自転車パーツに関税はかからない?実際にWiggleで買った経験を軸に解説!

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船や飛行機のイラスト

自転車パーツは、Wiggleなどの「海外通販」で買うと、
日本でふつうに買うよりもすごく、安く買えることがあります。

 

しかし・・・海外通販から買おうとするときに、
心配ポイントとなりやすいのが、「関税」です。

 

確かに価格は、日本で買うよりも安いようだけど・・・
で、関税っていくらかかるの?

関税がプラスされたら、結局、日本で買うより高くつく・・なんてこと無い?

 

真っ当な、当然の心配だと思います。

私もここで悩みました。

 

もちろん最終的には、自分が購入するパーツに関しては、
関税はかかるか?いくらか?ということを自分自身で判断して、
自己責任のもと、買うかどうかを決めるしかないのですが・・・

 

以下、実際に海外通販でいろいろ買ってみた経験を軸に、
自転車パーツに関税はかかるか?について、語ってみたいと思います。

自転車パーツの関税ルールって、どうなってる?

そもそも、自転車パーツを買うときの関税って、どういうルールになっているんでしょうか?

 

関税に関する情報は、日本税関の公式サイトから調べるのがいちばん効率がいいと思います。

 

まず最初に、前提にするべきと思う情報が、以下です。

課税価格の合計額が1万円以下の物品の輸入については、その関税及び消費税が免税されます。

日本税関公式サイトの該当記事より引用

と、税関サイトに書いてあります。

 

実際には、サイトに飛んでいただければわかるように、例外規定がごちゃごちゃあったりとか、
もしくは「課税価格」は「購入価格」とちょっと違ってきたり・・とか、
いろいろ気をつけるところはあるのですが・・・

基本的には、「買った金額が一定以下なら、関税は免除される」というのは、間違いないようです。

 

 

そして次に見るべきと思うのは、以下の情報です。

一般貨物または郵便小包を利用した場合で、課税価格の合計額が20万円以下の場合には、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されます。

日本税関サイトの該当記事より引用

と、書いてあります。

 

課税価格が1万円以下の場合には、基本的には一律、関税は免除されたわけですが、
1万円以上で、しかし20万円以下だった場合には、ふつうの関税率とは違った「簡易税率」の対象になってくるわけですね。

 

簡易税率って、どんなの?

 

同じページになりますが、以下のように書いてあります。

 

日本税関サイトからの簡易税率表

日本税関サイトの該当記事より引用

 

課税価格が1万円以上、20万円以下の場合には、
この「簡易税率」が対象になるわけですね。

 

この中で、自転車パーツって、どれにあてはまるんでしょう?

 

対象となりそうなのは・・・

① 品目「5」の、「プラスチック製品」、「卑金属(銅、アルミニウム等)製品」

② 品目「6」の、「ゴム」「鉄鋼製品」

③ 品目「7」の、「その他のもの」

と、いったところでしょう。

 

自転車ウェア類まで入れるなら、

④ 品目「4」の、「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」

も、入るでしょうね。

 

これら以外に、自転車用品にあてはまるものは、なさそうです。

 

そしてそれぞれの場合で、「関税率」に書いてある税率が、適用されるわけでしょう。

②の場合は「無税」で、いちばん高い④の場合で「10%」となるわけですね。

 

 

ここまでをまとめると、課税価格が1万円以下なら一律免税
1万円以上20万円以下なら、品目によって、最大10%の関税がかかる

私がいろいろ調べてみた限りでは、こうなるのではないか、と思いました。

 

 

課税価格が20万円を越えてくると、さらに複雑で難解な「一般税率」が対象になるわけですが・・・

自転車パーツをいちどに20万円以上も買う・・なんてことは、まず無いはずですので、
そっちは無視してもいいのではないかと思います。

 

私が調べた限りでは、自転車パーツ海外通販における基本的な関税ルールは、
上のような感じになると思いました。

 

しかし、実際に買おうとしてみると、例外規定にハマってしまったり、
見落としや盲点があったりして、結局「現実には違った・・・」となるのは、ままあることです。

なので以下、私が実際にWiggleなどの海外通販サイトで、
パーツを買ってみたときの実例を参考に、
「実際に関税はいくらかかったか?」を、お示ししたいと思います。

結局、実際に自転車パーツを買うと、関税は○○円だった!

結論から言いますと、私がいろいろと買ってみた限りでは、
関税は一度もかかりませんでした

 

例えば、私は2016年にWiggleで、

Shimano - Tiagra (ティアグラ) FC4700 クランクセット グレー 52/36 - 175mm ¥7,674
Park Tool - スポークテンションメーター ブルー ¥6,329
合計金額: ¥14,003

という買い物をしたのですが・・・

 

一応、合計金額は一万円を越えてはいるのですが、
実際にクレジットカードに請求されたのは上記「合計金額」と同額で、その他の請求も特に無く、
関税は掛からなかった、と判断しました。

 

それ以外にも例えば、

Deuter - Race X リュックサック Granite/White ワンサイズ ¥4,903
Brooks Saddles - メンテナンスキット ベージュ ワンサイズ ¥2,480
合計金額: ¥7,383

という買い物をしましたが、そのときも関税はかかりませんでした。

 

その他にも、Chain Reaction Cycle、BIKE24、Evans Cycle・・・といった、
さまざまな海外通販サイトを利用して、
ホイール、シューズ、ステムなどなど、いろいろなアイテムを購入してきました。

しかし私がいろいろと買った限りでは、関税が掛かったことはありません。

 

もちろん、関税のルールとかは時期によって変わってくるでしょうし、
もっと高価な買い物をしたり、もっと違う品目を買っていたりすれば、
結果は変わってくるのかもしれませんが・・・

 

少なくとも私個人の経験としては、

いろいろ海外通販してみたけど、結局関税は掛からなかったなぁ・・・

と、いうことになりました。

 

実際・・・海外通販だと、国内で買うより有利になることはよくあります

 

何割も安かった!とかは、ざらですし・・・

しかも送料も、これも通販サイトによるのですが、
たとえばWiggleだと、無料になってくれることが多いです。

なので基本的に関税が掛からないのであれば、海外通販のほうが安いパーツは、
基本的にすべて、海外通販で買ってしまうのが良いよなぁ・・・というのが、最終的な感想です。

もちろん、自分自身でパーツの組みつけなど、
最低限のメンテナンスができることが前提です。

 

 

以上、いろいろと海外通販を試してきて、
「関税」について私が考えたことを、語ってみました。

 

繰り返しにはなりますが、この記事書いたことはあくまで私個人の意見ですので、
実際に海外通販で買うときは、あくまで自分自身でルールなど調べて、
自分自身の責任にて、利用するようにされてください。

 

自転車パーツを、ショップの店頭、もしくは日本Amazonなど、
国内からしか買ったことがない方は、多いと思います。

自転車趣味を始めたばかりの私も、そうでした。

 

しかし関税を含め、リスク・リターンをしっかり考えて利用できるなら・・・

自転車パーツにおいて海外通販は、高価なパーツも大幅に安く手に入る、
じゅうぶんに、実践してみる価値のある「裏技」なのではないか・・と、思います。

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海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【よく乗るエリア】福岡まわり

【自転車趣味歴】9年くらい

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
◇いつかオランダに住んでみたい
 
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