オフラインでの自転車ナビには「OpenStreetMap」が超便利!

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コンパスと白い地図

グーグルマップ、ヤフーマップ、そしてアップルマップ・・

自転車でナビをするとき、「よく使われるマップ」といえば、こんな感じだと思います。

 

特に、グーグルマップは優秀です。

ここ数年で、地図がどんどん詳しくなっていくだけでなく・・

ストリートビューや山岳モードといった特殊機能も、レベルアップを続けています。

 

しかしこういった、スマホなどで使えるマップのほとんどには・・

オンラインでしか使えない」という弱点があります。

 

自転車ツーリングなどしていると、電波が届かない場所まで行くこともあります。

電波が入るエリアのはずなのに、なかなか繋がらない・・というのもよくあることです。

そんな時・・「オフライン」で動くマップが使えると、すごく便利だったりするのです。

 

なのでこの記事では、オンフラインマップは具体的に、どこからダウンロードするの?

オフラインマップを自転車で使うと、具体的にどういうメリットがあるの?

オフラインマップは、どんなデバイスで使えるの?

といったところを解説していきます。

オフラインマップのメリットは?

オフラインマップのメリットは、いくつかあります。

ざっくりまとめると・・

①:バッテリー消費が少ない

②:通信容量が減らない

③:地図の表示が早い

④:電波がつながらない場所でもナビができる

という感じです。

①:バッテリー消費が少ない

オフラインマップは「バッテリー消費」が少ないです。

 

マップの表示では通常「GPS」を使いますので、もともとバッテリー消費は大きくなるものですが・・

通常のオンラインマップだと、これに加えて「通信回線」を使いまくります。

なのでバッテリードレインか?と思うほどに、どんどん、バッテリーが減りまくります。

これは、スマホでナビをしたことがある方であればよく経験することだと思います。

 

そしてオフラインマップだと、その「通信回線」をまったく使わないですので・・

普通のオンラインマップと比べると格段に、バッテリーの減りが小さくなります。

体感ですが、オンラインマップと比べてだいたい「2/3から半分」くらいにまで減らせることが多いです。

②:通信容量が減らない

携帯ネットワークには通常、「容量制限」があります。

データ使いすぎてオーバーした!通信めっちゃ遅くなった。。

みたいな、あれですね。

 

そして普通のオンラインマップは、ナビしている間じゅうずっと、データを使い続けます。

どのくらい使ってしまうか?は、アプリの種類などでぜんぜん違いますが・・

地図をロードし続けるわけですので、大量のデータを食ってしまう場合もあります。

 

なのでオンラインマップで、何時間もナビをしていると・・

知らないあいだにどんどんデータ容量を消費し、いつのまにか制限に達してしまった!

もうまともにナビできないし、普通の検索とかもめちゃくちゃ遅くなった。。

私自身、こうなってしまったことがあります。。

 

そしてオフラインマップだと、この心配は一切なくなります。

データ通信自体、しないわけですので・・

なのでデータ容量を気にせず、好きなだけナビできる!というのもメリットです。

③:地図の表示が早い

そしてオフラインマップは、データのダウンロード時間がありませんので・・

かなり表示が早いです。

なのでオンラインマップと比べて、快適なサクサクナビができたりもします。

 

グーグルマップなどを普通に使っていると、地図データはインターネットからダウンロードされます。

なので地図が表示されるまでに数秒ほどは、時間がかかると思います。

回線が悪い場所とかだともっと、ずっと長く待たされることもありますね。

 

しかしオフラインマップだとほとんど待たされず、パッ、パッと表示してくれます。
(機種のデータロード性能にもよりますが)

オフラインマップの場合、地図データはスマホの中のデータ、つまり「ローカル」からロードされます。

 

そしてインターネットからロードされる場合と、ローカルからロードされる場合を比べると・・

ローカルからのほうが圧倒的に早い!というのは、どんな機器でも同じだったりします。

当然、地図の表示が早ければそれだけ、快適な使い勝手となりますね。

電波がつながらない場所でもナビができる

そしてオフラインマップは、電波がつながらない場所でも使えます。

 

日本国内だと携帯の電波は、多くの場所でつながるものですが・・

たとえば自転車で、田舎のほうに入っていくとまだまだ、電波がつながらない場所というのはあります。

山の中とかも、つながらない場所のあるあるですね。

 

そして普通のオンラインマップだともちろん、電波が入らない場所だと、使い物にならないです。

しかしオフラインマップならそんな場合でも、当然、まったく問題なく使えます。

 

ちなみに「GPS」のほうは、上空さえちゃんと開いていれば、僻地だろうが問題なく使えるものですので・・

電波がつながらないだけなら、マップもナビも問題なく使えるものなのです。

 

どこででも使える!というのはもちろん、便利ですし・・

たとえば遭難対策としても、メリットがあり得ますね。

へんな道に迷い込んで、電波がつながらなくて地図がわからない・・!が、なくなるわけですので。

 

他にもたとえば「海外旅行」なんかでも、便利だったりします。

海外だと通信回線をなかなか、用意できない場合があったりするのですが・・

そんな場合も問題なく、地図表示もナビもできる!というわけですね。
(あらかじめ、その国の地図のダウンロードは必要ですが)

 

 

と、いろいろ書いてみましたが・・

オフラインマップにはいろいろとメリットがありますので、普通のマップアプリに加えて導入しておく!

というのは結構、おすすめだったりするのです。

オフラインマップには「OpenStreetMap」!

では・・どんなオフラインマップが、スマホで使えるのか?

そして、優秀なのか?

