複数の仕事をさせる」というコンセプトもあって、
たとえば一本の工具にペダルレンチ機能と、ボックスレンチというレンチの機能をまとめてあったりします。
こういう工夫がされていることで、入っている工具の本数以上に「対応できる仕事」が広くなりますので・・
そういったところも考えられた、なかなか良いセットだと思います。
それ以外にも・・
この「BIKE HAND(バイクハンド)」の工具セットも、良いと思いました。
BIKE HANDは自転車工具のメーカーとしては割とポピュラーで、
私自身、ここの工具をいくつも持っていたりします。
内容としても、スプロケット着脱セットはもちろん、
スポークレンチとかコッタレスクランク抜きとかいったところまでしっかり、網羅されています。
なのでこれを買っておけばとりあえず、整備工具には不自由しなくなるのでは・・くらいには充実していると思いました。
もしくは少し、値段が上がってもいいのであれば・・・
この「シマノプロ(PRO)」のセットが良いと思います。
シマノプロは言わずと知れた定番メーカー「シマノ」が、変速機などのメインコンポーネント「以外」を売るときに使っている名前なのですが・・・
シマノプロのパーツや工具は、廉価・・とは言えない値段の場合が多いのですが、
そのぶん「品質の高さ」にはより期待できるところです。
長く自転車趣味を続けるつもりで、ある程度お金を出しても「良い」ものを手に入れておきたい!のであれば、
このシマノプロの工具セットが、一番のおすすめです。
以上、いろいろと見てみて、「これは良い!」と思った工具セットを紹介してみました。
たとえば自転車趣味を始めたばかりだと、工具セットのさまざまな工具を見ても、
「で、結局これ必要な工具は揃ってるの??」となるものです。
なので自転車工具、どれ買えばいいかわからない。。となった場合には、
ぜひ参考にしていただければ、と思います。
どうしても「追加で必要」になるものもある
と、工具セットを買ってしまえば一発で、だいたいの工具は揃うのですが・・・
それだけではどうしても「揃えきるのが無理なもの」がでてきます。
まず真っ先に思いつくのが・・ボルトなどを正しい強さで締めるための「トルクレンチ」ですね。
トルクレンチは自転車整備で「結局、必要になるもの」の筆頭です。
手で強さを調整すれば、なんとかなるのでは・・と思うことが多い(私もそうでした)なのですが、
結局トルクレンチが無いと、ちゃんとした強さで締めるのはほぼ無理なのです。。
そしてトルクレンチが入った工具セットは、私がいろいろ見てみた限りだと、ありませんでした。
なのでトルクレンチを手に入れようと思ったら、単品で入手するしかないんですね・・・
トルクレンチにもいろいろありますが、私自身が使っているイチオシは、
この「SDT3-060 デジタルトルクレンチ」ですね。
このトルクレンチは「測定が狂っていくことが少ないタイプ」「自転車のさまざまなパーツに対応する」といった長所がありますので、おすすめです。
それ以外だとたとえば、
こういった「メンテナンススタンド」なんかは、もちろん工具セットには入らないのですが・・
ロードバイクなどの自転車趣味を続けていくといずれ、必要になってくるものですね。
自転車工具セットを買うとたいていのアイテムが、一気に揃うわけですが・・・
それでも揃いきれない、でもすぐに必要になる!といったものも結構ありますので、
そのあたりも一緒に揃えてしまうのも、アリなのでは・・と思います。
今回はおすすめの自転車工具セットをテーマにお話ししてみました。