ヘッドパーツ圧入の工賃が2500円だったので、ショップにお願いしたほうが得だと思った

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ヘッドパーツ

私はこの間、自分自身でロードバイクのフレーム組みをしました。

 

そしてそのとき、できればすべてのパーツを自分だけで組み上げたかったのですが・・・

「ヘッドパーツの圧入」だけは、自分でやるよりショップに依頼したほうが圧倒的に有利だ・・・と感じたため、
そこだけはショップにお願いして、あらかじめ圧入したフレームを送ってもらいました。

 

フレームはとあるショップで購入し、送ってもらったのですが・・

そのときフレームへのヘッドパーツ圧入も依頼し、

工賃は2,500円

でした。

 

もちろん、すべてのショップでその値段になるわけではないです。

たとえばビンテージフレームとかの、高価なフレームに圧入するのなら、
リスクが高いぶん工賃も高めになるでしょうし・・

そうでなくても当然、ショップごとに工賃のばらつきも出るでしょう。

 

とはいえ実際にお願いして、実際に請求された金額がそうだったので、
まあ、参考程度にはなるかな・・と思い、書いてみました。

 

ヘッドパーツの「交換」ですと、圧入に加えてもともとのヘッドパーツを「取り外す」手間がかかりますので、
工賃はもうちょっと、上がるだろうと思います。

 

フレームの全体像

届いたフレームが、上の画像のものです。

圧入されたヘッドパーツ

当然ではありますが、ヘッド部分に、ヘッドパーツが圧入された状態で届いています。

正しくは、ヘッドパーツのうちフレームに圧入するべき部分の「上ワン」と「下ワン」が、
ちゃんと圧入された状態、ですね。

圧入されたヘッドパーツ

上からみると、こんな感じですね。

わかりにくいかもしれませんが・・・フレームに上下から、パーツが圧入されている状態です。

 

このヘッドパーツを、フレームに圧入する、という作業は、
ロードバイクをフレームから組もうとするときには、かならず必要になってきます。

 

そして、この圧入作業を自分自身で、工具を使って行うこともできるのですが・・

上述したようにヘッドパーツ圧入は、自分でやるには、リスクとコストが高すぎるので、
私はここだけはショップにお任せすることにしました。

 

ヘッドパーツの圧入には、「ヘッドパーツ圧入工具」という工具が必須になります。

しかし・・・これがかなり高価なのです。

Amazonなどで検索していただければわかると思いますが、
安いものでも6,000円から7,000円くらいはします。

パークツールやHOZANといった、誰もが知るパーツメーカーのものを手に入れるとなれば、
20,000円くらいはかかってしまうようです。

 

さらに、圧入工具だけでは圧入したヘッドパーツを「外す」ことはできません。

「外す」ためにはさらに、ヘッドワンポンチという名前の、リムーバーが必要で、
これがまた、パークツールなどの製品ですと、6,000円はしてしまいます。

 

・・・と、ヘッドパーツ圧入のための工具をちゃんと揃えようとすると、
安くても10,000円弱くらい、しっかりした工具だと数万円とかかかってしまうのです。

私が今回、ヘッドパーツ圧入のためにショップに支払った工賃は2,500円なので、
圧入のためのアイテムを揃えようとすると、それより圧倒的に割高です。

 

自分で工具を自作する、という方法もあるようですが、
相当な手間がかかってしまいますし、
やっぱりそれでも、ある程度のお金もかかってしまうでしょう。

 

しかも、ヘッドパーツ圧入なんて作業は、
そう何度も何度もやるものではありません。

毎月、フレーム組みをする!・・なんていう方であれば、自前で圧入工具をそろえてもペイするでしょうが、
一般人メカニックであれば、ヘッドパーツ圧入なんていう作業をするのは、多くても数年に一回でしょう。

そのために工具を揃える・・なんていうのは、やっぱり、どう考えてもコスパが悪いのです。

工具を置いておく場所も必要になりますし。。

 

しかも、ヘッドパーツ圧入という作業は、
フレームを壊してしまうリスクもあります

圧入作業は、文字通り、工具を「万力」のように締め上げていき、
ものすごい圧力をかけてフレームに組み込むわけですが・・・

このとき、まっすぐに圧入できていなかったりすると、
フレームが破損してしまい、使い物にならなくなってしまうのです。

 

フレームはものにもよりますが、私が購入したものは7万円しましたので、
もしヘッドパーツ圧入作業に失敗し、フレームをダメにしてしまったとしたら・・・
7万円がパアになってしまうのです。。。

 

そして、フレームを購入するとき、ショップに圧入をお願いしてしまえば、
この圧入による破損リスクは、無くなります。

もちろん、ショップでプロが作業をしたとしても、
可能性は低いものの、破損してしまうリスクはあります。

しかし、ショップでの圧入時に破損したのであれば、
当然ではありますが、そのフレームがそのまま売られてくることはありません。
他のフレームに交換したりなど、必ずなんらかの対応がされるはずです。

そのためショップにお願いすれば、圧入による破損リスクはなくなると言っていいと思います。

 

フレームを買ったお店以外だと、ヘッドパーツ圧入作業だけやってもらえるかはわかりませんので、
この方法を使うのであれば、フレームはオークションなどで調達するのではなく、
自転車ショップから直接、もしくは自転車ショップの通販から購入するほうが無難でしょう。

 

 

・・・と、「ヘッドパーツの圧入」という作業は、
自分でやるよりも、ショップにお願いするほうが、圧倒的に有利だと思うのです。

ヘッドパーツ以外の部分では、ショップにお願いしたほうがいい!という部分は特に無いと思われ、
自分で、特に問題なく組み上げることができたのですが・・・

フレームを新しく組むときであれ、ヘッドパーツを入れ替えるときであれ、
「ヘッドパーツをフレームに圧入する」作業は、ショップに依頼してやってもらうほうが、
コスパなど考えると有利なのではないか・・と思いました。

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海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【生息地】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇ナビデバイスはガーミンウォッチ
◇全部自分で整備するマン
 
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