 

OpenStreetMap」というマップサービスと、それを使っているアプリたちが最強だと思います。

 

OpenStreetMap(オープンストリートマップ)というのは、誰でも地図情報を追加したり、編集したりできるタイプの・・

みんなでデータを持ち寄って作る「地図版ウィキペディア」みたいなサービスです。

 

そしてグーグルマップなどのサービスでは規約の関係などで、マップをオフラインに保存するのはなかなか難しいのですが・・・

このOpenStreetMapならほぼ無制限で、地図データをダウンロードして使うことができます。
(実際のルールなどについては、規約などをご確認ください)

 

なので、OpenStreetMapに対応したアプリは基本的に・・

日本全国の地図データを一括で、スマホなどのデバイス内に保存できるのです。

 

これは実際、ものすごいメリットです。

 

日本のごく一部だけを、オフラインにダウンロードできるアプリはよくあります。

たとえば「グーグルマップ」アプリでも、それは普通にできます。

 

しかしその場合、オフラインマップを使いたいのなら・・

「今から行く場所」のマップを事前にダウンロードしておくしかないです。

 

まあ、言うまでもなく、それはすごく面倒ですし・・・

行く場所をいつでも、事前にダウンロードしておく!というのも難しいです。

 

しかしOpenStreetMapだと一度、日本全国を一括ダウンロードしてしまえば・・

後は、なにも気にする必要はありません。

いつでもどこでも、使いたいときに使いたい場所で、オフラインマップが使えます。

OpenStreetMapは「スマホ」でふつうに使える

それでは・・OpenStreetMapを使うためには具体的に、
どんなアプリや、デバイスを使えばいいのか?

 

例えば、iPhoneやAndroidといったスマホのアプリに・・

GuruMap」や、「maps.me」といったものがあります。

それぞれ、OpenStreetMapを活用できるアプリですね。

ガリレオマップから抜粋した3枚の地図

引用:iPhone用アプリケーション「Guru Map」
© OpenStreetMap contributors

上の画像は、「Guru Map」でダウンロードした、オフラインマップなのですが・・・

日本全国どこでも、まあ、最低限の充実度はあると思います。

OpenStreetMapの海外地図

引用:iPhone用アプリケーション「Guru Map」
© OpenStreetMap contributors

OpenStreetMapは、全世界で使われているものですので・・

海外の地図であっても、この通りです。

海外旅行に行くときに、行く国の全体地図をダウンロードしておく!といったことも可能ですね。

 

地図データは、日本全国をあわせて1GB程度ですので・・

現代のスマホ容量ならじゅうぶん、入ると思います。

 

操作としても、どのアプリであったとしても、特に難しいところは無いと思います。

オフラインマップをダウンロードする、という項目があったりしますので・・

ポチポチ押せば、勝手にダウンロードしてくれる、という感じです。
(容量は大きいですので、Wifiでのダウンロードをおすすめします)

 

このように、スマホでOpenStreetMapを使える状態にしておけば・・

いつでもどこでも、オフラインマップが使えます。

 

そして表示が早い!バッテリー消費が少ない!通信量を食わない!

という圧倒的に有利な条件で、マップやナビの表示ができてしまいます。

 

特に、自転車にスマホをマウントして、何時間もナビさせながら走る・・・

とかいった時には、圧倒的な差が出ますね。

 

と、「OpenStreetMap x スマホ」はなかなか優秀な組み合わせなのです。

OpenStreetMapは「ナビ専用機」でも使える

iPhoneなどのスマホ以外にも・・

例えばガーミンの「ナビ専用機」といったものに、OpenStreetMapを入れておくのも便利です。

 

たとえば私自身はナビ専用機として「ガーミンウォッチ」というスマートウォッチを愛用していて・・

ガーミンウォッチはオープンストリートマップをインストールして、地図を表示して使うことができます。

ガーミンのスマートウォッチを、ロードバイクなど自転車のナビとして活用する方法を、具体的なところまで解説しています。

ガーミンウォッチの使い方の具体的なところは、上の記事に書きましたが・・

「自転車から離れるときに、取り外さなくていい」

「ランニングや活動計など、自転車以外の日常でも使える」

ガーミンウォッチにはそういった、かなり強いメリットがあります。

なのでオープンストリートマップを入れるデバイスとしては、こっちも優秀です。

 

ガーミンのデバイスは、圧倒的に電池もちがよかったり、頑丈だったり・・

と「自転車でナビをする」用途に限っては、スマホより圧倒的に優秀です。

 

なので、本格的な長時間ライドが多いのなら・・

「ガーミンデバイス x OpenStreetMap」が、スマホ以上にベストな選択になるかもしれないです。

 

 

そして、そういったガーミンデバイスに入れるためには、どこからマップデータをダウンロードするの?

ここについては、

ガーミンウォッチに地図を入れ、自転車ナビとして便利に使う方法を解説しています。

上の記事に書いています。

ガーミンウォッチなどのガーミンデバイスで、地図データを活用する方法をじっくり書いた記事で・・

マップのダウンロード先も上の記事の中に入れていますので、もし必要であればご覧ください。

 

 

と、自転車ナビのための「OpenStreetMap」について、語ってみました。

 

OpenStreetMapはオフラインマップを使おうとするときには、定番中の定番サービスです。

なので・・オフラインマップが使いたいときはとりあえず、OpenStreetMapを!

という考え方でもいいのではないか・・と、思います。

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誰もが知るアップルウォッチを、ロードバイクのナビに活用する方法を解説しています。
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自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【よく乗るエリア】福岡まわり

【自転車趣味歴】9年くらい

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
◇いつかオランダに住んでみたい
 
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