ミッシングリンクを自転車チェーンに使うと、デメリットはある?危険?再利用はしてもいい?

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コネクティングピンがついたチェーン

自転車のチェーンをつなぎ直すとき、使うアイテムは?

 

・・・「ミッシングリンク」もしくは「コネクティングピン」

このふたつの、どちらかを選ぶと思います。

 

もちろん、両方に良いところがあって、
使い分けるものだと思います。

私自身、両方、使っていてみたのですが・・・

 

私個人としては、最終的にコネクティングピンのほうが良い!と、思うようになりました。

以下、その理由を書いてみます。

 

まず、コネクティングピンとは、

コネクティングピン

こんな感じの、チェーンとチェーンのコマの間に、打ち込むアイテムですよね。

これを打ち込むことで、カットしたチェーンを繋いだり、
もしくはこれを取り除くことで、チェーンをカットしたりするわけです。

 

そして、ミッシングリンクは、

ミッシングリンク

こんな感じのアイテムですね。

これを、チェーンのひとコマぶんのかわりに設置することで、チェーンをつないだり、
これをパチッと外すことで、チェーンをカットしたりするアイテムです。

 

これら2つは、チェーンを繋ぐような整備をするなら必ず、どちらかを使うものだと思いますし・・・

役割がかなり、似ていますので、
「ミッシングリンク VS コネクティングピン、どっちを使う?」みたいな議論は、けっこう、されやすいです。

 

まずミッシングリンクは、コネクティングピンと比べると、
簡単に着脱できるところに、良さがあります。

というか、そういう商品ですよね。

 

チェーンをカットするため、コネクティングピンを外そうとすると・・・

コネクティングピン工具

こんな感じの工具で、チェーンを挟みこみ、
ハンドルを回して少しずつピンを圧迫し、少しずつ抜くしかありません。

なので少し、手間がかかるのですが・・・

 

ミッシングリンクならワンタッチで、さくっと、外すことができます。

装着するときも、同じです。

 

なので、チェーン交換とか、チェーン洗浄とかで、チェーンを外すとき、
ミッシングリンクなら、より便利なわけですよね。

 

なのですが・・・

結局のところ、ミッシングリンクにも専用工具が必要ですので、手間はそう変わらない・・というのが、
個人的な感想でした。

 

最初、私はミッシングリンクは、手で外したりできるものだと思っていたのですが・・・

何度も試したのですが、私は結局ほとんどのリンクを、手で外すことができませんでした。。。

ネットで調べても、手ではなかなか外せない。。という情報は、多いです。

 

最初からゆるいリンクとか、何度も再利用してゆるくなったリンクとかなら、手で外すこともできます。

しかしそういうリンクは、簡単に外れてしまったりしますので、危険なことになる可能性はあると思います。

 

なので結局、家で、専用工具を使って外す羽目になるんですね。

ミッシングリンク工具

こんな感じの工具ですね。

 

ちゃんと強く固定したミッシングリンクは、手ではなかなか外れませんので・・・
結局は、これを使って外すことになるわけです。

 

そして、だったら、コネクティングピンのほうが良い・・と、考えます。

 

ミッシングリンクは、チェーンの1コマぶんを交換するものですが・・・

チェーンそのものではないので、強度とか、トラブルフリー度とかいったものは、
さすがに、チェーン自体よりは下がるでしょう。

 

対してコネクティングピンは、チェーンの間にピンを挿入するだけですので、
入れ替えたとしてもチェーン自体は、そのままです。

なので強度低下とか、変速への影響といったものは、最小限になるはずです。

 

そして切ったり繋いだりに、工具が必要になるのは、
基本的にコネクティングピンも、ミッシングリンクも同じなわけですので・・・

どっちにしろ、家で、工具を使うしか無いわけです。

 

なので私は現在、コネクティングピンのほうを選んで使っています、という、お話でした。

 

もちろんミッシングリンクにも、良い面がいろいろあると思いますし、
そのへんは状況とかによって、変わってくると思いますので・・

ご自身の状況などにおいて、ミッシングリンクのほうが良いのであれば、
ミッシングリンクを使うのもアリだと思います。

 

 

コネクティングピンをどう使うか、に関してなのですが・・

コネクティングピンは毎回、同じ場所を抜くほうがいいと思います。

 

コネクティングピンはさすがに、チェーンにもともと刺さっているピンに比べると、
そのチェーンへの適合度とか、そういったものは落ちると思われますので・・

たとえば何箇所も、コネクティングピンに変更してしまうと、
そういう、問題になりうる箇所が複数、できてしまうと思います。

コネクティングピンをチェーンを繋ぎ直すたび、一箇所のみの抜き差しとしておけば、
コネクティングピンが入るのはチェーン全体で、ひとコマだけになりますので・・・

コネクティングピンにかかわるトラブルとか、そういったものは起きにくくなると思います。

 

加えてコネクティングピンは、チェーン注油のときの目印にしやすいです。

 

注油のとき、コネクティングピンが刺さっている部分から注油を始め、
ひとコマひとコマ注油していき・・・またピンが刺さっている部分まできたら注油終了、って感じですね。

これはもちろん、コネクティングピンがひとつだけだからできることで、
ピンをいろいろな場所にたくさん打ち込んでしまうと、できなくなってしまうと思います。。

この、注油のとき目印にする方法はなかなか便利ですので、
これを使うためにも、私は使うコネクティングピンは「1チェーン1ピン」にしています。

 

 

・・・と、コネクティングピンとミッシングリンクについて、いろいろと語ってみたわけですが・・・

 

ミッシングリンクは、きっちりと固定される安全なものだと結局、手で外すのはすごく難しいですので・・・

どちらかというと、コネクティングピンを選ぶのがいいのではないか・・と、個人的には思います。

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自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【よく乗るエリア】福岡まわり

【自転車趣味歴】9年くらい

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
◇いつかオランダに住んでみたい
 
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