自転車ライトには、単3乾電池タイプ、バッテリータイプなどいろいろあるのですが・・・
実は「18650バッテリー」タイプのライトは、実用性で最強なのかもしれません。
私は18650ライトがすごく気に入って、もう何年もこのタイプばかりを使っていますので、
この記事では・・・
18650ライトはどうすごいの?
おすすめの18650は、どれ?
そういったことを解説していきます。
目次
「18650ライト」のメリットは、こんな感じ!
18650ライトはどんなものか?を、ざっくりと言いますと・・・
①単3電池のように「簡単に入れ替える」ことができる
②内蔵バッテリーのような「大容量・大出力」がある
・・・という、「いいとこどり」をしたようなライトです。
バッテリータイプのライトは、バッテリーを外してその場で交換することは、基本的にできないため、
バッテリーが切れたらそこで終了となってしまいます。
一方で乾電池タイプは、明るさや持続時間において、バッテリータイプよりかなり劣ることが多いですし、
それをカバーしようとして電池をたくさん持ち歩くと、かなりかさばってしまいます。
私も長い間、バッテリータイプと乾電池タイプのライトを使い分けて生活していたのですが・・・
あるとき、18650電池という特殊な電池を使った、ライトカテゴリーがあることを知ったものです。
18650電池というのは・・・
こんな感じで、巨大な乾電池のような形をしたリチウムイオンバッテリーです。
(右にあるのは、比較のための単3電池です)
直径18mm、長さ65mmの規格であることから、この名前となっているようですね。
ちなみに、18650電池のおすすめは・・・
私もいくつかの種類を使ってきたのですが、
ダントツで「KEEPPOWER」製の、これだと思いました。
容量が大きくて、セルがパナソニック製で、保護回路あり・・と、
安全面などいろいろな方向で、優れていると思ったからですね。
18650バッテリーは粗悪品(それも、砂が入ってるとかいうレベルのもの)がけっこう多いですので、
自分が「信用できる」と思うメーカーや製品を、厳選したほうがいいと思います。
本体以外にバッテリーの「充電器」は必須ですので、
同社のこれがいいのでは・・と思います。
これもバッテリーともども、もう何年も変えずに使っているものです。
ちなみに18650電池というものは、べつに特別なアイテムでもなんでもなく、
ノートパソコンのバッテリーの中や、スマホに使うモバイルバッテリーの中などに、ふつうに入っていたりします。
(小型モバイルバッテリーに円筒形のものが多いのも、これが中に入っているからですね)
日本国内では、この18650バッテリーを挿しこんで使う機器、というのはあまりメジャーではないのですが、
海外では、この18650バッテリーを挿して使うライトなどが、よく使われていたりします。
そしてこの、「18650電池を使うライト」というカテゴリーの中に、
自転車のフロントライトとして優秀なものがあるのです。
18650バッテリーを使用するライトには、ふつうのバッテリー内蔵ライトと比較し、
いろいろなメリットがあります。
バッテリー内蔵タイプのライトであれば、バッテリーが切れたら文鎮ですが・・・
18650タイプであれば、予備の18650バッテリーさえ持っていれば、
挿し替えることで、瞬時にバッテリーが完全回復します。
他のライトから18650バッテリーを抜き出して使用したりなど、融通もききやすいです。
また、たとえばモバイルバッテリーをライトに繋いで、充電しようとすると、
充電効率はだいたい60%くらい・・と、かなり低くなるものです。
しかし18650バッテリーを挿し替える場合、このロスはいっさい起きません。
効率でいえば100%です。
さらに・・たとえば「18650バッテリーを差し込むモバイルバッテリー」なんていう、
マニアックな製品もあり、これがまた便利なのです。
これさえ持っていれば、18650バッテリーをライトの電池としてだけじゃなく、
モバイルバッテリーとして使うこともできるようになります。
(写真は「Thrunite C2」)
こんな感じで、18650バッテリーを内蔵し、これからスマホなどにつなぐことで、
スマホを充電することもできるわけですね。
ライトの電源としても、スマホの電源としても使える・・というのは、
なかなかに便利なものです。
このように、「18650バッテリーを使うライト」というものが、自転車ライトとしてなかなかに優秀で、
私はもう何年もこのタイプのライトを使っており、
もう、普通の乾電池タイプや、バッテリー内蔵タイプのライトには戻れないと思っています。
おすすめの18650ライトは、これ!
