「800ルーメン」って具体的に、どのくらいの明るさ?
自転車ライトにおいて800ルーメンというのは、わりと、よくある明るさです。
例えば、
この「キャットアイ VOLT800」がド定番ですね。
しかし・・800ルーメンって実際、どのくらいの明るさなの?
明るすぎたり、実は暗すぎたりしない?
この記事では、そんなところを解説していきます。
目次
サイクリングロードだと「めちゃ頼もしい」
夜のサイクリングロードは基本的に、真っ暗闇です。
ふつうは街灯のひとつもありませんので、一寸先も見えないほどの、完全な闇ですね。
そして800ルーメンのライトはそんな状況でも、昼間みたいに見えるほどの明るさがあります。
どんな感じか?を画像で置いてみると・・・
CATEYE公式サイト「ビームチャート」より引用
こんな感じですね。
これはキャットアイのライト「VOLT 800」の、800ルーメンモードでの明るさなのですが・・・
真っ暗闇の中でもはっきりと、かなり遠くまで、照らし出されていると思います。
実際に照らしてみてもこんな感じで、サイクリングロードのような広くて真っ暗な場所でも、
「高速で走っても問題ない」「真っ黒な服を着た人が居てもちゃんと気づける」といったレベルの、十分な明るさがあると思いました。
真夜中のサイクリングロードより暗い場所は、なかなかありませんので・・・
つまりは800ルーメンあれば、どんなに暗い場所でも快適に移動できる!と、そのくらいの力があるわけですね。
と、800ルーメンのライトはなかなかに頼もしい実力を持つ・・と思いました。
街中だと「明るすぎる」
とはいえ街中・・例えば都心の繁華街のような場所だと、800ルーメンは明らかに「明るすぎ」です。
まあ、これは実際に明るさを見てみれば、ひと目でわかるでしょうが・・・
こんなものを点けて街中を走っていたら、何人の人を目潰しするか・・ってレベルです。。
一応、クルマのヘッドライトにもそのレベルの明るさはあるのですが・・・
あっちは歩行者や対向車の目に入らないよう、角度などしっかり計算されていますので、あまり問題にならないものなのです。
しかし自転車ライトはそこまでの調整はしにくいですので、つい歩行者を明るく照らしすぎてしまう・・となりがちなのです。。
あとは街中は通常、街灯がたくさんありますのでそこまでのライトが必要ない・・という事情もあります。
とはいえここは「ルーメンを落とす」と対応できます。
例えば先ほどのVOLT800ですと「200ルーメンモード」がありますので、
それに切り替えれば街中でも、ちょうどいい明るさになります。
もしくはキャットアイのVOLTシリーズには「ハイパーコンスタント」という、暗めの点灯に加えてパッ、パッというフラッシュも追加される・・という便利なモードがあります。
これだと街中でちょうどいい明るさで照らしつつ、しかもフラッシュで自分を目立ちやすくもできる・・と、なかなかに走りやすくなります。
と、まとめてみると・・・
800ルーメンは街中では明るすぎだけど、モードチェンジでちょうどよくできる
と、いうことになると思います。
バッテリーの持ちは、毎日充電ならまあいける
800ルーメンはかなり明るいですので、バッテリーの持ちはどうなのか?・・というのも、大事なところです。
いくら明るくても、バッテリーが即死してしまうようでは・・とても、使いやすいライトとは言えないです。。
そしてキャットアイのVOLT800ですと、800ルーメンモードでバッテリーは「2時間」もちます(公称値)。
これを長いととるか?短いととるか?は人それぞれでしょうが・・・
私としては使ったあと、必ず充電するなら大丈夫、というところだと思います。
夜、真っ暗闇の中を2時間、ぶっ続けで走ることは・・・
まあ、日常生活の中ではあまり、無いと思います。
(ブルベのような特殊な状況なら、いくらでもあるでしょうが・・笑)
なので例えば通勤で、一部のエリアが真っ暗闇で、800ルーメンくらいの明るさが欲しい・・という場合なら、
「通勤後の会社」「自宅」の2点で確実に充電すればまず、バッテリー切れは起きないと思います。
VOLTシリーズはバッテリーが交換式ですので、もし長時間走ることになっても交換がきく・・という面もありますね。
もちろん、状況は人それぞれだとは思いますが・・・
800ルーメンは「バッテリー持ち」的にも、あまり問題ない
そう思います。
今回は「800ルーメン」の明るさを軸に、お話ししてみました。