エルゴングリップ、気になってるけど・・
もしくは、買ってみたけど・・
「取り付け角度」って、どうすればいいの?
エルゴングリップは幅広の持ち手がある、ちょっと特殊なグリップです。
そして、グリップはもちろんくるくると角度を変えられますので・・
これをどの角度で固定するか?は乗り味にもかかわってくる、意外に大事なところなのです。
私自身、エルゴングリップはもう長いこと使っていますので・・
この記事ではエルゴングリップの取り付け角度は、どうすればいい?
そんな疑問に答えていきます。
「少し上向き」がおすすめ
まず・・エルゴングリップは「推奨取付角度」というのが、公式で決まっています。
エルゴングリップ取扱説明書 「GP1」の項目より引用
例えばこれはエルゴングリップの「GP1」というモデルの項目なのですが・・
推奨取付角度が、書いてあるとおり「マイナス15度からプラス20度」となっています。
なのでこの範囲に入れておくのが、公式的には「正解」となるわけですね。
しかし・・この範囲はけっこう、広いですよね・・笑
もうちょっと絞った、おすすめ角度は?と思われるところかと思います。
そして私としては、この範囲でいうと「プラス20度」くらいの、ちょっと上向きをおすすめしたいです。
推奨範囲の中の、いちばん上くらいの範囲ですね。
なぜか?
そのほうがてのひら全体に、しっかり荷重を分散させることができるからです。
エルゴングリップは角度がマイナス・・つまり「水平・下向き」になるほど、てのひらの荷重が減っていきます。
これはまあ、普通にそうですよね。
そしてエルゴングリップは「接地面の広さ」が売りのグリップです。
なので角度を下げすぎてしまうとせっかくの幅広グリップなのに、接地面積はどんどん減っていきます。
そしてエルゴングリップは広い接地面積で負荷を分散して、手へのダメージをおさえていますので・・
接地面積が減ってしまうともちろん、より狭い面積で負荷を受けることになります。
なので圧迫による手のしびれとか、痛みとかが起きやすくなっていくわけです・・
というわけで、私個人としては、
エルゴングリップは「上向きの角度」で固定する
のが、おすすめです。
いちおうの注意点としては、角度が「プラスになればなるほど良い」・・というわけではないです。
あまりにも上向きにしてしまうと、手首の角度とかがおかしくなって、むしろ握りにくくなりますし・・
てのひらに掛かる負荷も逆に強くなりすぎたり・・など、おかしなことになります。
このあたりは個人差がありますので、「何度がベスト!」とまで一概には言えないですが・・
「てのひらの負担が、適度に分散される」「握りやすい」あたりを軸に、
どのくらいが良いかな?というのを試行錯誤していくのがいいと思います。
今回はエルゴングリップの取り付け角度について、お話ししてみました。