18650ライトはとても便利なのですが・・・
検索していただければわかるのですが、本当にいろいろな製品があり、
特に「自転車ライトとして優秀なもの」を探し出すのは、なかなかに難しいです。。
明るさの切り替え機能が、あまり優秀でなかったり、
自転車で使いやすい明るさを、カバーしていなかったり、
そもそも壊れやすいなど、品質が低かったり・・とかですね。
しかし「Thrunite」というメーカーの、
特に、私がここ最近愛用している、「TN12」という製品であれば、
自転車ライトとして、じゅうぶんに使い勝手が良いと思いました。
もう、何年も同じモデル(リニューアルはされていますが)が売り続けられている、ロングセラー品ですね。
これの優秀ポイントなのですが・・・
まず、LEDやリフレクター、スイッチ類のといったパーツの品質が、それぞれ悪くないレベルにあります。
もう何本も買っていますが・・スイッチ類ががたついたりとか、LEDがいきなり切れてつかなくなったりとかは特に経験しませんし、
レビューなどでもほとんどそう言っている人を、見ることはなかったです。
(もちろん、絶対に無いということではないです)
配光も広めで、広い視界を得たい自転車に向いています。
光の色も暖色系で、長時間見ていても疲れにくいです。
スイッチ類も「テールスイッチで起動、サイドスイッチで調光」という、
自転車に理想的な配置だと思います。
テールスイッチだけのライトは、自転車に乗りながらだと押しにくすぎて、NGですし・・・
サイドスイッチだけが良いのでは?と思われるかもしれませんが、
今度はバッグの中で勝手に点いたり・・という「誤点灯」が、起きやすくなってしまうのです。。。
18650ライトはちょっとマニアックなので、探すのがなかなか難しいのですが・・・
私がよく製品探しをするサイトは、日本だとアカリセンター、海外サイトだとBatteryJunctionが多いです。
そしてThruniteの他にも、有名どころで「NITECORE」「LEDLENSER」「Klarus」「OLIGHT」などなど、
いろいろな候補はあり、私もいろいろ検討したのですが・・・
その中でも、今回紹介しましたライトが一番だな・・と思いました。
自転車に18650ライトを導入しようとされるなら、まず検討してみてもいい一本だと思います。
18650ライトを使うときの「注意点」はここ!
便利な、8650バッテリーライトなのですが・・
注意点として、ライト・充電器など粗悪な製品を選んでしまったり・・・
もしくは使い方を間違って、過充電やショートをさせてしまったとすると、
爆発や火災などの原因となり得ます。
なので、まあ何であってもそうだとは思うのですが・・
あまりにも安価な製品や、トラブル報告のレビューが多い製品、そもそもレビューが全然つかない製品、といったものは、
避けておいたほうがいいでしょう。
とはいえリチウムイオンバッテリーは、スマホをはじめ現代では、いたるところで使われているようなものですし・・・
きちんとした保護回路が組み込まれた、品質の高い製品を選ぶことができれば、危険なことになる可能性は低いと思います。
また、それ以外の注意点として、
18650ライトには、専用のライトホルダーは基本的に存在しないです。
なので、どんなライトにも使えるような、汎用ライトホルダーを使うことになるのですが・・・
CATEYEなどの専用ホルダーと比べて、
汎用ホルダーは製品の質がやや低めで、すべってずれやすい、という問題があります。
走っているあいだに、ライトがおじぎをするようにずれてきて、
いつの間にか地面だけ照らしている・・といった状況ですね。
なので18650ライトを使う場合は、
ライトがずれにくい固定方法を追求するなど、いろいろと工夫して、
しっかりと固定するほうがいいと思います。
以上、いくつかデメリットも挙げましたが、
18650ライトは慣れてしまえば、普通の単3電池ライトやバッテリーライトに戻るのが考えられなくなるくらい快適になるかもしれません。
以上、今回はおすすめの18650ライトについて、でした。